自律したダンス生活へ:アレクサンダー・テクニーク

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DLS アレクサンダーテクニーク

アレクサンダー・テクニークって聞いた事がありますか?

名前の通り、アレキサンダーという人が作ったテクニックです。

これだけでは何の事か分かりませんね。

信頼なる(笑)Wikipediaによると、
心身(すなわち自己)の不必要な自動的な反応に気づき、それをやめていくことを学習する方法。

だそうです。

 

つまりヨガ、ジャイロキネシスなどと同じようにダンサーにとってコンディショニングテクニックの一つなんです。

今日はそのトレーナーである中島麻奈美さんにお話を伺いました。

ちょっと長いですが、美しく踊り続けるヒントが沢山詰まっているので是非最後まで読んでくださいね。

 

 

 

1)簡単に自己紹介をお願いします

Profile_Nakajima中島麻奈美です。富山県出身で現在は東京在住です。

アレクサンダー・テクニーク教師とあんまマッサージ指圧師の活動を並行して行っています。

中学生の時の新体操部で痛めた腰が大人になっても治らず、マッサージ治療を受け続け、その恩恵に触れたことから会社勤めを辞めてマッサージ師を目指し国家資格を取得、仕事としました。

けれども心のどこかで“腰痛を根本原因から解決できる方法はないだろうか”という思いももっていたある日、偶然アレクサンダー・テクニークを体験し、「ここには私の探していた何かがある!」と思った私は即日プロコースに入学しました。

 

プロコースでの学びにより私は慢性腰痛を克服し、そして趣味で長く続けている自分のバレエも、さらには日常の生活すべてにおいてもアレクサンダー・テクニークを使うことでもっとラクに、そして自由に動けるようになっていきました。

そして現在は、アレクサンダー・テクニーク教師として活動する中で、様々な人と出会い、人が自ら変化することの素晴らしさを感じながら学び続けています。

 

 

 

 

2)アレクサンダー・テクニークとは何ですか?

 

アレクサンダー・テクニークとは、約100年前にオーストラリア出身のF.M.アレクサンダーが発見した自分に有効な身体の使い方を学ぶ方法です。

 

元々アレクサンダーはシェークスピアの朗読劇を行う俳優でしたが、なぜか舞台に立つと声がかすれてしまい仕事に支障をきたすようになりました。医者には最終的に手術をすすめられましたが、生活上では声は普通に出ることから「これは舞台の時には自分が何かをしてしまっているに違いない」と考え、医者に頼らず自分の声の出し方を探究する道を選びました。
“いったい自分はどのように声を出しているのか”という自分観察から始まり、何年も探究を重ね、最終的には声だけではなく身体全体を有効に使うための原理と方法を発見するにいたりました。

 

そして自分が発見した原理と方法が自分以外のほとんどの人々にも有効であることを確信し、その手法を広めるためにアレクサンダーはイギリスにわたりました。
その後イギリスを始め欧米で広まり現在では授業として取り入れられている大学もあります。

 

アレクサンダー・テクニークは、いわゆるマッサージやセラピーのような「治療」ではありません。

いつのまにかクセとなってしまった、けれども本来は不必要な緊張を手放し、自分の身体にあったラクな動きを自分で出来るようになるための「レッスン」です。
レッスンでは、自分の身体を最大限に有効に使うための“自分を活かす技術”をアレクサンダーが発見した原理を基にしながら学んでいきます。

 

 

 

 

3)セッションはどのような流れで行われますか?何回くらいで効果が見えますか?

 

最初は私のようなアレクサンダー教師と呼ばれる人のサポートでアレクサンダー・テクニークを体験します。

それは“自分がより良く使われている”、いわゆる全身の協調性が整っている状態とはどのような感覚なのか、ということを自分のカラダで体験することであり、多くのレッスンはそこから始まります。
アレクサンダー教師は、生徒にフェザータッチと呼ばれる本当に軽いタッチで頭や首、肩や、腰などを軽く触れて、協調性のある身体の状態へと導きます。
全身の協調性が整うと、それまで持っていた無意識での過剰な緊張がなくなり全身がそれぞれ有効に使われ始めます。
その感覚は、“とにかく軽い”、“身体がラク”“宙に浮いているようだ”など、これまでの自分が味わったことのない、まったく異なる感覚を味わう方が大変多いです。
そしてそこから、その協調性が実現される大きな要因であり、アレクサンダー・テクニークの大事な原理のひとつでもある頭と脊椎の関係性を学ぶことからレッスンが始まります。

