球関節という武器

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球関節

久々に骨の話をしようと思います。

 

球関節」という言葉、覚えていますか?

肩関節が体の中の関節で一番可動域が広いのですよ、という事をお話しした時に、少しだけ触れました。

 

 

人間の体の中で球関節は4か所あります。

両肩、と両股関節、です。

 

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球関節とは、関節の形の一つ。

関節、とは骨と骨が靭帯、筋肉、腱で繋がれているところで、動きが生まれるところだという話を既にしていますから、関節自体の説明は省きます。(忘れちゃった人はこちらから

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関節を作る一方の骨の端が丸く、もう片方はそれに合わせたクレーターのような形をしています。

 

上が大腿骨、下が上腕骨の頭の部分

上が大腿骨、下が上腕骨の頭の部分

股関節の「ソケット」部分

股関節の「ソケット」部分

 

 

 

 

 

 

このおかげでダンサーの腕は多弁です。

ただのポーデブラはもちろん、白鳥の湖を代表としたアロンジェも出来ます。

コンテンポラリーではその多様性を上手く利用した振付で私たちの目をくぎ付けにしますでしょ?

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股関節も私たちダンサーにとっては大事な部分です。

もしかしたら、肩関節より大切だ!という人もいるかもしれません。

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ターンアウトが生まれるところ。

それが股関節です。

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これほどにダンサーに知られている関節はないでしょう。

そのくせして、ほとんどのクラシックバレエダンサーは「どうしてターンアウトをするのか?」という事を知りません。

これが分かると目からウロコなのに。

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楽しいですよ、解剖学(笑)

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その他に、ロンデジャンプやジュッテ・アントルラッセなど体の方向を変えても、脚の方向を変えてもダンサーの軸はぶれません。

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実はこの球関節、これってダンサー特有なテクニックの成功させるための武器なのです。

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どれ位ターンアウトが出来るか、またどれ位脚が上がるか、という「数字」はダンサーにあまり関係ありません。

関係しないはずです、というべきでしょうか?

ゴールであるかもしれないけれど、その数字自体がダンサーの将来を約束してくれるわけではないですよね。

 

なので私たちも数字にとらわれないようにしましょう。

二重関節という言葉についても同じことが言えます。

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「ああ、私は二重関節を持っていないからダンサーになれない」というのは中国雑技団に入ることが夢でない限り、言い訳です。

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体のつくりは言い訳だと、私は考えています。

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可動域のあまり広くないプロダンサーが毎日すごい量のストレッチをするのも見てきましたし、

素晴らしく体の柔らかいダンサーが、そのせいで怪我をして舞台に戻れなくなるのも見ています。

 

話が(いつもながら)ズレました。

球関節がダンサーにとって素晴らしい関節である理由は、可動域の広さ

ですが、関節を大きく動かしても、胴体のブレが少なくてすむ構造だ、というのがダンサーの最高の武器です。

股関節

股関節

肩関節

肩関節

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例えばポーデブラをした時に胴体まで動きませんよね。

ロンデジャンプ・アテールをしている時も胴体、骨盤はほぼ動きません。

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この胴体の強さ、というのは全てのテクニックを生み出す源です。

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バレエ、新体操、フィギュアスケート。

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どれだけ脚が上がるか、どれだけ回転が出来るか?という事に目が行きがちですが、

強い軸、強い胴体はそれらのテクニックを可能にさせるキーポイントであり、ケガ予防の大御所であり、関節の持つ最大限の可能性を引き出してくれる部分でもあります。

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この武器をしっかりと使うためには2つの事が必要です。

それは「柔軟性」「強度」です。

次回は柔軟性VS強度をもう少し見ていきましょう。

 

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