胸椎の回旋:アラベスクを無理なく上げるヒント

アラベスクを上げたい!という声はいつもどこでも(バレエ学校だろうが、日本でセミナー中だろうが、セミナーやイベントの質問だろうが)聞きます。 今年のバレエ学校は白鳥の全幕をやるので、ターゲットになるのはもちろん高く安定したアラベスク。 だから新学期早々、生徒達の背中づくり、アラベスクのための柔軟性作りに励んでいます。   アラベスクを上げるっていうのはただストレッチしてればいいわけでもなく、 背筋の筋トレをしていればいいと思っている子達が多いので(先生方もか。) 今日は速攻で脚が上がるヒントをご紹介しちゃいます。 (ええ、今、私速攻って言った。うん・・・)   一つのポジションでも原因は色々 アラベスクだけでなく、バレエのステップがうまくいかない原因は1つではありません。 体によって違うし、ジャンプなのか、ホールドなのか、つなぎの動きなのか?なんかによっても変わってきます。 アラベスクだったら特に1番アラベスクと4番アラベスク、パンシェでは動きも変わってくるから、足が上がらない原因も変わってきて当然!   アラベスクがうまくいかない主な原因をいくつか例に出してみましょうか。 動脚の股関節が硬い 動脚の骨盤の回旋に欠ける(もしくは過剰回旋) 動脚の臀筋が弱い(もしくは外旋と伸展の筋力配分が悪い) 動脚のハムストリングが弱い 軸足の股関節が硬い 軸足の骨盤の安定がない 軸足の強さ、及び安定に欠ける 腰椎の柔軟性に欠ける 背筋(腰椎部)の筋力に欠ける 胸椎の柔軟性に欠ける 胸椎の回旋に欠ける 肩関節の柔軟性に欠ける 胸椎、および肩関節を支える筋肉群が弱い 頸椎、及び頭部を支える筋肉群が弱い  …

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