プロダンサーを目指していない人へのバレエレッスン

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ミュージカル、新体操、そして趣味で踊りたい学生まで。

バレエスタジオを開いていると、いつもプロを目指した未来のバレリーナさんが練習熱心に通ってくれるとは限りません。

バレエの楽しさ!も大事だけれど、安全に、だけどちゃんと上達させるためにどうやったら指導できるかしら?

という悩みは、教師のためのバレエ解剖学講座を受講している方々からも聞かれます。

 

ちなみに私はそれが嫌なので笑 プロを育てているバレエ学校で働いていますし、

プロを目指しているダンサーだけ個別指導をしています。

 

やだっていうか、私の得意分野でないので、っていうのかな?

DLSサイトにも書いてあるように、私はプロの現場からサポートするのが得意だと思っているし、それが一番好き。

私自身もプロを目指して短期留学、長期留学をしてきたし、

バレエ団の医学チームと研修もしたし、プロダンサー、パフォーマーを専門に見ているクリニックで働いているし、

何よりも、バレエ学校で10年以上スタッフとして働いています。

 

だからそのエリアが一番分かるし、専門にしています。

(だからブログも辛口だったりするのよね、本気なんだったらこれくらいやってよ!って感じで)

 

ただ!

そうは言っても、皆さんの悩みには答えたいのでバレエレッスンの面から、そして解剖学の面から「プロダンサーを目指していない人へのバレエレッスン」を分析していこうと思います。

 

バレエがトレーニングとして使える理由

バレエダンサーを目指しているのではないけれど・・・という人達のバレエレッスンを私は時々バレエトレーニング、と呼んだりします。

 

つまり、バレエをトレーニングの一部としてつかうって事ね。

 

よくある例が新体操。

別に180度開いた1番ポジションで点数がつくわけではないし、

白鳥の湖全幕を行うわけでもないけれど、

バレエの動き、ステップ、そして優雅な動きなどを勉強するために、バーレッスンやセンターレッスンが入っているケース。

 

この理由はもちろん、新体操がバレエを真似て作られたもの、だっていう歴史的な事もあるけれど、

バレエレッスンって素晴らしく理にかなって出来ているンです。

(・・・ちゃんと勉強している人が教えたら!)

 

両手バーから片手バーへ。

→両手バーと片手バー

 

股関節の動きだけで見ても、

プリエで股関節をパッシブ(受動的)に動かす、タンジュでアクティブに動かすから始まり、

高さが徐々に増えていき、動く方向も多様化していく(ロンデジャンプ、クロシェなど)

というのは運動学的にとても安全で、動的ストレッチも兼ねられていて、体を作ることができるんですよ。

 

だからバレエを知っていると、他の競技テクニックもつくって訳。

 

バレエが上手すぎてオーディションで落とされる事はない

別にバレリーナを目指しているわけじゃないし。

こういう考えはよくあります。

特にジャズダンサーやミュージカル系の子達。

 

だけどね、バレエがオーディションに含まれている事はほとんどでも、

バレエが上手過ぎておとされることはないんですよ!!

 

でしょ?

 

あー貴方、つま先が伸びすぎだし、ターンアウトが完璧だから無理です。

ってならないでしょ??

 

もちろん、自分がオーディションしているジャンルが下手だったらダメですよ。

ただね、バーサタイルに踊れる、つまりなんでもこなせるダンサーが魅力的じゃないわけがないのよ。

 

無駄な練習ってたくさんあります。

昔むかし、野球部はみんなやってたうさぎ跳び。

膝を壊す原因だから、って今はやらないように、21世紀になって研究も、機材もよくなった今分かることはたくさんあります。

 

だから、昭和魂丸出しのエシャッペ1000回!とかはやらなくていいですよ。

(あのね、いたの。

バレエ学校にちょこっとだけ留学して、その後合わないからって辞めてった子。

彼女、必至でポワントでエシャッペ1000回やってたの。

間違ったテクニックで、足首の痛みを押し殺して、足に合わないポワントで頑張ってた子…)

 

ただ、何が必要で、どうして必要で、どうやったら一番効率的にできるか?を考えること。

どのジャンルでも、そして踊っていなくても、人生の中で「考える」という力は素晴らしく大事です。

→ダンサーの責任

その競技に必要なエリアを重点的に取り込む

もちろん、プロを育てるバーレッスン、センターレッスンを全て真似してたら1時間半から2時間かかっちゃいます。

そんな暇はない!って人が多いですよね。

 

だからバレエトレーニングの場合、本当にトレーニングしたい部分をとりこむ必要があります。

 

例えば、ユニゾンで動く練習だったら、

バーレッスンのシンプルな動きをみんなで揃えて行うことで、息を合わせて踊る練習をする。

 

手具を扱う背中が出来ていないのだったら、

バーを持っている腕の肩甲骨がコントロールできているかを感じながらステップの難易度を上げていく。
→肩甲骨が飛び出る!?

 

足首のケガから戻ってくるときだったら、

ルルベやターンをバーレッスンではやらず、体を作る部分、自分が動ける部分だけを行う事で体力維持。

→レッスンを休みなさいといわれたときにできる事

 

バーレッスンとセンターレッスンのバランスを考えるのも大事。

バーを使って補助されながら体を作るのか、センターで行うことで振り付けに出てくるテクニックを細かく理解していくのか。

 

こうやったクラスを作るためには指導者側がバレエレッスンへの理解がないとダメなんですけどね。

でもさ、指導するっていう時点で、理解がある必要があるわけだから、

勉強する時間がない、とか私は知らない、だったらまず最初に、「どうして生徒からお金をもらって、自分の分からないものを指導しているのか?」という質問に答えなければいけないでしょ。

 

大会がある、他の仕事がある、家族がいる…

分かります!

そしてこれはバレエの先生でも言えること。

 

だけどね、その道のプロでやっていくって事は、その道の勉強をしなければいけないし、

し続けなければいけないでしょ?

昭和60年から一度も学会に出席してないおじいちゃん先生に手術されたら怖いでしょ!?

 

長期休暇から戻ってくるときは気をつけて

これはどんな練習でも言えることですが、バレエトレーニングでも同じ。

長期休暇から戻ってきたら、いきなり昔のように踊れるわけではありません。

 

バレエダンサーになるためのレッスンではない。

つまりバレエレッスン=トレーニングな人達は、バレエトレーニングでケガしちゃ本末転倒なんですよ。

 

きっちり閉まった5番ポジションよりも、何回回転ができるか?で点数がつくのならば

無理やりターンアウトしてひざ壊したら意味がない。

踊りながら、だけど発声もしっかりとしていなければいけない職業で、

息を止めながら必死にルティレバランスをとっても意味がない。

 

休暇から戻って来た時には、徐々に難易度を上げるバーレッスンを作ることで、

安全に種目への練習へと続けることができるように考える。

これがバレエトレーニングというものです。

 

→新体操とバレエ

→新体操コーチのためのセミナ―(5月2日)

 

Happy Dancing!

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