バランスパッド,ボード,クッション…ダンサーのバランス


バランスパッド,ボード,クッション...ダンサーのバランス

私、佐藤愛がバレエ学校の生徒たちにいつも買ってもらうアイテムがあります。

そのうちの一つがバランスパッド。

→アイテムについてはこちらから

→バランスパッドの基本的な使い方はこちらから

 

だけど、世の中には

バランスボードやら、バランスクッションやら色々。

なんだかなーって思っていたら

BOSUでポワントで立っている女の子の動画がFBに流れてきた!!

 

一体全体、どれがダンサーに向いているの!?

ってことを考えてみました。

 

 

 

バランスパッド

佐藤愛の大好きな道具達 DLSお勧めアイテム 2015 2

私が一番多く使っているのはバランスパッドです。

立っているだけで足の裏がつりそうになる!

という経験から分かるように、

ケガをしていて動きに制限があるときにでもすぐに使用できる道具です。

 

また、高さが少ない、固くない、というところから

万が一、バランスを崩してもケガをしづらい、

というのはリハビリをする上で大事なことです。

 

バランスパッド基本編でもご紹介したように、

ただ立っているだけで、足の癖が見えます。

 

これも、自分の体を理解するのに必要な部分です。

  • 足首がロールインしちゃっているのか?
  • どっちの足首の方がひどくロールインしているのか?
  • 指先が無駄に曲がっていないか?
  • 重心が落ちる場所が後ろ過ぎないか?
  • どっちかの足に体重をかけすぎていないか?

など、ただ立っているだけで、いっぱい勉強できるのです。

ロールインについてはこちら

 

 

前にご紹介したように、生徒には半分に切ったサイズを買ってもらっています。

生徒にエクササイズをしてもらう場合、

出来る限り言い訳を減らす必要があります。

  • 持ってこられなかった
  • 使うスペースがなかった
  • 時間がなかった

これらが言い訳のトップ3ですから、

 

それをなくすために

  • 軽い
  • スクエアの中に立っているだけでOK
  • ただ立っているだけでOK

というのは非常に大事なポイントです。

 

1クラスに20人とかいることもあるので、

邪魔にならない道具、というのはバレエ学校の大事!

 

クリニックで1対1のリハビリなどをする場合、

バランスボード

BOSUを使います。

 

両方とも持ち運びが難しいのでバレエ学校では使いませんし、

特にBOSUはバランスを崩したら落ちる高さがあるので、

重度のケガダンサーには使いませんが。

 

両方ともただ立ってバランスをとるだけではなく、

上半身を鍛える道具にもなるので使います。

 

バーサタイルなダンサーになるのが大事だと言うのが次回のオフ会のテーマですが、

エクササイズ道具もバーサタイル、多様性、っていうのは大事。

バレエバッグのスペースも、予算も限りがありますしね!

 

 

バランスボード

バランスパッド,ボード,クッション...ダンサーのバランス

バランスパッドではなく、ボードを使う一番の理由は、

足首の強化にしぼって強化できるからです。

 

バランスパッドは足の固有筋から後ろのライン、

ふくらはぎ、ハムストリング、そしてお尻

を感じるのに最適ですが、

 

足首の捻挫からリハビリするときにはバランスボードの方が好き。

足首の靭帯損傷のあと、

そのエリアの「コントロール」にはバランスボードを使います。

 

足には沢山の関節があるでしょう?

だから、足首にスポットをおいて強化するとき、

足首以外の関節は動いてほしくないんですよ。

 

コントロールだから、実際に上で動きます。

左右の差や、体のバランスの感覚、

そして恐怖意識などを感じるのに使いますね。

 

 

BOSU

バランスパッド,ボード,クッション...ダンサーのバランス

BOSUは重すぎるから持ち運びしないけれど、

クリニックでは使います。

腹筋もできるし、腕立て伏せもできるし、

難しいバージョンのプランクもできるから!

→プランク攻略本はこちらから

 

この上でバランスをとるっていうことはほとんどないかな?

立ちながら、体の一部を動かす、という練習はします。

 

例えばプリエ。

立ちながらひざ関節と、股関節、足関節を動かしますね。

 

両足で立ってポーデブラ。

片足でロンデジャンプ・・・

 

動く場所と、動かない場所を作ることで、

体の一部分を分けて使えるか?

どこかを動かしているときに、重心が逃げてしまわないか?

動かしにくい場所はどこか?

などを探すため。

 

ちなみにBOSUとは

Both Side Up!という意味笑

両面使えますって事。

 

 

ダンサーのバランス

私はこれらの道具の上でバランスをとること自体に意味はあまりないと思っています。

ダンサーとして舞台に立つのが目的でしょう?

だとしたら、時間をかけて、バランスを探して・・・

なんてやっている暇はないんです。

 

激しい動きの後にピタッと止まるバランス

踊りの中で素敵に重心移動ができる事

安定したポワントワーク

これが最終的な目的なんだから。

 

その最終ゴールに行く途中経過として

  • 癖を見つけ、直すため
  • リハビリで一か所を強化する
  • レッスン中の間違いだけにフォーカスして練習

を考えているとして、

そのための道具だったら問題ないとおもう。

 

小さい子たちに体作りの大切さを伝えるために、

飽きない様に様々な道具を使うっていうのもアリ。

ただ、観察眼が育っていないと難しいですけどね。

(それはレッスンを教えるときも同じか。)

 

YouTubeで載ってたから、とか誰々ダンサーがやってたから。

ではなくって、目的と動きをしっかりと理解しないと、

間違った形でバランスの練習をしていたら、直すの大変ですよ?

 

この前、前後開脚から始まったストレッチシリーズが終わりました

→そのストレッチ、本当に役に立っているの?

→ハムストリングのストレッチを考える

ヒップフレクサーのストレッチを考える

おしりのストレッチを考える シリーズのまとめ

 

そこでも書いたけれど

「何のためにやっているのか」

を理解して

 

「解剖学的に正しく行う」

ことで安全性を考え、

 

「レッスンで使える」

ことを考えないと舞台で使えません。

 

道具がアシスタントになることもあれば、

時間とお金の無駄になることもあるって事です。

「はさみとバカは使いよう」でしたっけ?

ツールは頭を使って使いましょう。

 

 

Happy Dancing!

ai


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