おっぱいが大きいダンサーの悩み

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どんなタイトルだ!?って思いました?

でもね、思春期のダンサーが気持ちよく踊るためにはダンサー、そしてご両親や先生方にも知っておいてもらいたい事なのでトピックに上げてみました。

 

よくあるのが、Tシャツなどを着て体型を隠そうとする人。

テクニックの間違いが先生から見えにくいし、自分でも気づきづらいので、私はこれをお勧めしません。

なのでその代わりになりそうな4つの対処法を書いてみました。

 

まずは説明&お願い

ダンサーというと「おしりもおっぱいもぺったんこ!」というイメージかもしれませんが、全員が全員、そういう体型なわけではありません。

太っている、とかその体型ではダンサーになれないわよ、といっている訳ではなく、個人差があるんですよ、ということ。

そして大人がアシストしてあげることで、彼女たちが安心して、気持ちよく踊れる環境を作ってあげたほうが、精神衛生面から見ても大事だろうと思っています。

 

これは、甲の柔らかい子達のポワントにサポートをつけるように(ダンサーの足セミナ―でお話しています)

膝が過伸展してしまう生徒にテーピングをするように(治療家・トレーナープログラムでお話しています)

自分の体型に合わせて、踊りやすい仕組みを作るって事なんだよね。

そして、自分がそういう悩みを持っていなかった先生方は、そのような体型のダンサーの気持ちを理解するのが難しくなりますよね。

 

私自身は左の甲は乗っかりやすく、右はそうでもない。

膝も左の方が入るけれど、過伸展で問題になるほどではない。

おっぱいもお世辞にも大きくはない!

という体型で踊っていましたから、彼女たちの気持ちを踊っている時には感じませんでした。

 

甲が出ていいな―、膝が入ってラインがきれいだなー、おっぱい大きくていいなー笑

と思っているだけだったのね。

ですが、10年以上バレエ学校で働いているとそれはもう、様々な体型の子達に会いますから、

その子達の悩みを聞いていると分かること、その子達から学べることってたくさんあります。

また、授乳している人だって気にしちゃう部分だと思うのですよ。

 

同じような内容で、生理の時はどうするか?っていうのも、

生理周期とケガやコアコントロールなどは大きく繋がっている生理とバレエの記事)ので、

私は生徒の治療時にこのことを話す事もありますから、ケガの目線でも書きたいねー

対処法その1: ボディファン

自ずと知れた、ボディーファンデーションと呼ばれるものですね。

Cカップ以上ではあまり役に立たないとは思いますが、思春期で胸が膨らみ始めた、とか気になっちゃう、という子達であればこれは役に立つ手です。

 

ストラップが二重になる、生地も二重になる。

これが安心感を与えてくれることが多くあります。

 

私が踊っていた時はボディファンは衣装の色や素材で透けるから、とか早着替えがあるから、という時にしか使いませんでした。

なので、こういう時にも便利だよって気づくと、お子さんたちはちょっと自信がもてると思います。

(ボディファンのほとんどがストラップの長さが調整できるようになっているので、そこでもサポート調整ができますしね!)

 

対処法その2: レオタードストラップの太いもの、袖つき、カット

ストラップが太い、もしくは太いストラップの中に頑丈なゴムが入っているなどのレオタードはサポート感が増します。

同じように、袖つきレオタードもサポートする布の面積が広くなります。

 

背中ががっつりあいているレオタードよりも、ブラライン程度の方がサポートがありますし、

ボディファンを着ていても目立たないから嬉しい、なんてこともありますね。

 

胸元が低いものでは、ジャンプの時に谷間が気になっちゃう…という人はカットでどうにか出来ますし、

タートルネックのレオタードなんてシックでかわいいですよ。

 

教師の皆さんで、スタジオでユニフォームのレオタードを持つ場合、このようなエリアを気にしてあげると皆が着られるレオタードを選択することができます。

特に思春期なんて、自意識過剰な時ですし、ダンサーはただでさえ体型に敏感なので、

このような大人の配慮があるといいと思うなー

 

対処法その3: スポーツブラ

スポーツブラをレオタードの下に着る、というのも手です。

色によっては、レオタードの重ね着みたいになってファッショナブルですし、

同じ色でも背中の大きくあいたレオタードと、ストラップの可愛いスポーツブラを合わせると素敵になります。

これは大人バレエトレーニーさん(大人でバレエレッスンを受けている方々をDLSではトレーニー「トレーニングする人」と呼んでいます)や、授乳中の方にもお勧めです。

昔のレオタードに1枚プラスするだけで気持ちもアップだし、安心ですものね。

 

あー、そうそう、貧乏ダンサーで新しいレオタードが欲しいけど高いのよ、なんて思っている人でもこのテクニックは使えます。

バレエ用品よりもスポーツ用品の方がお値段がお財布に優しいことがよくありますし。

 

対処法その4: 古いタイツのリサイクル!

これも重ね着アイデアね。

古くなったタイツの足先とお股の部分をカットし、そこから首が、足の部分からは手が出るようにするんです。
(通じる?タイツを逆さにしてかぶるっていうのかな?ウエストのゴムの部分がちょうどバスト下あたりにくるんですよ。そこでもサポートになるという笑)

 

ピンクタイツでやってもいいですが、私は(黒好きというだけかも知れないけれど)黒タイツでやるとオシャレなレイヤーになると思います。

黒タイツだったら、バレエ用品ではなくって買えるし、もしかしたら着圧を選んだらもう少し胸を抑えてくれるかも(きつすぎては困りますが・・・)

 

首のカットを低くし過ぎない様にすることで、谷間を隠したり、ジャンプの時の揺れが目立たなくなります。

 

姿勢、セルフイメージへの弊害

どうしてDLSでこんなことを書いているの?

いつもと違うじゃない、って思う人もいるかもしれないけれど、テクニック上達のためにも大事な部分なんです。

 

  • 胸が目立つからって肩を丸める癖のついているダンサー
  • 谷間が気になっちゃってレッスンに集中できない
  • 自分の体が嫌いになってしまう…

 

そういう風になってしまったら悲しいと思うのね。

 

肩を丸めると、首や上半身のラインにも影響しますから、テクニック上達を妨げてしまうでしょう?

そうすると呼吸にも影響しますから、アレグロやスタミナ、そして呼吸が深くできないことから来るメンタルへの弊害も考えられます。

 

先生によっては肋骨を閉めなさい、という注意を胸のおおきな子に言うことがあります。

その子の解剖学理解の有無によっては、そうすることで重心を後ろに落としたり、肩を丸めてしまう事も。

そして物理的にも重いわけですから、腰椎にかかる負担も考えなければいけません。

 

レッスン場で鏡を見ながら、自分と他の子を常に比べている生徒達にとってはセルフイメージへの大きな問題にもなるけど、恥ずかしくてこの手の問題は先生はもちろん、ご両親にも相談しずらいと思うのね。

 

それが、上であげたような4つの対処法でどうにかできる、もしくは軽減できるんだったら皆に知ってもらいたいことなんですよ!

(DLSらしく、値段も考慮にいれていますしね笑)

 

同じような悩みを持っていそうな人がいたら、もしくは大人バレエトレーニーさんでバストが気になる人は是非この記事をシェアしてくださいね。

(あーここまで書いてやっと気づいた。おっぱいって書かずにバストって書けばもっと品があるのね!!)

 

 

Happy Dancing!

 

 

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