レッスンの注意/意見をどう受け取るか? 生徒のための心という筋肉を鍛える実践編


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2014年も駆け足で過ぎ去ってしまう気配がする今日この頃、

皆様いかがおすごしでしょうか?

 

 

なーんてかしこまってみましたが、気がつけば既に11月中旬。

今年も残すところあと6週間となりました。

わーお!

 

あと少しで帰国です。

楽しみですが、恐ろしいです・・・

寒さが恐ろしい・・・

 

ということで、今日はレッスンの注意の受け取り方について書いています。

 

なんて「ということで」なのか?

 

それはオーストラリアの学期は2月から始まり、12月に終わるからです。

ということは、ただ今年末試験の最中ですし、来年どうするのか?というインタビューが行われている時期でもあります。

なのでみんなぴりぴりしている時期。

 

疲れていたり、ネガティブな気持ちで生活している時、自分に対する注意に敏感になります

 

いつもは流せるようなコメントでも心にひっかかったり、

やけに凹んだりします。

または、攻撃的になってしまう事も。

 

ポジティブなときはそっかー、頑張るぞ!って思えるレッスン中の注意でも

疲れている時、特に毎日同じような注意をされる時には

酷い!先生、私の事、嫌いなのねっ!って思ってしまう。

 

ダンサーの場合、毎回のレッスンでダメだしされます。

注意って、「ダメだし」でしょ?

 

教育学の面で言ったら、よいところにフォーカスして行きたいところだけれど、

芸術を作る上で、そして作品を作る上で「ダメだし」は避けては通れない道です。

そしてダメなところを直す事で、より理想的なものに近づけるのですよね。

 

 

一般学習に使われる教育法=バレエ界で使える(正しいかどうかはおいておいて)

とは限らないからです。

 

 

特にプロになる準備をしている生徒達は、プロの世界でカルチャーショックを受けない心の準備も必要です。

今まで「育ててくれる」という環境から「使われる」という環境に移動するとき、

それに負けてしまうダンサーの多いこと・・・

 

折角バレエ団に入団したのに1年もたない子もたくさんいます。

もったいないですよね。

 

 

心という筋肉を鍛える、という記事を書いた時、様々な先生からコメントを頂きました。

最近の子は心が弱い!

 

それが本当かどうか、私は日本に長い事いないので分かりませんが、

ここ5−6年生徒を見ているとき、注意の受け方を知らない人が多いことに驚きます。

 

そしてそのせいで、師弟関係がギクシャクしたり、

意味もなくバレエをやめていく生徒を見てきました。

 

 

 

残念ながら、バレエカンパニーで働くときってキツい事を言われます。

だって、振付家は作りたい作品があって、こだわりがあるから。

それを作れる人を雇う訳です。

もちろん、雇われた以上その期待に応えなければいけません。

 

 

 

また、お客さんも辛辣です。

それは分かるでしょう?

皆さん、バレエを見に行くときに思いませんか?

「この人のジャンプ、着地がねー」

「つま先のびきっていないわよねー」

「ピルエット3回転以上しないと最近はダメよ」

なーんて自分では出来ないけれど、ダメだしは出来るのです。

 

有名になればなるほど、批評家にたたかれます。

でも、それはダンサーの仕事です。

みんなに好かれる芸術はない

 

ABTが好きなのか、やっぱりオペラ座なのか?

いやいや、ロイヤルが一番なのか?

そんな感じ。

 

そしてその為に心という筋肉を鍛えなければいけないのです。

いつも無駄にポジティブにっ!という訳ではありませんよ。

本当の声、意見を聞き分ける能力を育てる必要があるのです。

 

 

 

意地悪で言われているのか?

ー嫉妬心?

ーねたみ?

 

 

 

本気で育てたくて言われているのか?

ーやせなさい、というのは体を思ってのこと?

ージャンプの着地をガミガミ言われるの、先生も若いときに同じような怪我をしたせい?

 

 

 

自分がネガティブにとってしまっているのか?

ー他の子も同じ事を言われているのに被害妄想?

ー脚が強くていいね、というコメントを脚が太いと聞いてしまう(コンプレックスのせいで)

 

 

 

バレエを理解していない人からの勝手なコメントなのか?

ー親戚のおじさんに「ちゃんとした仕事につきなさいよ」って言われたの?

でも彼は一度も舞台を見たことがないよ?

 

 

 

努力していないから言われ続けるのか?

ー同じ注意を何度もされるのに、それを直そうとしていない。つまり自分のせい!

ー注意されたことを頭で理解しているつもりになっている。知識不足?

 

 

そしてそこからどうしたらいいのか考える必要があるのです。

 

 

 

 

意地悪で言われている。

のだったらそんなところに無駄なエネルギーをかけている必要はありません。

そして意地悪されるくらい目立っているんだからいい事でしょう。

ネガティブ気分は伝染しませんか?

うつらない様に距離を置いておきましょう!

 

 

 

本気で育てたくて言ってくれている。

のだったら、ネガティブに取っている自分がアマちゃんです。

 

大人はそんなに暇ではありません。

嫌いな子がいたら無視すればいいんです。

気にかけてもらっているんならいいことです。

 

言い方が嫌ならば一度立ち止まって考えて見ましょう。

折角入団したバレエ団のバレエミストレスの言い方が嫌いだ。

っていうのは、会社の上司が嫌いだ、ってもんですよ?

