トウシューズのマメを甘く見るな!ダンサーのための豆知識

Table of Contents

 

マメ

みなさんこんにちは。

佐藤愛です。

新しいFBやサイトの表紙、見てくれました?

これはDLS1周年を記念して「もうシロウトじゃないんだからちゃんとしろよっ!」

と自分にツッコミをいれた結果のひとつです。

今後、より使い易いサイトになるように色々変えていく 野望 予定です。

 、

今日は足のマメについて書いていきます。

ええ、マメ、靴擦れ、ってやつです。

(音声で聞きたい人は一番下へ。ポッドキャスト・Youtubeで再生できます。)

 

トウシューズはいたらマメが出来るのが当たり前!

と思われている人も多く、

バカにされやすい足のマメ。

でも、私のようにバレエ学校で働いているものにとってはバカに出来ない存在。

 

 、

まずはマメって何?

というところから。

マメ、とか靴擦れ、とか言われるヤツラ。

踊っている場合は大体水ぶくれになったり、皮がめくれたり、血が出てきたり!!

トウシューズの中で足が動くことから、そしてその摩擦でこのような症状が起こります。

摩擦熱で起こるやけどのようなもの。

応急処置はやはり、RICEDです。(わからない人はこの記事を読んでね)

アイシングをすると次の日の痛みも腫れ具合も変わってきます。

小さな怪我でも大きな捻挫でも、同じ事ね。

 

 、

キツキツのポワントを履けばマメができない!と言うわけではないですよ?

トウシューズの中で足が動くのは当たり前なんです。

ダンサーの足クラスを行った人はもう知っているとおり、

足のサイズって踊っているときに変わります

デミ、ポイント、そしてプリエ。

そんな足の動きを生むためには、シューズの中の足も一緒に動かなければいけませんから。

 

 、

足にあったトウシューズを探すと、そしてトウパットを探すとマメが出来にくくなります。

私が踊っていたときはRClassというトウシューズを愛用していました。

シューズの中には何も入れず、一番長い人差し指部分だけ先っぽに指サックをはめて終了!

それで毎日4時間以上ポワントで踊っていました。

全くもって問題なし。

 

 、

全幕ものを踊るとき、3時間舞台に立つ上でプロローグだけでマメが出来たら大変

そして毎日公演を続けるときに、マメを気にしていられませんよね?

だから、予防=足にあったポワントを探す、というのは大切なステップです。

 

 、

でも私にとってマメが出来ちゃった次の日のレッスンが危険なんです。

なぜか?

それはバレエ学校で踊ると言うことは、先ほど書いたように

週に5、6回一日4-5時間ポワントで踊り続ける生活を続けると言うことです。

月曜日に出来たマメが次の日に直っていることはありませんから、

たぶん2-3日は痛みが続くでしょう。

ベロン!と皮がめくれた場合、それ以上の時間がかかりますね。

 

 、

その間のレッスンが危険だ、と言うことです。

人間ってそんなに強くないから、

マメの痛みでも無意識に庇う様になります

変な着地、ルルベにあがるときに足首をひねる・・・

そんなことを1週間続けると、そっちが怪我につながります

そして私の元にくることになるのです。

「足首が痛い。」

原因を探ってみると、実は何度も何度も繰り返し起こる同じ箇所のマメだった。

というケース、思ったより多いんですよ?

そしてその場合、シューズが合わないのではなくって、テクニックに問題がありました。

 

 、

マメが捻挫につながるケース。

庇いながら踊るため、下手に着地してグネる。

(捻挫についてはこちら

 

マメが昔の怪我の再発にもつながることも!

新しい痛みばかり気にしていたら、

膝を正しく使うことを忘れちゃって靱帯をまた痛めちゃった。

などなど。

 

 、

捻挫とか、マメ。

ダンサーにとって大きな怪我だと思われないし、

ほっとけば治る、と思われているけれど。

本気でプロを目指すのならば、そして出来る限り早く上達したいのならば、

このような怪我を見逃さないで、しっかり治療してあげてください。

痛みに気をとられている

と言うことは

レッスンに100%集中していない

って事ですからね。

上手になりたかったら、1分でも無駄にしない。

そしてRICEDのD、つまり診断をしっかりすること。

トウシューズを変えても、テクニックを変えなければ問題は一緒です。

シューズの中で足の指をしっかり伸ばして踊る、

それだけで親指と小指を除く、ほかの足指のマメが減りますよ。

 

今回の文章を音声で聞きたい人はこちらから

Youtubeにもありますよ!

Happy Dancing!

ai

 

Share This Post

Facebook
Twitter
LinkedIn