留学?舞踊コース?普通の大学??ダンサーの進路相談


留学?舞踊コース?普通の大学??ダンサーの進路相談

愛さんに聞いてみようシリーズです。

その他の愛さんに聞いてみよう!では脚のラインを変えるには?とかeffortlessに脚を高く上げる秘訣とか、素早く踊るためのヒントとかの質問に答えています。

 

今日の質問も2016年来日ツアー中に頂いたフィードバックからピックアップしました。

まずは質問をどうぞ。

留学?舞踊コース?普通の大学??ダンサーの進路相談

バレエ留学

DLSにはバレエ留学について色々と書いた記事があるのでそちらも参考にしてください。

こちらの質問から、彼女はバレエ学校の年齢、というよりはフィニッシングスクール、

つまりプロになる準備をする学校への留学だと思われます。

18歳以上になると海外では成人扱いされるので選択できるバレエ学校の幅も広がります。

 

例えば、私が働いているバレエ学校も、海外からの学生の場合18歳以上を取ります。

短期留学の場合は年齢はあまり関係ないけれど、コースに来るには18歳以上。

 

18歳以上でバレエ留学をする場合、プロを目指すのならば学校選びを慎重に行わなければいけません。

なぜならば、18歳ってバレエ留学を考える年齢、というよりもバレエ団のオーディションを考える年齢だから。

なので、しっかりと見てくれるバレエ学校、過去の卒業生がどのような道に行ったのかを考える必要も出てきます。

 

もちろん、大人扱いされる、ということは自分で自分の責任を取らなければいけません。

オーディション会場、情報、ビデオ作りやレター制作などは自分で行って当たり前、だと思われます。

 

うちの学校ではないけれど、一人すごーく踊れるダンサーがいました。

バレエ学校側のお気に入りでいつも主役を踊ってたし、地元のコンクールでも上位でした。

留学の手伝いをしてあげるから、と言われて3年目も学校にいたけれど、結局何もしてくれず。

日本に帰国し、仕事探し中だそうです。

もったいない。

すごく踊れるのに。

 

バレエ団の研修、というのができるのもこの年齢です。

プリプロフェッショナル、とかインターン、だとか言われますが、結局学校です(学生ビザ)。

バレエ団の舞台に立たせてもらったり、とプロの経験ができることもありますが、

プリプロフェッショナルから、何人が本当にプロになっているか?を考えてから行動しましょう。

 

どのバレエ学校でも、勝手にプロにしてくれるような場所はありません。

自分がしっかりとフォーカスをもって留学しないとあっという間に帰国の時間になってしまいます。

 

*夢は公にすると叶うっていうからさ。

私ね、日本にプロのダンサーを目指す子たちのためのフィニッシングスクールを作るのが夢です。

叶いますように・・・

 

舞踊コース

日本の専門学校、大学でコースとして舞踊があるところがいくつかありますよね。

海外にいる私の経験だけですから、どれだけ本当か分かりませんが、

そのような学校から海外で踊るプロが生まれているのか?疑問です。

ただ、将来指導を目指していたり、振り付けをやりたいと思っていたり。

もしくはクラスの子たちとともに独立してフリーランス系で踊るのならば、色々な経験ができる場所ではないでしょうか?

 

海外でも舞踊コースのついている大学、というのは存在します。

その場合、大学の授業を受けつつ、踊るクラスが存在します。

成功例として、モダンダンス系のダンサーはそのようなところから、奨学金でヨーロッパに短期留学とかしているみたいです。

 

ただし、クラシックバレエ団で、となると成功例は極めて少ないです。

(ここでいう成功例、というのはプロダンサーとして生活が成り立つことを指しています)

 

うちのバレエ学校でプロを目指し、セミプロな生活をして・・・やっぱりプロは無理だ。

と思った子たちは大学の舞踊コースに行くことがよくあります。

コンテンポラリー系、だったり振り付け専攻だったりに移動したり。

もしくは2015年のオフ会にお呼びしたゲスト、原みなみさんのようにdance educationを勉強したりするそうです。

 

 

普通の大学

バレエを続けるべきか?という記事はDLS史上一番読まれている記事です。

そのページに行くと分かるようになんだかすごい量のいいねがついています(3000+!どこから来たんだから)

 

それだけ悩んでいるダンサーがいるって事ですよね。

バレエとの向き合い方は色々あります。

そしてプロになること=人生の成功ではありません。

だけど、自分の可能性を100%試さなかったら後悔も残るかもしれません。

 

この前、バレエ学校のプラズマテレビで私が出演していたロミオ&ジュリエットが流れていました。

もちろん生徒たちは「どれが愛なのーーー!?」なんて言いながら見ていたそうです。

2年生の中間パフォーマンスだったR&Jでは私は既にプロの道を断念する、って決めていました。

 

日本人留学生の子が「こんな踊れる人が卒業生なんだ、しっかりと受け継がなきゃいけないって思いました」

って言ってくれたのを聞いて、どうしてもう少し、あと1年でもオーディション巡りをやらなかったのか思うことはあります。

卒業レポートの校長先生のvery disappointed the choice she made not to pursuit her professional dancing carrier

というお手紙もまだとってあります。

 

ただ、そうしたら今の私はいないでしょうし、DLSもなかったと思います。

今までのチョイスが積み重なって、今の私がいるのだから。

 

どっちが「正しい」チョイスだったでしょうか?って言われたらきっとどっちも正しかったのでしょうね。

プロになって踊ってたかもしれないし、

ヨーロッパで創作ダンスをしていたかもしれないし、

日本のバレエ団に入っていたかもしれないし、

自分のスタジオを持っていたかもしれませんね。

 

ただ、DLSはなかったでしょう。

セミナ―もやってなかっただろうし、今のバレエ学校で働いていることもなかったでしょう。

セミナー後、娘の目つきが変わりました、というお母さんメールをいただくことも、

冬期講習会後、ロンドンに留学して学校生活をメールしてくれる生徒さんも、

バレエ学校の後輩でDLSスタッフをしてくれている子とディズニーランド(←これ仕事だから笑)に行くこともなかったでしょう。

 

 

どの進路を選んだとしても、自分が答えを出さなければいけません。

ただし、どの答えを選んでもそれを修正するのはいつでもできます。

それを正しい「選択」にするのも自分ですし、その先に何が待っているか?はドアを開けてみないとわかりません。

ただ、選択肢を増やすこと、選択肢を考えることは大事だと思います。

 

そしてご両親が勉強や進路がどーのこーのと言いだしたら、ぽそっと教えてあげましょう。

普通の大学に行った人達全員が幸せな、やりがいのある仕事に付き、人生満足していますか?って。

 

 

愛さんに聞いてみよう!ライブで質問してみませんか?

9月19日東京目黒にて午後5時から2時間イベントがあります。

詳細はこちらのページから。

 

Happy Dancing!

ai


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