「先生」と「ありがとう」 教師講座赤裸々日記

  私は「愛先生」と呼ばれるのを嫌がります。 未だにクララ連載で担当してくださる方が、本の世界では普通なんだろうけど先生は、って呼ぶのね。 「先生、あ、愛さんが」って言い直してくれるので、それを笑って聞いています。   さて、なんで私が先生が嫌いなのか。 むかーしむかし、DLSを始めたときは20代後半だったので、ほとんどの「先生」が年上だったのね。 だから「私、先に生まれてもいませんし…」とかいう感じで断ることも出来たんだけど、 年齢と共に貫禄も…怖さも?!増してきた今日この頃。   「先生」に潜む罠 まー夏目漱石レベルになれば、先生と呼ぶことでからかっている、とするらしいですけど、 本は書いているとはいえ、後世に残る文学でもありませんし、 今「後世」のことを「ごせい」だと思って漢字検索をかけていて、 出てこないなーと思っていたレベルの脳みその佐藤愛ですから、先生なんて呼ばれる必要もないと思います。   私が怖いのは、先生と呼ばれることに慣れてしまう事。 OO先生が言う事は絶対である みたいになりたくないし、先生と生徒、という関係は意見を交換することが不可能なんじゃないか、と思うのね。   ありがとう、も怖い 先生という職業につくと、何かをすると必ず「ありがとうございました」と言われるでしょ。 お医者さんに診てもらうとありがとうございました。 教授のクラスを受けたらありがとうございました。 でも、お洋服屋さんだとお客さんがありがとうございました、と言われる。   お客さんに感謝のはずが、自分のやっている事で感謝される。 感謝が嫌、っていうひねくれ意見を言っているのではないんだけど、 それに慣れちゃうと、人間としてどーかなーと思ってしまうのね。  …

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ターンアウト本抜粋:ターンアウトに痛みはつきもの? DLSポッドキャスト epi266

佐藤愛の第三冊目となる「プリエ使えてますか?」先行予約期間を記念して 「ターンアウト出来てますか?」よりターンアウトに痛みはつきものなのか?ということをお話している部分を抜粋し音読しました。     聞きたい人はこちらから !!ポッドキャストの購読方法!!     DLSのYoutubeチャンネルには過去のポッドキャストだけでなく、ビデオブログやインタビューなども発信しています。 チャンネル登録をお忘れなく!  

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ターンアウト本抜粋:開脚とカエル DLSポッドキャスト epi265

佐藤愛の第三冊目となる「プリエ使えてますか?」先行予約期間を記念して 「ターンアウト出来てますか?」よりカエルストレッチや開脚がターンアウトを測るめどにはならない理由についてお話している部分を抜粋し音読しました。     聞きたい人はこちらから !!ポッドキャストの購読方法!!     DLSのYoutubeチャンネルには過去のポッドキャストだけでなく、ビデオブログやインタビューなども発信しています。 チャンネル登録をお忘れなく!  

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スタンス本抜粋:グランプリエ DLSポッドキャスト epi264

佐藤愛の第三冊目となる「プリエ使えてますか?」先行予約期間を記念して 「バレエの立ち方できてますか?」よりグランプリエについてお話している部分を抜粋し音読しました。 プリエ本が手に届くまでの予習にしてくださいね。     聞きたい人はこちらから !!ポッドキャストの購読方法!!     DLSのYoutubeチャンネルには過去のポッドキャストだけでなく、ビデオブログやインタビューなども発信しています。 チャンネル登録をお忘れなく!  

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肩甲骨を「よせる」と「しまう」 DLSポッドキャスト epi254

このポッドキャストではフォロアーさんからの質問、 肩甲骨を「よせる」という注意と 「しまう」という注意はそれぞれ何をさしているのか? もしくは同じ注意なのか?という事を考えてみました。 皆さんは同じ注意だと思う?それとも違うと思う? 私の回答はポッドキャストにて!   聞きたい人はこちらから   スクリプト みなさんこんにちは、DLSポッドキャストへようこそ、佐藤愛です。お元気ですか? DLSポッドキャストはプロの現場から健康なダンス生活を応援する情報サイト、 ダンサーズライフサポートドットコムのブログ音声バージョンプラスポッドキャストだけの裏話などを毎週金曜日にお送りしています。   今日は6月最後のポッドキャストなのでDLSに来たメール質問に答えていきましょう。 私に質問したい人は毎月最初の土曜日にやっている#愛さんとティータイムというFBライブで質問受付している時に聞いてもらうか、 このようにポッドキャストでお答えしていきます。 個人的にお返事することは、現時点時間がなくて出来ていないのですが、DLSセミナー参加者はセミナー内ではQ&Aの時間をとっているからそれも使って下さいね。   さて、今日の質問は肩甲骨について。 メールを読んでみましょう。 「肩甲骨を「よせる」と「しまう」という注意は何が違うのでしょうか。 私にとってこの2つは一緒だと思っていたのですが、肩甲骨を寄せると考えても肩甲骨がしまわれていないことに疑問を持っています。 また、肩甲骨を寄せてエクボを作りなさいという注意があるのですが、肩甲骨にエクボはできて良いのでしょうか。」 という事でした。 まずね、どの注意、どの国でもそうだしどんな立派な先生でもそうだけれど、 その人の言い回し、その人がその生徒に向けていいたい事、というのがあります。 例えば私がいま一番手を焼いている金曜日6時のボディコンディショニングクラスにいる4人。 もーね、金曜日が憂鬱になるくらいやる気のない4人なんだけど、 親がバレエ熱心で連れてくるのよね。…