 

レッスンの内容は生徒さんの意向や学びのレベル、教師の進め方によってまったく異なります。
私がダンサーの方とレッスンする場合は、ボディマッピング(身体の位置)の正確な位置や機能を伝え、アレクサンダー・テクニークの7つの原理をその時々に応じて伝えながら“不必要な緊張を手放して自分をより良く使う”とはどういうことなのかを、自分自身で発見し、レッスン後にも自分で使っていくための方法をサポートするような流れとなることが多いと思います。

 

アレクサンダー・テクニークは、自分一人で使いたいときに使えて、そして効果を出せることが目的です。いわゆる自律です。
よって、何回のレッスンで効果が出るのかはバレエと同じで人によってまったく異なります。
ただどなたでも、レッスンを受けるとその前と後では身体の状態は大きく変化しています。
そしてレッスン時間以外でも自分をよりよく使うための試みを自分自身で重ねていくのです。
多くの教師は、3ヵ月ほどのレッスンを最初は奨めています。
私の場合は、連続したレッスンでは今のところ5回を設定しており、あとは生徒さんの希望によってその5回を続けるか、不定期に1回ずつにするか等に変更してレッスンを行っています。

 

 

 

 

4)どのようなダンサーがアレクサンダー・テクニークを試してみるべきですか?

 

ケガや痛みが出る時は、身体の使い方を変えてほしいという身体からのメッセージです。AT_lesson_1

そのような方はぜひ試してみてほしいです。
その他、どうしてもうまく出来ない動きや身体が硬いことで悩んでいる方、舞台では緊張していつものように踊れない方、さらには自分の可能性を自分の限界以上に拡げていきたいという好奇心・冒険心旺盛な方、そしてとにかく一生ダンスを踊り続けるにはどうしたら良いのだろうか、という熱い気持ちをお持ちの方、そうなると大変多くのダンサーが当てはまるような気がしてきたのですが、本当にぜひ一度体験だけでもしてみてほしいと思います。

 

 

 

 

5)どのような人は避けたほうが良いでしょうか?

 

体験に関しては、避けたほうが良い方はほとんどみあたりません。

ただ、自分と深く向き合い自分自身が変化していくことを学ぶレッスンなので、現在とても調子がよくて何も問題を抱えていない方にはそのニーズは少ないのではないかと思います。
さらには“自分で学ぶ”のではなく、“何か良いことを教えてくれる”や、“気持ち良さを与えてくれる”という気持ちをお持ちの方は、レッスンの効果が表れてくるのは遅いと思います。

 

 

 

 

6)アレクサンダー・テクニークトレーナーとして、ダンサーへのアドバイスはありますか?

 

“自分がどのように踊っているのか”に気づくことが自分自身の変化と向上への第一歩だと思います。そしてそれは、“いつもの感じかどうか”ではなく“良いか悪いか”でもなく、私は何を考え、どのように身体を使ってやりたい動きをやろうとしているのだろうか、ということに“ただ気がつく”ということからはじまります。

 

私はアマチュアではありますが、アレクサンダー・テクニークを使いながらバレエを踊る、ということを続けているおかげで、自分について発見することが格段に増えました。そしてその情報は、先生のご指導のもと自分を良い方向に変えることに多いに役立てることが出来ています。
そしてアレクサンダー・テクニークは、まさに本番の舞台上で踊りながらでも使えて、その場で自分を変えていくことのできる唯一のメソッドだと思います。
もし機会があればぜひアレクサンダー・テクニークを体験してみてください!
そしてどうぞ自分の“ダンス”をより深めていってください。

 

 

7)まなみさんの事をもっと知りたかったらどこへ行ったらよいでしょうか

 

ブログとFacebookページで、ワークショップ、レッスン情報やアレクサンダー・テクニークやマッサージの事、さらに日々の出来事などを更新しています。

ご興味ありましたらお気軽にどうぞ!

ブログ: 「ホリスティックボディ」 

Facebook: 「バレエに役立つカラダの知識」

 

 

いかがでしたか?

DLSでは様々なボディコンディショニング方法、そして治療法や治療家の方々をご紹介しています。

だって、一人ひとりの体はユニークだから。

自分に合ったトレーナー、治療家が見つかりますように。

 

そのほかのインタビューはこちら

 

Happy Dancing!

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