長期ケガの向き合い方・考え方

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今日は久しぶりにケガ、リハビリについて書きたいと思います。

トピックは長期にわたるケガ。

これはコンスタントに長時間痛む、だけではなく、踊り過ぎると痛くなる、とかリハが続くと痛くなる、

なんていうon/offのケガも含まれます。

「使わなかったら痛くない」というコンセプトはダンサーには無意味です。

だって、踊らない人をダンサーとは呼ばないのですから、踊っていなくて痛くないのは当たり前で、

踊ってても痛くない、のが「ケガしていない」という事です。

 

DLSにはリハビリシリーズもありますので、そっちも参考にしてください。

私の場合

まず最初に痛みがどーの、と話を進める前に久しぶりに私の話をしましょうか。

一番最初にあった(というか覚えてる?)長期にわたるケガは腰椎の痛みでした。

すべり症と診断されて、痛みが続いたのは覚えてるし、コルセットをもらったり、治療にかよったりしたことがあったのを覚えています。

また、その時ちょうどスタジオが工事をしていて、近所の幼稚園のスペースを使わせてもらってレッスンが行われていました。

 

でもね、リハビリについては何も覚えていないんです。

多分何も言われなかったのでしょう。

でも、昔からバレエの先生に腹筋が弱いと言われていたからたぶん腹筋をしろ、とかは言われたんだと思う。

ちなみに全てにおいて「思う」と書いてあるはこのケガは私が中学生の時にあったので…いまから20年弱前ですから記憶があやふやなんです笑

 

ケガをした時に既に幼稚園の体育館だったのか、その前からケガをしてたまたま移動したのか?は覚えていません。

ただ、今思い返すと、滑りやすいフロアに、バレエ用に作られたのではない固い床は腰だけでなく、他の関節にもよくないと分かっていますが、それが100%原因だったかはわかりません。

きっとテクニックが悪くて、変な脚の上げ方をしていたんだと思うけど。

 

ちなみにこのケガは長い間痛み、そのあとも出てくる厄介なヤツに成長していきました。

今も気を抜くと痛くなります。

 

ターニングポイントになったこと。

一番悔しいというか、私の人生を変えたケガは第二中足骨の関節包慢性炎症。

と今は言えるが、当時は分からなくて、色々なスキャンもしたし、意味のない固定もしましたが。

もちろんリハビリはありませんでした。

だって検査で何が悪いのか分からなかったんだもの、どんなリハビリをしていいのかなんてわからなかったのでしょうね。

約6か月しっかりと踊れず、中間発表会や試験などに出れず、しかもバレエ学校留学1年目だったのでどうしていいのか分からずとても辛い思いをしました。

 

その後、痛みが引いて踊りに戻ったのだけれど、6か月も休んでいていきなりバレエ学校のスケジュールに戻ったもんだから疲労骨折。骨膜炎症などと続き…辞めました。

 

だって何やっても痛いんだもん。

休んでも踊り始めたら痛いんだもん。

だけど無理したらプッシュできちゃう痛みなので一応大事な時(試験、舞台)は踊れちゃうけど。

1つ治ったら、次が痛くなるンだもん。

 

今、こういう思いをしているダンサーの人いませんか?

 

痛みは体のだしているサイン

この言葉は何度もDLSブログで書いています。

本当だし、甘く見ないでほしい。

今回お話した最初のケガに戻ろうか?

 

もしかしたら、あの時のケガをしっかりと直していたら、その後のケガに繋がらず、

バレエ留学中おおきなケガもなく卒業し、ヨーロッパにオーディション巡りに行っていたかもしれないし、今皆さんとはこうやってブログやセミナーでお話するのではなく、

舞台を見てもらっていたかもしれませんね。

そろそろ引退かもしれないけど笑

 

腰痛、滑り症=骨盤のプレースメントが正しくない=重心が正しくない。

よって、その重心が伝わる一番最後であり、一番地面との接地衝撃が大きい場所、それはダンサーの場合中足骨なのですね。

 

その中足骨。アーチをしっかりと作る筋肉を鍛えることがリハビリだったはずだから、

それをやっていたら、慢性的な疲労が脛骨に蓄積されることがなかったはず…疲労骨折回避。

 

ほらね、ここで上げた全てのケガが繋がりました。

(もちろん、これ以上のケガもしてますよ、ただ長―くなっちゃうからさ笑)

 

ケガしている=被害者という考えを辞めよう

私もそうだったからよく分かるのだけれど、こうやって痛みが長い間続くと、

特に原因を解明してくれる人達が周りにいないと、

「痛みのせいで私は○○が出来ない!」と被害者妄想に走ります。

 

そんなこと、本人に言っても逆切れされるだけですが…

 

だけどこれも本当です。

ケガはチャンス。

そのケガを「今」「しっかりと」直すことでその後のケガや踊り、バレエ人生の長さが変わるンです。

 

体は「痛み」というシグナルと使って、今のままじゃダメだよ!って教えてくれているのだから。

 

泣き寝入りではなく、何ができるのか?をしっかりと考え、自分から行動しましょう。

周りに分かってくれる人がいない、っていうのも分かります。

私もそうだったから。だけどそれでは何も解決しません。

 

自分の固定観念もあるかもよ?

