会話力、英語、留学、ダンサー。

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プロを目指している子達であれば、バレエ留学を考えるのは自然なことですが、前々にも留学を考えているならば英語の勉強をしておきなさいよ、って話をしています。

昔、この記事で、バレエ留学を考えているのであれば、どれくらいの英語力が必要ですか?って質問にも答えたことがあります。

また、レッスン中の英語ならわかるんだよねーなんてほざいているダンサーのための記事も書きました。

 

今日は、英語以前に日本語ができていない!っていう大きな問題を書こうと思います・・・

 

バレエをやるから勉強に力を入れないって思っている子達へ

あのね、頭の良さってダンサーには必要です。すごく。

今まで出会ってきたプロダンサーで(ジャンルを問わず!)、バカだな、こいつっていう人はいません。

方程式を知っているから偉い、とか点数がいいから頭がいい、とかそういうレベルではありませんよ、でも自分が何をやっているのか、自分の生活(=バレエ)に関係するところはいろいろと知っている。

 

学校の勉強を頑張りなさいよ!って言っているわけではありませんが、そこには一理あります

例えば嫌いな教科を勉強するっていうのは留学中でもあることですよ。

相性の合わない先生がいるっていうのも、クラスメイトと一緒にやらなければいけないタスクがあるのも、締め切りまでに終わらせなければいけない提出物があるのも、留学中にあることですよ。

 

それを「日本語で」「自分の生活している環境で」「周りに知っている人がいて」「親が助けてくれる」環境でしっかりと行うことができなかったら、海外でできるわけないじゃないですか

 

そういうある意味「我慢」みたいな部分だったり、イヤイヤかもしれないけれどやる部分だったり、

そして何よりも、周りと協力してやるという部分を小さいときから、しっかりと練習しておく必要があると私は思います。

そしてそれをやってこなかった子達は、バレエ学校でうまく行っていません。

コンクールばっかりやっている子達は忘れてるかもしれないけれど、舞台制作は共同作業ですからね。

 

ちなみに、現在プロでバリバリヨーロッパで活躍している日本人ダンサーとお話した時、彼は留学していながらも、通信で高校卒業したと言っていました。

別にやる必要はなかった(義務教育でもなければ、バレエ学校の方針だったわけでもない)らしいですが。

それが正しい道です!って言っているわけではありませんが、バレエと学業の両立、というものが彼のプロの道を妨げてはいないし、留学を諦めているわけでもないってことの例ですよね。

 

英語だろうが日本語だろうがコミュニケーション能力で使う脳は一緒

英語だからできない、って英語を言い訳に使う人たちがいますが、彼らの日本語を聞いていても語彙が少なかったり、説明が日本語でもできていないことに気づきます。

 

聞く、話す、理解する、書く。

TOEICでもチェックされるこれらの分野ができるとまぁ、言葉ができているということになりますが、

この部分って脳みそだけで見ると、日本語だろうが、英語だろうが、イタリア語だろうが!一緒だそうです。

 

つまりね、日本語でしっかりと自分の意見が言えたり、質問ができたり、怪我の様子を伝えることができなければ、いくら英単語を知っていてもコミュニケーションが取れるようにはならないってことです。

 

この部分はバレリーナの卵を抱えているご両親、気をつけてくださいね。

バレエレッスン、特に日本のスタジオでは生徒は喋りません。

自分の意見を言ったり、生徒同士で話し合ったりすることはありません。

なので、この部分が他の団体スポーツを放課後にやっている子達よりも練習していないことになります。

 

踊れたらいい!じゃないんですよ

バレエ学校のオーディションにはインタビューが付いてきます。

バレエ学校に入っても!学期末インタビューや先生とのディスカッションというものがあります。

カンパニーに入ったら、振付家と話し合ったり役を作り上げていかなければいけません。そうじゃないと外される、次回選んでもらえない、なんて昇格に関係する問題にもなります。

 

この前準決戦に出場する子達が発表されたローザンヌ国際バレエコンクールでも、ディスカッションやインタビューの時間が設けてあるのが、誰でもダウンロードできる資料に書いてあります。

 

ローザンヌのライブyoutubeを見てわかるように振付家と一緒に仕事する様子も見られています。

ただ、ターンアウトができる!足が上がる!ラインが綺麗!だけでは足りない世界なんです。

 

この前、バレエ学校のコンテンポラリークラスでインプロバイゼーションがありました。

試験管にその瞬間いきなりテーマを言われます。

私が通訳で入ったので、言葉で問題があったわけではありませんが、それを「理解」したか、そしてそれを「体現」できたか、っていうのはまた別問題ですよ。

 

インプロは表現力セミナーの時にも言いましたが、オーディションに出てくることの多くなったテクニックの一つです。

コンテンポラリーをやらないバレエ団がないのを考え、近年の振り付けの方向性を考えたら、これからどんどん増えていくのではないかと思っています。

日本人だからコミュニケーションが苦手、っていうのも言い訳

よく、日本はそういうところではないから、って言われます。

私が海外で働いているからでしょう。

でもね、こちらの生徒でもシャイな子はいますし、日本人でもしっかりと自分の意見を言える人もいます。

 

これだけ国際社会になってきて、そんなに大きな差はないのではないでしょうか。

ただね、10年以上バレエ学校で働いていて気づいたことはあります。

最近の日本人留学生は本を読まない。他のことに関心が全くない。

そして日本語の本を読まない子達の方が、英語ができない。

 

ここには脳科学で証明されたつながりがあるわけです。

どうやったら相手に通じるだろう?とか何を相手が言いたかったんだろう?と考える分野は言語と関係なく発達させることができるってことね。

逆にみると、英語の勉強をしなくても、日本語の練習をしていたら成長するってことですよ!

 

誰かを言い負かせ!って言っているわけではありません。人の話を聞く、理解するっていうのは誰でも、どの国でもできます。

そして自分から手を挙げろ!ってわけではないけれど、聞かれたら、照れ笑いをして答えないのではなく、カタコトでも頑張って意思表明をするというのは大事でしょう?

 

ターンアウトやアラベスクがバレエを辞めてからの人生に必要になることはほとんどないと思います。

だけどね、コミュニケーション能力が社会で必要でないことは絶対にありえません。

どんな企業に就職しても、どんな人生を送っても、他の人間とコミュニケーションを取らないで一生を終えるなんて不可能。

そして、ストーリーを伝えるバレエで、本を読むのが苦手だったらかなり問題じゃないかっ!?

 

Happy dancing!

 

 

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