ダンサーから客室乗務員へ :山崎千裕


 

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Dancer’s Life Support.Comではダンサーの新しい道を何度かご紹介してきました。

皆がみんなダンサーになれるわけではないけれど、ダンスの経験をポジティブに生かして、次の道に進む、というのはダンサーとしての成功、とも言えるのではないでしょうか?

今日のインタビューは客室乗務員の山崎千裕さんです。

「あきらめて開ける新しい道はたくさんあると思いますし、バレエという厳しい世界を経験してからこそ乗り越えられることもあると思います」

 

1)自己紹介と現在のお仕事を教えてください

山崎千裕(23) 現在、国内の客室乗務員として働いております。

 2)バレエはいつから始めましたか?そして留学経験を教えてください

3歳からクラシックバレエを始め、 15歳から2年間、The Australian Conservatoire of Balletに留学していました。 「白鳥の湖」での主役など大きな役を頂き、真剣にバレエ団へのオーディションを考えていました。

しかしケガをし、カバーしながらレッスンする日々が1年続き、このケガ、体でのバレエの道は難しいという現実に気づきました。

 

3)何がきっかけで今のお仕事を選びましたか?

15歳から留学していたため、他の職業をするにしても大学に入学する必要があると考え、日本に帰国。

その後高卒資格、「英語を活かしたい」「バレエ経験を活かしたい」との思いでTOEICで英語を勉強し、文学部英語英文学専修に入学しました。

CAの仕事はグローバルな職場で、様々な方と触れあえる仕事、そして常にお客様から見られるため、バレエ培った姿勢や歩き方など活かせる仕事です。

また、教養、立ち振る舞いなど内面、外面共に必要な職業であり、働くことで自分自身の成長に繋がる環境であることに魅力を感じました。

 

4)今のお仕事でバレエ経験、留学経験がプラスになっている事はありますか?また、マイナスになっている事はありますか?

よく先輩方に、「姿勢が綺麗、所作が綺麗」と立ち振る舞いについて、褒めて頂くことが度々あります。

またどの職業でも共通することだと思いますが、新人の時は特に、覚えることがたくさん有り、先輩方からのご指摘も多々あります。 その際に、挫けない心の強さ、負けない心というものは、役に立っている気がします。

私はいつも、「バレエの世界ほど厳しいものはない」と思い、この仕事で辛い事、悔しいことがあっても乗り越えるようにしています。

客室乗務員は縦社会、且つ女性社会なので、本当に上下関係が厳しく、先輩との関係の取り方が重要だと思います。 バレエの世界も共通していると思うので、バレエ社会で人間関係も含め経験していて良かったと感じています。

CAにはバレエをされいる方は凄く多く、私の職場の先輩にもいらっしゃいます。その方と共通の話題ができること、またバレエ経験が無い方でも、凄く興味を持って頂けるので、そういった話題作りという意味でも良かったと思います。笑

「留学していて良かったこと」 chihiro1

外国籍のお客様がお乗りになることもありますが、身構えることなくお話することができるところが、留学していて良かったと思います。

バレエ経験、留学経験がマイナスになると感じたことは今までなかった気がします。

 

5)体との向き合い方、バレエとの向き合い方は留学前と留学後で変化はありましたか?また、学生時と今とで変化はありますか?

大きく変わったと思います。

バレエをしているときは、とにかく「細く、舞台で綺麗に見える体型」を気にしており、日々ダイエットをしていました。 正直不健康な食事の取り方、ダイエットをしないと!というストレスは常に感じていたと思います。また、日々食事を我慢していたので、食べるときは過食ほど食べることもあったと思います。

現在は、バレエの時ほど不健康な痩せ方をする必要もありませんし、むしろ社会人として健康であることは大切だと思うので、ダイエットなどもせず、しっかりと食事を取るようになりました。また、過食をすることもなくなり、毎回の食事や間食を幸せを感じながらしています。笑 今の生活の仕方の方が、体重の変化がなくなり、ストレスもなくなりました。

また怪我に対してもバレエをしていたときは、常に気を付けていましたが、今は普段の生活が出来れば良いと気楽な日々を送れています。

6)プロの道を断念するかどうか迷っているダンサーに一言お願いします。

 今までバレエを一生懸命されていた方、本当にプロへの道を諦めることは大きな決心だと思います。

私もバレエの道を諦めると決めたとき、周りの方、友達も「今までの経験を棒にふるうのか、もったいない。今更、新しい道なんて無理だ」と厳しい指摘を受けました。

ですが、諦めて開ける新しい道はたくさんあると思いますし、 バレエという厳しい世界を経験しているからこそ乗り越えられることもあると思います。

まずはバレエに未練があるなら、やれるだけバレエをしてみて下さい。

それでもプロへの道が厳しいという現実に直面したならば、 バレエをやめ、新しい道に進むと決めて、頑張って下さい。

chihiro2努力をする人は必ず結果がついてくると思います。

すごく偉そうなことを言ってしまいましたが、私もこの気持ちを忘れずこれからも頑張っていきたいと思います。

皆様の素敵な未来への実現をお祈り致します。

Happy Dancing!

ai

 


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