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太ももの力を抜くとき、抜かないとき、気にしないとき。

太ももの力が入ってしまいます! というダンサーからの相談は毎回セミナー会場でも聞かれます。 キッズ(小学生くらい?)からも聞くし、長年バレエを指導している先生の相談からもあります。   バレエ歴や年齢とは関係なく悩んでいる人達が多いエリアなので、 セミナ―会場で答えるだけでなくブログにもしておきましょう。   太ももとはどこか? 太ももの力が入ってしまいます、という人は「だから筋肉がつきすぎる」とか「脚が太くなる」だとかという意見に繋がると思うのですけどいかがでしょう?   まずは、太ももとはどこか?を解剖学的に見ていきましょうか。 みんなが嫌う大腿四頭筋。   確かに大きな筋肉です。 大腿骨って体の中で一番長い骨なんだけど、それプラス膝のお皿を超えて脛の骨の出っ張りについているし、 上は骨盤にもついている。 股関節とひざ関節の動きに関与する筋肉ですよね。 詳しい説明はこっちの記事でやってるから、今は場所の再確認をしてください。   ダンサーが太くなっちゃうのよ、とか使い過ぎなんですよ、と言って触る場所にある? そうそう、太もも全体!って思う子もいると思うけど、 みんなが手を置く場所ってもう少し上、そして外側、ポケットの部分らへんじゃない? ここにある筋肉はだれか?というと大腿筋膜張筋。通称、TFL。 自分が手を置いた場所にある筋肉、悩みの種はどの子なのか?を知るだけで、 何をしちゃっているのか?を考える事ができるはずです。   そもそも筋肉を緩めて踊っていいの? そもそもの話。 踊っている時、筋肉、特に脚の筋肉、骨盤周りの筋肉を「緩めて」踊っていいのでしょうか? と私は聞きたい。…

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今までの指導が間違っていた場合

題名を見て、ドキッとした先生方もいらっしゃるでしょう… 今まで自分が習ってきたバージョンのバレエ、レッスンを指導してきていると、 セミナ―や講習会、もしくはDLSのブログのような媒体でガツンと頭を殴られるような事があるかもしれません。   エビぞりストレッチはアラベスクを高くしてくれないの? 生徒がペアになり、足を地面に押さえて腹筋させてたのは、バレエの役に立たないの? ストレッチがダメってどういう事? 一緒に食事に行く時に、食事量や体型についてお小言を言っていました。 発表会前に痩せなさい、って言ってしまっていました… など。   他人には絶対に言えないような事をやってきた場合もあるかもしれません。 小学生低学年クラスでポワントでバリエーションやらせていました。 夏休みは6,7時間のレッスンをぶっ続けでやらせ、コンクールにバンバン出させていました。 痛がっている子供をストレッチでぎゅーぎゅ―押していました。 スタジオで体重を測っていました。   それの何がいけないの?と思った人の為に。 小学生低学年クラスでポワントでバリエーションやらせていました。 →足の変形、テクニックに変な癖がつく、プリンシパル級のテクニックをやらせるので、成長期の体に負担がかかる   夏休みは6,7時間のレッスンをぶっ続けでやらせ、コンクールにバンバン出させていました。 →例えバレエ学校でも、アカデミックなクラスが混ざっているように、6-7時間ぶっ続けで踊る事に意味はありません。 精神的に追い込まれる、リカバリーが間に合わずケガのリスクが高まる、勝ち負けだけでバレエを考えるようになる   痛がっている子供をストレッチでぎゅーぎゅ―押していました。 →柔軟で一番やってはいけない事は痛がっている子を押すこと。 痛いことはよい事である、と教えてしまう他、脱臼、変形、剥離骨折に繋がる。   スタジオで体重を測っていました。…

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未就学児の脚のライン DLSポッドキャスト epi232

