良い先生を探せ!? 素敵ダンサー=素敵先生とは限らない罠

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C先生は、素晴らしい経歴を持つダンサーでした。

海外でプロとして活躍し、結婚、出産。

 

メルボルンに帰ってきて、次に選んだキャリアはバレエ教師。

お手本で見せる姿の美しいこと!

 

 

が。

 

彼女が教えていたレベルの子達がとっても凹んでいるのです。

 

バレエスタジオからしっかりしたバレエ学校に来る、という事は大きなステップ。

 

今まで小さなスタジオで楽しく踊っていた!

という趣味の延長の態度、責任から

プロになるための準備、という事で注意も、レッスンのレベルも量もいっぺんに増えます。

 

今まで出来ていた、と思っていたテクニックが間違っていた、

だとか、

自分は上手なほうだ、と思っていたらクラスで下のほうだった。

だとか。

 

出来ない焦りや、将来への不安などで生徒は大体凹むんです。

 

だからそれ自体は普通なのですが、

凹み具合は酷く、クラス半分以上のダンサーが更衣室で泣く、という毎日!

辞めていく子も。

 

流石にこれは酷いでしょう・・・

という事になったのですが、1年目のクラスだし、先生自体が慣れていない、と言うこともあるのかな?

なんて思って私は見ていました。

 

2年目・・・

3年目・・・

この傾向はどんどん強くなっていきました。

 

 

治療に来る生徒達が文句を言う回数も増え、(というか全員が文句を言う、なんてレベルに!)

酷く落ち込んだ、ウツ気味の生徒が学校に通っているようになりました。

 

これはリハビリをしている私にとってとっても大変なことです。

 

バレエのリハビリを成功させるためには

動きに自信をもってもらわなければいけません。

 

怪我した動き、怪我した部分を怖がらずに使えるようにならないといけないから。

 

ですが、C先生に

「怪我なんて嘘でしょう!」

「痛みはバレエの一部ですからね!」

「努力していない証拠!」

「痛みを訴える資格なんかない!」

なんて毎日言われ続けていると、治りが遅くなります。

 

 

笑いの威力は素晴らしい!だとか言われるように、自然治癒力と気持ちのつながりが見直されていますよね。

バレエでの怪我も同じことが言えます。

どんな治療も、リハビリも。

結局は体の治癒能力をサポートさせてあげるもの。

だから、毎日ネガティブに生活していると治癒能力も落ちるそうです。

 

そして前向きにリハビリに取り組めない。

やる気が出ない

など精神的なものが物理的に動くことをとめてしまうことも。

(この記事参照)

 

結局、彼女は学校に合わない。

ということで辞めていきました。

(辞めさせられたのか、辞めたのか、は話す人によって違うそうですが笑)

 

体が柔軟で、遺伝的にも恵まれていた彼女にとって、

出来ない生徒の苦痛、と言うのが分からなかったそうです。

そして、怪我をした経験もないので、体について、リハビリについての理解が浅かった。

 

解剖学はちょこっと齧ったくらいだったため、クラスで使う筋肉の名前は間違っている・・・

(ウチの生徒達は解剖学のクラスがあるのである程度知っています)

 

 

彼女の場合、その上に私生活のストレスを持ち込む、という悪い癖がありました。

だんなと喧嘩した、だとか、他のバレエ学校で教えている生徒のほうが上手だ。

だとかをレッスンでたびたび口にしていたそうです。

 

 

 

ダンサーとして素晴らしい人が「全員」教師として素晴らしいか?

といったらそうではないんですよね。

 

教える、という事と、表現する、という事は違います。

だから、素敵なバレエ団で踊っていた人が素敵なクラスをする、とは限らない。

逆に、卒業生が尊敬している!という先生はダンサーとしてのキャリアがない人だったりします。

 

 

確かに自分がプロとして踊っていた経験があるとプラスになることがたくさんあります。

留学の相談や、プロの生活について話を聞いたり出来るでしょう!

海外でのレッスンの傾向や、注意の仕方など。

 

ただ、そのような人たち全員が、教育について勉強したか?

というと否だし、

生徒を伸ばしたい!という愛情があるか?といったら

残念ながら否な場合も。

 

スタジオ選び、先生選びは大きな課題です。

(スタジオ選びについての記事はこちら)

 

特にご両親の方々はここで悩むことも多いでしょう。

 

いったい、今日のテーマは何ですか?って言われちゃいそうなので。

何が言いたかったか?というと

 

有名どころの先生=生徒にあった先生ではない

ということを特に若いお子さんをもったバレエママさんたちに知ってもらいたかったのです。

 

スタジオを転々としながら「プロにさせてくれる」先生を探している人たちの話を聞きますし、

実際に毎年見てきています。

 

思い出して欲しいのは、バレエ界で一番!と言われるワガノアやABTなどに通ったから、といって

絶対にダンサーになれるわけではないのと一緒。

自分の努力が最終的にものを言います。

 

他力本願にならず、ブランド志向にならず、

自分に必要なものを考えて先生を選べるようになれるといいですね。

(自分の成功を先生のせいにしないこと!という事はこの記事で書きました)

 

考える力、自分で責任を取る力、自分で自分を磨いていける力。

これってダンサーとしてでなくて、人間として必要ではないでしょうか?

 

Happy Dancing!

ai

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