間違った甲だしストレッチと偏平足


間違った甲だしストレッチと偏平足

偏平足はダンサーの敵!みたいに考えられることがあります。

確かに、

足のアーチがある=足の甲が出る、と考えると

足のアーチがない(偏平足)=足の甲が出ない!

とパニックになりそうですよね。

 

でもね、そーじゃないの。

 

それを理解するには足のアーチってなにか?を理解する必要があるね。

足のアーチは3つあります。

つまり土踏まずが上がってたらOk!じゃないわけ。

foot

イラストはthe physiology of the joiuts volume two lower limbより。英語の本だけどイラストがすごくいいのでお勧め。 http://www.dancerslifesupport.com/book/

 

足のアーチは背骨のアーチみたいに

1)骨の形(元々アーチっぽくなるように骨が曲がってる)

2)靭帯(骨と骨を結ぶ紐)

3)足の筋肉たち

でできています

 

ここまでは、解剖学を勉強してきたDLSフォロアーさんならオッケーだよね。

もし迷子になってしまったら

最初の最初に骨を語ろうという記事で骨の大切さ、そして解剖学を考えるときに一番最初に骨を考える理由があります。

そして靭帯の役割を復習するためには靭帯についての記事を読んでね。

 

さてと。足の構造が大雑把に理解できたら

(足=骨と筋肉。骨って事は関節があり、靭帯がある。筋肉って事は腱がある。ユニコーンは住んでいない。)

今日のテーマである偏平足と甲だしストレッチについて。

 

偏平足とは足のアーチが潰れた状態を指します。

特に土踏まず。

 

あぁ!うちの子供にはアーチがない!!バレエには向いてないのねっ!

とパニックになる前に、知っておいてほしいこと。

それは土踏まずが形成されるのは8歳くらいになってから。

それまでの足にはぽちゃぽちゃ脂肪がついていてまっ平らに見えることも。

 

8歳。

そうです。

もしその前にポワント履いていたら、土踏まずを形成する時期に負担をかけ過ぎるために、

大人になってからたくさんの弊害がありますよ。

DLSでは何度も、何度も、何度も、何度も・・・・

早いうちのポワント練習は間違ってる!って言ってるでしょう?

ここでも同じ。

 

また、早い時期に無理やり足の甲をだそうとストレッチすると、

骨と骨を結んでくれている靭帯を伸ばしてしまうことになります。

強さができていない筋肉+働かない靭帯=体重を支えられない足

つまりは踊りに使えない足になります。

 

どんな甲だしストレッチでも考えてほしいことは1つ。

 

その足の甲、使えますか?

 

使えますか?というのは

踊りに使えますか?(長持ちしますか?)

表現に使えますか?(自分の意思で使える=筋肉)

ジャンプの着地を安全に行えますか?

ポワント、もしくはデミポワントで立っているときに体重を安全に支えられますか?

そして、この前の記事でかいた、表現するツールとして、使えますか?

という事です。

 

足の裏を鍛える、というだけでなく、体重のかけ方なども影響してきますが、

何よりも覚えておいてほしい事は、

 

バレエレッスンを年齢相当に、正しく行っていれば、

順番に足を鍛えることができるということ。

 

小さい子供たちにはフィッシュをさせない、

難しすぎるテクニックはやらせない

正しいタンジュを繰り返し行わせる・・・

 

これらを行い、無駄なストレッチに時間をかけなければ足の甲は育っていきます。

そう、育てるものなの。

 

だって上で上げたように、筋肉も足の甲に重要な部分なんだもの。

筋肉はストレッチしてても強くならないよね?

トレーニングしなければいけない部分なんだよね?

ということは、正しく使えば、どんな年齢でも!育つんです。

 

今回の記事では理由を理論的に説明していないけれど、エッセンスは伝わったかな?

正しいレッスンで足先を育てたい人はクドゥピエとクッペという記事や、

ポワントボールに対する個人的意見、という記事を読んでみてね。

 

また、ストレッチが正しくないなんて・・・って落ち込んでいる人はそのストレッチ本当に役に立っているの?というシリーズを読むともっとわかると思う。

でも、柔軟性も大事なんでしょ?って思っている人は柔軟性と強度に関する記事を読んでみてね。

 

 

先生方へ

上で述べたことを先生用に書いてみると、真面目にレッスンに通ってくる生徒たちを正しく指導すれば、みんなある程度甲が出ます。

でる、という言い方よりも、強く伸びるつま先になります。といったほうが正しいね。

ダンサーの足において先生の責任は重大です。

だって、下手したら一生直らない疲労骨折に繋がるんだもの。

夏に人に見せたくないような足先の変形に繋がるんだもの。

しっかりと指導してあげてください。

 

解剖学をレッスンにつなげるためにオンラインコースがあります。そちらも参考にしてみてください。

(自分で責任をもって勉強できる人に限る。そうでなかったら無駄遣いになりますのでお気をつけて)

 

DLSにくるメールではバレエの先生がトウシューズを履かせてくれないんです。どうやって足先を強くしますか?

というものはありません!

 

逆です。

 

バレエママが娘の細い足がトウシューズを履いていて困るけれど、先生に言えない。という質問がたくさんきます。

オンラインコースにもあるけれど、トウシューズについてやストレッチについて、

親御さんも交えて生徒にしっかりと説明するのは先生の仕事です。

 

お料理の先生が、包丁の持ち方を教えるのと同じ。

水泳の先生がいきの吸い方を教えるのと同じ。

バレエの先生も危険な部分の説明をしてあげないといけません。

 

説明しても聞き入れないバレエママがいたらDLSの記事を送り付けてやってください。

もしくは愛さんに聞いてみよう!などのイベントに引っ張ってきてください。

私が月に代わっておしおき説明します。(おーこわ)

 

治療家・トレーナーの方へ

いくらダンサーが足の甲を伸ばしたい、と来ても。

足先が固いといっていても。

緩める、柔らかくする、だけが答えではありません。

 

逆にテクニックのおかしな、ポワントもしっかりと履けない子の足先が固い場合、

体が防御作用として固くしている可能性があります。(特に幼い時に捻挫を繰り返してる子)

それを緩めたら大けがに繋がります。

 

4月に大阪で行われた治療家・トレーナーのためのセミナー「バレエの世界へようこそ」でもお話ししました。

ダンサーの場合、緩める、可動域を広くする、は答えではない事がおおいです。

ある程度のレベルで踊っていれば特に。

 

ダンサーの足先についてもっと知りたい人は9月22日のダンサーの足 インテンシブへ。

グループ1は生徒用、グループ2は大人、教師用。

9月24日の治療家・トレーナーのためのトウシューズ攻略セミナーは名前通り治療家・トレーナー用。

上でかいた「バレエの世界へようこそ」もアンコールセミナ―があります。

→9月セミナーの詳細

 

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著作権がどーのこーの、って言ってる暇はありません。

若いダンサーの足の変形を減らすことが出来るのならば、お好きなだけシェア、印刷してください。

 

Happy Dancing!

ai


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