アセスメントを終えて

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先週の水曜日は、私の働いているバレエ学校の生徒にとって待ち遠しいような、待ち遠しくないような日でした。

 

年末試験日。

 

ヘアスプレーをたっぷりかけたオダンゴに、

制服であるレオタードとおそろいのリボン。

前と後ろにつけたゼッケン。

いつもよりもしっかりとしたお化粧に、

トウシューズのリボンが出ていないかを何度も確認。

 

今年一年勉強したことをデモンストレーションする試験日は、

試験官である私たちもしっかりとドレスアップして生徒の「公演」を尊重します。

 

ハーフディプログラムという、午前中は学校に通い、午後から週6日3-4時間ほどバレエに来る生徒たち、

そしてフルタイム、という週6日踊り続ける生徒たち、両方のグループとも試験がありました。

 

この2つのグループは私が教えているグループでもあり、

試験官として、そして教師として彼らの頑張りを誇りに思います。

 

私の仕事上、体のアライメント、筋肉の使い方、そしてスタミナを中心に試験しました。

他に芸術性を試験する教師など今年の試験官は5人。

3人は学校内部、2人は学校外部の試験官で、公平に試験が出来るように努めます。

 

面白いことに、私の「解剖学的な」アプローチと、外部のダンサーが見て付けた芸術点がほぼ同じでした。

 

つまり、芸術的に踊る、心をつかむようなバリエーションを踊るためには、

基本である体がしっかりつかえていなければ不可能だ、という事です。

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もちろん、考えてみれば当たり前なのですが、

実際に数字にして点数を付けて、そして生徒を知ってようが、知らなかろうが、

このアプローチは同じだと証明されたので嬉しく思います。

 

体が恵まれている、恵まれていない、という事はこのレベルに到達するとあまり関係なくなります。

 

甲の素晴らしく伸びる、体の柔らかい、X脚の生徒は試験官皆とても低く点数をつけていました。

なぜなら、彼女は自分の体をつかえていなかったからです。

 

その反面、柔軟性のなく、つま先も伸びない、バレエを始めてまだ日の浅い生徒が、

持っている体、才能をすべて使い、正しいアライメントで使い踊りこんだことで、

とても高い点数を受けました。

 

ぐにゃぐにゃして頼りないダンサーと、

ピルエットがたとえ1回転でも気品高く「パフォーマンス」するダンサー。

 

どちらを舞台で見たいか?と聞かれたら答えは分かっています。

 

先日、このサイトを通じて知り合った先生に言われた言葉です。

 

この手の(解剖学的な)アプローチは日本ではまだなじみが無く、 一部の指導者はわかってはいても、 バレエを習わせる父兄にまでは 理解が伴ってないのが実情で、 これから啓蒙をと思っているところです。」

このような先生が日本の未来のダンサーを育てていると思うととても嬉しく思います。

 

ダンサーのゴールは踊ることですね。

 

つまり、ケガばかりで踊れなかったら、いくら名高いバレエ団に所属していても意味がありません。

また、怪我しているから、といって100%で踊らない事は、観客に対して失礼です。

 

でも私が生徒だった時は、ここまでロングタームで将来を考えていませんでした。

 

ダンサーになりたい!

そのためには海外に行かなくっちゃ!

 

私の脳みそはそこでストップしていました。

 

そのための知識、舞台を踊りきるスタミナや、テクニックを向上するために必要な事、体のケア

そんなことを考えたことなど、一度もありませんでした。

 

職業としてのダンサー。

 

それはプロ意識もプライドも必要です。

その意識の中に、「常に勉強すること」という項目があるはずだと、今の私は知っています。

 

19歳の時、試験を受けていた「佐藤 愛」に伝えたい事、

それがもしかしたら Dancer’s Life Support.Comなのかもしれません。

 

P.s.

海外にきて10年以上、海外のバレエ学校で働いて7年ほどになります

その経験から留学について書いた記事はこちらにあります。

「海外で踊りたいな!」と思っている人は参考になると思います。

またサイトの最新情報やセミナー、講習会のお知らせは月に2回お送りするメルマガから届きます。

まだの方は是非登録しておいてくださいね。

 

 



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Happy Dancing!

ai

 

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