実際、バレエ学校に毎週いますが、ケガをした日本人の子が私の元に来ない事もあります。

近所の病院に通訳さんをつけてくれる場所があるからそこに行った、という事も。

スポーツ医学が進んでいて、バレエダンサーを専門に見ている私含めネットワークがバレエ学校にあるにも関わらず、日本の病院と同じ手順だった、という人がいるのね。

 

彼女はそれしか頭に浮かばなかった、と言ってました。

今まで日本ではそうしてきたから。

なので皆さんの中には固定観念に縛られれている人が多い気もします。

 

ちなみにメールを送って聞く、っていうのは行動とは言いません。

私の元にもたくさんのケガについてのメールが来ます。

私が海外にいるって事もしらず、手術したんだけど、リハビリが気に入らないなんてメールも来たことがあります。

私になにしろと!??

 

他の治療家・トレーナーさん仲間からもよく聞く声ですが、私たちはこの仕事をプロとしておこなっています。

皆さんのボキャブラリーよりも多くのことを態度、声の様子、歩き方、目線などでチェックしているンですよ。

もちろん、皆に教えてあげたらいい、というアドバイスなどはこうやってブログにしますが、

3か月とかいたいケガを1-2通のメールで解決できると思います?

 

 

ただし、痛みはいつも味方とは限らない

といっても、慢性のケガというのはちょっと不便。

何故かというと、長期同じ痛みを感じると人間の痛みを感じる部分だったり、脳みそ、神経回路が変わってきてしまうからです。

だから、時々本当に痛みを感じている部分が実際のケガの部分なのか?などをしっかりと再確認する必要がある子もいます。

 

ストレスや食事によって痛みの感じ方が変わることもあります。

精神的なものが痛みを作ることもあります。

この部分をお話するとすごーく長くなってしまうので今回は割愛しますが、

結局痛みをコントロールしているのは脳みそなんだ、という事でご理解ください。

 

そして、ただ痛みを「消す」という事がケガを直すことでもなく、

休んで騙しダマシ踊るというはリハビリとは言いません。

リハビリシリーズにも書いたね、そのステップが怖い、という感情などがなくなるレベルまで回復しなきゃいけないんです。

 

Slow down to speed up

ゆっくりすることでスピードアップする!というまぁなんとも矛盾した言葉ですが。

慢性のケガをしている人はこの言葉をしっかりと覚えておいて下さい。

 

今、コンクールを一つ逃したからっていってあなたのダンス人生が10年も縮むことはないと思います。発表会で32回転しなかったからといって世界各国のディレクターが仕事を与えてくれない、ないてなるわけないじゃない!!

ただね、今のケガがしっかりと治らず、そしてテクニックを直さずに踊り続けたら、10年カットされちゃう可能性があるんですよ。

私、そうだったんだから。

 

リハビリを私とした後、痛くないつま先の伸ばし方、肩の動かし方が分かった!からといって、

それがすぐにリハーサルの中で使えるようになっている訳ではありません。

痛みがなくなったからすぐに踊りに戻るだけの体力などが長期ケガで踊っていない時にキープで来ていたのか?も復帰のスピードに関係してきます。

 

ケガの多くは4-8週間時間がかかって治る。

4-8週間レッスンをできなかったら、9週間目にグランアレグロまでできるわけないじゃん!?

8週間、夏休みよりも長い間踊っていなかった、とか100%パワーでレッスンしてこなかった、って事ですから。

 

長期にわたるケガをしていると焦りもあります。

早く踊りたい気持ちと、このまま復帰できないんじゃないか、という恐怖もあります。

分かります!!

だけどね、slow down to speed up。こ言葉を覚えておいて下さい。

 

バレエの先生方、ご両親も覚えておいて下さい。

一番のプライオリティは今の「痛み」をなくすことではなく、彼女の「将来」の痛みを防ぐことだと。

そしてバレエの痛み、ケガは最終的にはレッスン内で直す必要があります。

例え普通の生活で痛みをなくすことが出来ても(私の場合、コルセットで中学の授業出てました。授業中は痛くなかったですが、ケガが治ったわけではないね。)

それが踊りの時に使えなければ意味がないのです。

 

ダンサーの治療、トレーニングをしてくれる場所が少ない、という声も、

誰に診てもらっていいのか分からない、という声も聞きます。

だけどね、いくらいいトレーナー、治療家がいても、舞台には立ってくれませんから。

結局は彼らはガイデンスになるけど、努力は自分でしなければいけませんし、

ガイデンスを探すのも、選ぶのもダンサー自身に選択権があることをお忘れなきよう!

 

(自分の周りの人達をもっとダンサーの治療に詳しくなってもらいたかったら、DLSの事を教えてあげて下さい。毎年、治療家・トレーナーのためのセミナ―を行っています。

詳細は7月1日にメルマガにてご紹介しますよ!)

 

Happy Dancing!

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