バレエ留学への現実 北海道 #DLS春期来日ツアー


バレエ留学への現実 北海道 #DLS春期来日ツアー

2016年春期来日セミナーの3場所目は北海道でした。

初北海道はセミナー前から色々な壁がありまして・・・

一番ネックだったのは場所探し。

2つ踊れるスタジオが並列していて、着替えるスペースがしっかりとある借りスタジオを探すことがこれほど大変だとは、東京ばかりでセミナーしている私には驚きでした。

 

でも今回、北海道セミナーのゴールは留学の模擬体験をしてもらうこと。

 

もちろん、DLSには冬期バレエ講習会、という5日間でバレエ留学の模擬体験ができるセミナーがあるのですが、

これは5日間で、1日5つのクラス、そして最後の日は発表会という過酷なスケジュールをこなしてもらいます。

バレエ学校の生活+試験を想定した模擬留学なのですが、

北海道で行いたかったのはそれのお試しバージョン。

 

2日間、つまり週末の長さで一日4つのクラス、これがサンプル留学で、冬期バレエ講習会は模擬留学。

そしてサマースクールや留学につなげてほしいなという考えが私の中にはありまして。

 

そのためには2つ踊れるスタジオが必要なのっっ!!

ということで必死に探しましたさ。

 

さて。

この前のポッドキャストでもご紹介したストーリーがこのセミナーを表すにはぴったりだと思ったので、

文章でもシェアしますね。

 

今年の頭にあった冬期バレエ講習会。

そこに参加してくれた最年少の中学生はあまりの大変さと、シンプルなことが出来ない悔しさに初日、2日目はお家に帰って涙していた。とお母さんが教えてくれました。

だけど、そこから立ちあがっておおきな変化を見せてくれました。

5日間での成長の幅が一番広かったんじゃないかな?

発表会を見たお母さんが、5日間で顔つきも変わりました。と。

 

 

そして今回の北海道セミナ―にも参加してくれました。

お友達2人で北海道に飛行機でセミナー前日にホテル入り。

前日のうちにセミナー会場まで行く道を確認して準備は万端でした。

セミナーでもしっかりと挨拶の他に、今のケガの状況、どこまで踊れるか、何ができるかをはっきりと説明できるまでに!

 

 

ケガが理由で出来ないエクササイズ、具合が悪いこと・・・

サマースクールやオーディションにいつでも100%の体調で挑めない事があります。

その時に、事前にしっかりと話しておくこと。

 

これってすごく大事なことです。

言わないで出来なかったら、怠けているように審査員には見えます。

後で言われたら、いいわけの様に感じます。

 

しっかりと答えること、説明すること。これができると英語で言うmatureなダンサーだと思われて好印象です。

mature=成熟した、という意味ですが、大人な、しっかりとした、というニュアンスになります。

 

 

目的意識がしっかりしていたので、エクササイズクラスでも色々なことを学んだそうです。

最高の時間の使い方ですよね。

結局、どんなセミナーを受けてもそれを身につけるのは自分の責任。

 

 

もう一人、対照的なストーリーもありました。

同じように一人で北海道入りした子。

寂しい、2日間だけだったのにしっかりと自己管理ができなかった。

周りの子たちに目がいってしまって自分の踊りに集中できず、将来ダンサーになれるのかどうか不安になった・・・

というメールを終わった後にいただきました。

 

 

これね、すごくいい経験なんですよ。

今回エクササイズとストレッチクラスを担当していただいた森脇さんのブログにも書いてあったので

そこから引用しますね。

 

 

佐藤愛さんが求めているレベルは
「オーディションで選ばれる」
「世界中どんなバレエ団へ行っても対応できる」
「どんなディレクターの求める事もすぐにできる」
 というものですから、当然「厳しい」と感じるわけですが
ここで優しくする事は逆に残酷なのかもしれないとも感じました。優しくされたまま海外へ行き、現地で痛い目にあって帰ってくるほうが
余程辛いですし、そのときには既に色々間に合わない状態になる可能性があるからです。
バレエ留学への現実 北海道 #DLS春期来日ツアー (2)
上手、上手!と言われて育ってきた生徒、スタジオでいつも一番だった子・・・
こういう子たちが留学先で一番最初に潰れます。
潰れるのを見てきたし、卒業生で潰れて帰ってきた子たちも見ています。
特に日本から海外に行く場合、テクニック的な井の中の蛙だけでなく、カルチャー的な井の中の蛙でもあるのです。
そしてどの国に行くにしてもお金がかかる。
だからこそ、辛いからってノコノコ帰国できない状態になってしまうのです。
これね、オーストラリアも同じで。
ヨーロッパの様に隣の国にドライブできるような国でない場合、
自国を出て留学する、っておおきな決断です。
でも、オーストラリアの子たちは英語ができます。
親戚が海外にまだ住んでいる可能性もあります。
何よりも、文化が似ています。
それがないからこそ、フィジカル、メンタル、家族関係も含め「健康な」ダンサーの生活を応援したい、と思う私は、留学の形をとったセミナーをお送りしているんです。
でもね、DLSのどのセミナーでもそうだけれど、
ターンアウトできていない!
とか
足が上がっていない!
ジャンプが低い!!
ということを怒ることはありません。
それは努力が必要で、時間がかかるから。
音をしっかりととる。順番を覚える・・・
ということは鬼の愛になります。
これも留学を想定しています。
英語になれるのには時間がかかるけれど、音楽、順番・・・これらは言葉があまり分からなくてもできるから。
でしょ?
ワルツは世界共通でワルツ。
アンシェヌマンを「覚える」ということだって脳みその中は一緒。
そういう部分を日本でしっかりとやっておかなかったら、海外では通用しないよ?
また、2日間、週末バレエ漬けの生活で大変だったら、1年もたないよ?
森脇トレーナーは非常に優しくて、ユーモアのあるクラスを、しかも最後のクラスはストレッチでたくさん動いたわけではないクラスを指導してくれました。
向こうだったら、クラシック、ポワント、バリエーション、コンテンポラリー、もしかしたらその後にリハが入るかも・・・
体力ばっかりでなく、英語での解剖学クラスかもしれませんよね?
眠くならないでしっかりとクラスに参加できるかしら?
バレエをやっている=バレリーナになる
でも
バレエが好き=ダンサーという職業につかなければいけない
でもない。
ダンサーを目指す=ダンサーになれるでもない。
これはね、どの世界でも一緒なんですよ。
パンが好き=パン屋さんになる。
じゃないでしょ?

そういうところに家族も含め気付いてほしいから、北海道でも、冬期バレエ講習会でも、

保護者が見学できるシステムを作っているのです。

 

留学を考えているダンサー、子供が留学について話し始めたお母さん、

そして生徒たちに留学経験をさせてあげたいと思っている先生方。

 

ぜひ、DLSのセミナーを使ってあげてください。

きっと泣きたくなるような現状が見えると思います。

だけどね、自分の現在位置を把握しないと、前には進めないから。

 

Happy Dancing!

ai

 


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