三角骨の手術の前と後にダンサーがやっておきたい事。

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三角骨の手術の前と後にダンサーがやっておきたい事。

お友達先生から、生徒さんに三角骨の手術をする人がいると相談されたので、お話した内容を皆さんにもシェアしようと思います。

 

今まで私がリハビリしてきた人の中には手術1年半後でもポワントで立てない子もいれば、

手術が失敗し、2回目の手術が必要な子や、

手術3か月でほぼ踊れるようになる子まで色々な子たちを見てきたので、

成功例と失敗例を比べながら私の今考えていることをお話ししますね。

 

もちろん、医学は進みますし、三角骨除去といっても人によって様々。(サイズや手術の仕方、年齢など)

できる限りみんなに当てはまることを、みんなに分かりやすい言葉で書きましたが、医学アドバイスではないのでご了承くださいね。

それと、プロを目指して踊るレベルでなかったらこんなに考える必要もないかもしれません。

ま、そこはDLSすべての記事でも言えることだけどね。

 

ダンサーの三角骨については既に記事を書いているので、そちらもチェックしてみて下さい。

→ダンサーのケガ 三角骨って何だ?

 

 

手術前

 

<<体作り>>

 

どんな手術でもその前に体力、筋力をつけておくことはその後の復帰が早くなります。

ここで言う復帰って「自分の今までのレベル」で「踊れる」ようになるってことね。

 

例えばね。

手術をして1か月松葉づえで生活し、その後支えなしで生活し、フラットシューズに復帰、ポワントに復帰、という順番をこなすとするでしょう?

その時、手術前にどうせ手術するから、ってレッスンを見ているだけになるとするじゃない?

その分リハビリしなきゃいけないものが増えちゃうんですよ。

 

こんなに簡単に説明できないけど、いつもの踊りが100%だとして、手術すると踊りのレベルが30%になっちゃうとするでしょう?

長期歩けないとかさ、体重がかけられないとか、ジャンプはやっちゃいけなかったり、

ポワントで踊れないとか、リハビリの過程全てを含めて。

100-30=70、つまりリハビリしなきゃいけない量は70%なのね。

 

それだけでもいっぱいあるように見えるけれど、たぶん手術することになったって事は自分の最大限踊っているわけがないから痛みをかばったり、ジャンプができないとかっていうのを考えて

 

100(自分の踊り)-30(ケガで踊れない分)-70(手術後)=でゼロ!

ゼロから100%に戻ってくるのって大変だと思いませんか?

 

もしケガのせいでレッスンの半分ができない場合、例えばバーだけしかできないのだったら、この計算は

100-50-70=-30!

 

ここでレッスンをやめていたら

100-100-70=-70

ってことになります。

 

確かに、レッスンができない痛みの時もあるでしょう。

だからみんながみんな、レッスンに参加しなさいっ!って言っているわけではないの。

 

三角骨を例にとると足首を動かす動きは制限されてしまうけれど、他はできるわけですよね。

体力のために水泳とか、

椅子に座ってポーデブラをするとか

フロアエクササイズをするとか、

トレーナーについて機械を使ったエクササイズをするとか。

 

手術でお金が必要だし、その後バイトもできないから…という人がいたら

DLSのエクササイズ記事をすべて行うとかね、

2000円だけで様々なプランクとそれを使ったエクササイズプラン、音声ファイルのeBookもありますし、

椅子に座った上半身レッスンとかはできるはずでしょう?

 

出来るだけ自分のレベルを上げておく事。これが早い復帰のカギです。

 

→ダンサーのお金について考えた記事はこちら

 

 

<<癖直し>>

正しい体の使い方を手術の前にやっておくこと。

これはその後の復帰を助けてくれます。

例えばつま先を正しく伸ばす方法や足の裏のエクササイズを手術前にするなんて、どうせ使えなくなっちゃうのに変なのーって思うかもしれないけれど、

手術の後、体が思い通り動かせないかもしれないから、頭(脳みそ)が感覚を覚えておいてくれると、リハビリが早く進みます。

つまり、今までなかったものを見つけるのではなく、

持っていたものを探しに行くだけになるのよ。

 

何を探しているのか分からないで途方に暮れるよりも、

何を探していて、どこにあって、どんなサイズか分かっている方が宝探しがうまく行くって感じ。

 

<<負担がかかるだろう部分を想定ケア>>

手術の後負担がかかるのはどこでしょうか?

松葉づえだったら、肩、腕を使って自分を運ばなければいけません。

そしたら、肩、腕を鍛えておく必要があるでしょうね。

特に女の子ダンサーは腕や肩を使う機会が少ないのだから、これをきっかけに強い上半身を作ってみたらどうでしょうか?

 

きっと手術前でさえ、痛みや使いにくさのせいでケガのエリアをかばっているかもしれません。

手術後それがひどくなることも考えて、今のうちに真っすぐに体を使う感覚を手に入れておくのも大切ですよね。

 

手術後

この部分は既にリハビリシリーズで細かく書いていますから、そっちも参考にしてください。

→ダンサーのリハビリシリーズ最初

 

ケガしている=動けないじゃないですよ。

たとえ松葉づえでも他の部分は動けるわけです。

だから、他の記事を参考に今できることを色々考えてみてください。

 

バレエ用リハビリもちゃんとおこなってね。

バレエ上達のためのエクササイズ全てに関係して言えることですが、お医者さんが「動けます」っていうのと「踊れます」っていうのは違います。

 

普通の人はね、ターンアウトしないし、つま先立ちしないし、足を蹴り上げたり、飛びながら回ったりしないわけよ。

変な人じゃない限り。

 

そしたら、その部分はバレエリハビリが必要なところです。

過去の記事に紹介した事の他に、自分のクラス復帰の前に小さい子のレベルで両手バーに戻りレッスンを受ける、とかというのも大事かもしれませんよ。

 

私は時々「コーチング」ということをすることがあります。

これはエクササイズクラスではないんだけれど、レッスンの動きを練習するんです。

レッスンじゃないけどね。

例えば、プリエとタンジュだけ、とか。

その人のレベルやケガ、動ける範囲に合わせて、だけれど踊るステップの練習を怠らないために、って感じで、ポーデブラだけの時もあります。

 

どうせリハビリするならば、今までの自分よりも上手になりたいじゃない!?

だから、このスローな時間を使って正しいテクニックを身につけてしまいましょうよ。

転んでも、ただでは起きない。

ほかの子が油断しているうちに上手になっちゃおうよ。

 

ケガをばねにポーンって飛び出せる準備を一緒にしましょうね。

→レッスンを「見る」技術について

追伸。治療家・トレーナーの方へ

バレエダンサーのケガ、特に足首のケガはすごくデリケートです。

特に三角骨の痛みは、三角骨が存在しているからといってそれを削除したら問題が解決するか?といったら100%ではありません。

ダンサーのつま先の伸ばし方、そしてトウシューズで踊るための強さ、というのは普通の人は必要ないえりあですが、

彼らにとっては貴重な知識になります。しっかりと教えてあげてくださいね。

治療家・トレーナーのためのセミナ―はこちら

 

Happy Dancing!

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