踊っているときに呼吸が出来ない!? ダンサーと呼吸 Q&A


 

呼吸

 

呼吸についてプランク攻略本で聞かれたので今日は舞台上での呼吸についてお話しましょう。

 

質問は2つ。

舞台上の呼吸をカテゴライズ(これをしている時は息を吐く!のように決める)できるのか?

 

ということと

踊っているときに呼吸が出来ないのはどうしてか?

という事。

 

 

DLSでは呼吸について書いた記事が3つほどあります。

横隔膜、呼吸に使われる筋肉、ダンサーにとって必要な呼吸法という基本的なお話は

ダンサーの呼吸:横隔膜

ダンサーの呼吸:腹式、胸式呼吸

で。

 

応用編としてアラベスクのときの呼吸はこの記事に書いてあります。

そっちも参考にしてください。

 

 

質問その1

舞台上の呼吸をカテゴライズできるのか?

○○している時は息を吸う、って決められるのか?

 

ピラティスベースのエクササイズを学んできた私にとって、

腹筋を使いたいときに息を吐く。

体をそらせたいときに息を吸う。

というカテゴリーが頭のなかにあります。

 

ただ、これが舞台で使えるか?というと

否。

 

どうしてか?というのは昔の記事(上参照)で書きましたが、

まとめると

踊っているときに脱力することがない=腹筋を使っていないときがない。

なので

腹筋を使いたいときに息を吐いていたら、舞台に立っている間ずーっと息を吐き続けることになります。

・・・

死にますよ。

 

 

確かに息を吸うこと、吐くことで助けてくれる筋肉たちが変わります。

(この部分も昔の記事参照)

コンテンポラリーダンスのように体のコントラクションを使う場合、

息をはかなければポーズになりません。

 

カンブレ・デリエールに行くときって、みんな自然に息を吸いますよね。

そうすることで肋骨が上がり、胸椎のエクステンションを助けてくれます。

 

ただし、男性のブルーバードのバリエーションを踊ったときのように

短く、爆発的なジャンプを繰り返すときにそんなことを考えていられません。

ではどうしたらいいのか?というと次の質問に続くわけです。

 

→質問の答え。

いつ息を吸うか、などは決められません。

バリエーション、テクニック、そして何を表現したいかによって変わってきます。

 

 

質問その2

呼吸が出来ない

 

呼吸が出来ないダンサーはたくさんいます。

びっくりするほど、たくさんいます・・・

どうやって生きているのか不思議で仕方ないです。

 

これは「呼吸をしながら筋肉のコントロールが出来ていない」証拠です。

 

 

 

これにはいくつかのパターンがあるので診てみましょう。

 

1)呼吸筋、呼吸補助筋を使ったとたん、体のセンターがずれてしまう。

2)呼吸補助筋たちを他のエリアで使っているため、呼吸に使えない。

3)胸椎や背筋が硬く、肋骨を開くことが出来ないため、呼吸が出来ない

 

 

1番は息を吸ったり、履いたりする度に体がいっぱい動いてしまうケースです。

例えば息を吸ったら肋骨が開きすぎてしまって、重心が後ろに傾いてしまう。

肩がぷかぷか浮いてしまう

なんてことがあり、体を使えません。

 

2番では腹筋をはじめとする呼吸補助筋(文字通り、呼吸を助ける筋肉たち)を

踊りで120%使っているため、呼吸に使えないケース。

つまり、動きに必要ない筋肉、またはちょこっとしか使わないはずの小さな筋肉たちを踊っているときに使ってしまうため、

残りがなくなっちゃうってわけ。

みーんなお留守。

 

3番は呼吸に必要な肺の周りが硬すぎて、動かない。

よって動かすためにたくさんの力が必要になってしまうため、呼吸=一大事になってしまうってわけです。

肺は肋骨の中にあるでしょう?

肋骨って胸椎についてますよね?

(ここら辺の基本を忘れちゃったら、このページから復習)

だから、胸椎たちが固まっちゃってたり、肋骨周りの筋肉が固まっちゃったら、

動かすのが大変になってしまいます。

 

 

 

どのケースにしろ、体が「弱い」のが原因です。

 

なんでか?

1番ではどんなときでも体をキープする、という力不足。

2番では筋肉が弱いため呼吸まで力を回せない、という力不足。

3番では弱い筋肉は硬くなり易いため、力不足。

 

なので体を鍛える必要があります。

 

具体的にどこを鍛えればいいのか?

と言うのは人によって違いますから、今回は飛ばします。

 

体幹を保つ、という感覚が弱い人もいれば、

心肺機能が弱く、息が上がり易い人もいるでしょう。

体、筋肉を固めて踊る癖がある人もいるでしょうし、

腹筋がふにゃふにゃな人もいるでしょうしね。

 

ちなみにプランク攻略本の3ヶ月プランの中には、

呼吸をしながら動く、呼吸をしてもずれない体をつくる、

すばやく動いても息を続けられる練習が入っています。

 

そちらを参考に頑張って練習してください。

(どこにあるかって?DLSストアにありますよ)

 

 

 

P.s.

バレエ、舞踊、というものが舞台芸術である以上、

特に古典作品で息が上がった姿を見たくはありません。

シルフィード、ジゼル・・・

人間を超えたものを表現しているとき、

effortlessという見た目は大事。

 

なので幾ら辛くてもジゼルで肩を上げ下げしながら、ぜーぜー呼吸をすることは避けたいですね。

強いからだが必要な理由のひとつです。

 

 

Happy Dancing!

ai

 


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