 

本当に酷いことを言う先生、って存在します。

理不尽なことを言われている、と思った場合、スタジオを移動することも必要かもしれません。

どんな人間関係でもそうですが、

相性ってのはありますから。

 

 

 

自分がネガティブにとってしまっている。

これはよくある事です。

なので注意を書き出すバレエノートが必要。

レッスンで言われた悪いところはたくさん覚えているのに、

いいことは全く覚えていない!

という事、よくあります。

 

だから冷静に見つめなおすためにもバレエノートを書くことをダンサーにはお勧めしています。

(冬期バレエ講習会に参加される方々にはバレエノートがついてきますよ!

インスピレーションになる言葉や、将来を考えるツール付!楽しみにしていてね)

よくよく考えてみたらただのコメントだったのに、突っかかった自分が見えるでしょう。

 

 

 

バレエを理解していない人のコメント

の場合、彼らにバレエを理解してもらう必要があるのか考えましょう。

例えば家族の人の協力をもらうために将来の夢について語り合う、というのは大切です。

 

ですが、近所のおばさんだったり、一年に一度しか会わないおじさんだったり、

お母さんの通っている整骨院の先生だったり。

そういう人に説明しても無駄な気がします。

 

それだったらその時間をトレーニングに費やして

結果でぎゃふんと言わせちゃいましょう。

 

きっと彼らは自分の夢を追いかける、というとっても素敵な人生の旅をして来なかった、

可愛そうな人種なんでしょう。

 

 

努力していないから言われ続ける

これが一番多い問題です。

「私はこれでも頑張っているんですっっ!!」

・・・

本当ですか?

 

まず最初に。

自分で100%頑張ることが出来る人は殆どいません。

一日くらい頑張っても弛んできます。

 

特にひよこに毛が生えたくらいのダンサーだったら自分の体のポテンシャルなんて知りません。

限界を自分で決めないこと。

 

ここまでしか出来ない!なんて

甘ったれたことを言わずに精進すること。

 

 

ここでがむしゃらにいつもと同じことを繰り返していても意味がありません。

(この記事参照)

 

違う結果が出したかったら、いつもと同じことをしていても意味がありません。

1+1=2

であって、1を睨んでいても3に変わってくれません。

 

分からなかったら助けを求めましょう。

先生に聞く。(この記事参照

トレーナーを探す。

 

DLSの記事からエクササイズを探し続けてみる。

(エクササイズの記事をまとめたページはこちら)

プランク攻略本を3ヶ月続ける。

 

セミナーへの参加や、舞台を見に行って研究でもいいですよね!

折角の注意。

選んで、理解して、身につけてね!

 

 

Happy Dancing!

ai


  • レッスンの注意/意見をどう受け取るか? 生徒のための心という筋肉を鍛える実践編”へのコメント

    • November 18, 2014 at 1:22 am

      私の教室には、タイ人の女性の先生が2人いるのですが、日本語が流暢に話せないので、フィーリングで注意される事が多いです。骨や筋肉の名前は全く出ません。そして、例えばグランパドシャをする時、見た目が綺麗に見えるようにするためなのか、「後ろの足はちょっと横にずれてもいいよ」というような注意をされる事があります。(プロを目指さない人には良いのかもしれませんが)そうしている内に、この先生が今言っているのは正しいのかな?とよく疑ってしまうようになりました。また、矛盾している注意をされることもあり、素直に聞き入れられなくて心の中で反発する事もあります。
      今回の記事とは、少し注意のジャンル(?)が違うかもしれませんが、私のような状況の場合、教室は変えるべきでしょうか?

      Reply
      • November 21, 2014 at 9:19 am

        れいなちゃん、こんにちは。教室を変えるべきか否か?はれいなちゃんが何をバレエスタジオに求めているのかによって変わってきます。
        例えば、日本語が流暢に話せても、フィーリングで注意されることはたくさんあります。
        また振付家の人たちはそのように説明することが殆どでしょう!コンテを振り付けしながらこの筋肉を使って・・・なんて言われませんから。
        どのようなダンサーになりたいのか?レッスンに求めるものは?この経験は本当にダメなのか?どこがいいのか?
        例えば、レッスン内容がちょっと疑問でも、近所だったとしたら交通に時間をかけない分、自主練の時間が増えますよね。
        なんて感じで考えてみたら、答えが出ると思いますよ!

        Reply
    • November 24, 2014 at 11:08 pm

      教室への距離という視点、確かに考えていませんでした。そして、家から近い割に自習時間が十分に使えていなかったことに気付きました。今日の、良い教師についての記事も読み、他の誰かの欠けているところを先に探すのではなく、自分の事から見つけなければならないと強く感じました。これはバレエだけで言える事ではないですね!
      もう一度ゆっくり考え直して、答えを見つけます!ありがとうございます。

      Reply
      • November 25, 2014 at 7:54 am

        考えた結果を1月に会う時に教えてくださいね!一緒に考えていきましょう。

        Reply

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