幼い子供の脚の形、6番ポジションにできないんだよね、というお悩みメールをもらいました。 赤ちゃんの足はまっすぐではないです笑 子供と大人の体は全然違うものですよ。 足のアーチも7,8歳で出来るといわれるし、大腿骨の形も違ければ、骨の数も違います。 だから同じレッスン内容や注意、指導ではダメだよ、という事をお話したポッドキャストです。     聞きたい人はこちらから   <スクリプト> みなさんこんにちは、DLSポッドキャストへようこそ、佐藤愛です。お元気ですか? DLSポッドキャストはプロの現場から健康なダンス生活を応援する情報サイト、ダンサーズライフサポートドットコムのブログ音声バージョンプラス ポッドキャストだけの裏話などを毎週金曜日にお送りしています。   毎月最後の金曜日は、ポッドキャストリスナーさんからの質問にお答えしています。 というのはね、メールでの一対一の質問にお答えするのをやめたからなんです。 何故かというと、十中八九相手からの返事がない。 つまり時間を割いて、説明しても、ありがとうさえなし、という事が多いのと、 ケガの質問など、相談する相手が違うだろ、という事や バレエママからバレエの先生に相談しろよ、というような愚痴メールなど。 残念なががらDLSをやっている5年以上の中で、メール相談にあまりポジティブな経験がないからです。 そしてどうせ時間をかけて返信するならば、その人だけに返信するよりも、 ブログやポッドキャストにした方が、より多くの同じような悩みを持つ人達をサポートできるから、という効率の問題もあります。 なので、去年から愛さんとティータイムというFBライブでの質問応答の場所と、 ポッドキャストリスナーさんからの質問という2か所、 そしてセミナー会場でのQ&Aの時間というところでだけ質問にお答えする事にしています。   今日の質問はポッドキャストリスナーさんからで、未就学児、つまり小学生以下の子供の脚のラインについてです。 ではメールを読みますね。  …

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100を知って、1を教えられる

私のセミナ―に来てくれている人や、FBライブを見てくれている人は既にご存知のこの言葉。 最初にどこで聞いたか忘れちゃったし、 全然違う内容で聞いて、私なりに解釈したのか、も忘れちゃったけど、 バレエ学校で10年以上働いている中で、毎回の来日で3-500人と出会う中でずっと自分に言い聞かせている言葉でもあります。   今日は 「解剖学を勉強すればするほど、生徒にどこまで指導したらいいのか迷ってくる」 という言葉をお友達先生から聞いたので、それに答えてみます。   この記事は、教師講座2018年1月グループに捧げます。 このグループでの1年勉強もあと少しで終わりなので、今後の勉強のためにも、と思って。   長い記事だから、最後まで行きつかない人のために… 指導しちゃダメだ、あんたはダメ、っていう記事じゃないです。 指導者としても勉強を続けないとね、という話です。   わからない事は分からないから、分からない!!という なんだかよく分からない記事にも書いたけど、 You don't know what you don't know つまり、勉強すればするほど、自分が分かっていなかった部分が浮き出てくるのです。   そして、その後に、知ってるとやってるの違い、が出てきます。 知ってる知識だけど、指導に使っていない部分や、 言葉にしづらいから、YESとNOクエッションだったら答えられるけど、どうして?とかどうやって指導する?…

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解剖学バレエが普通の時代へ

  11才まではトウシューズは履かなくていい!(YAGP)の記事、というのを書いたのは2017年10月30日。 ちょうど1年前くらいですね。   今年のYAGP日本予選もありましたし、最近強く感じている事である 「解剖学バレエが普通」になりつつある状況を書いてみようと思います。 (AKA ほーら言った!オンパレードの記事笑)   立ち方の本がベストセラーになる これ自体、変なんですよ、自分が著者なのに言うけど笑 2016年にオファーを貰って、立ち方について書きたい、と言ったときの編集長の顔と言ったら!! こんなのが売れるのか?というのはこの本を作るにあたってかかわってくれた全員(私も含め!→おい)が感じたことです。   でもなっちゃいました。 ま、狭い世界でのベストセラーだけどさ。 未だにスタンスワークショップはすぐに定員になります。   これは、みんなが疑問に思っていた(けど声に出せなかった)部分の現れだと思います。 その後のターンアウト本では、某バレエ用品やサンが大きく取り上げてくれるよう、 全国各地のストアにメールを送ってくれたそうです。 ということは、お店側、ものを作る側も必要性を感じてくれた証拠だと勝手に思っています。   *応援してくれたみなさんどうもありがとうございます! 消費者のパワーってすごいよね。だから第二弾、第三弾と続くことが出来ています。   年齢別に選べるバリエーションが分かれている これも最近は普通になりましたが、昔は違ったし、 今でも地方の小さい(といっても日本コンクールの規模はすっごく大きいが…)コンクールではまだ取り入れられていませんね。   ただ、これも解剖学バレエなんですよ。…

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