知識・心・体の三角関係 上達へのヒント


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手っ取り早く上達する方法はないか?

これは私にとって大きな課題です。

 

バレエ学校で若いダンサーがプロになる準備をする姿を見ていると、

早く上達すればするほど、ダンサーとして踊っていけるという痛い事実を見ることになります。

 

12歳で才能が認められたら毎日踊るバレエコースに行くことが出来ます。

15歳で有名校に奨学生として入団できれば、そこのバレエ団のディレクターに見てもらうチャンスが出来るわけだし、

18歳でオーディションめぐりが出来れば、他のバレエ学校の卒業生達に混じってオーディション経験が出来る。

 

別にこのステップを踏めばみんなダンサーになれるわけではありませんが、

チャンスを増やす、という面だけで見ればそうなりますよね。

 

ただでさえ少ない「仕事として安定したダンスカンパニーでプロダンサーになる」、という仕事なのだから、

チャンスは大きいほうがいい。

 

 

 

このとき、

「手っ取り早く上達する」

というのは

「楽をして上達する」とか

「ずるをして上達する」

とは違います。

 

 

 

出来るだけ短期間に、効率的に、上達する。

 

 

 

これはプロを目指していなくても、またもう既にプロでも同じことが言えますよ。

もっと上達したい。

という向上心はダンサーに必要不可欠。

それがたとえ1週間に1度しかレッスンしていない大人バレリーナさんでも、上達したい思いは同じです。

 

 

 

 

手っ取り早く上達するためにはトレーニングが必要。

そりゃ、そうですよね?

 

座っていて上手になったらみんなプロになれるでしょう?

トレーニング、レッスン、エクササイズと言うものが必要ですよね。

これは当たり前。

 

 

 

より効率的にトレーニングするためには、そして短期間で違いが見えるためには

知識が必要です。

 

自分の癖。

弱点。

得意なこと。

エクササイズの知識。

 

などがあれば、なーんも分からなくてただバーレッスンをするよりも効果がありますよね?

そして時間の使い方や、栄養、怪我などの知識があれば、がむしゃらに体を使わなくってOK.

 

 

 

このトレーニングの知識をしっかりと使うためには・・・

そう、が必要なんです。

いくら知識があっても動けなければ仕方がないでしょう?

 

知識を思う存分体感できるための強いからだが必要。

 

 

 

 

じゃあ、知識があって、体があったら大丈夫なのか?といったらちがう。

ここに立ちはだかるのが「心」

 

やる気がなければ体があっても、知識があっても意味がないし、

踊る楽しさがなければ、幾ら動けても舞台で惹かれない。

そして辛い壁にぶつかったときに跳ね飛ばすのは

 

 

結局、一番最後に物事を決定するのは、知識でもなければ、でもなければ、心なんです。

心という筋肉を鍛える、という記事に書きましたね。

 

とはいっても、心が凹んでいるときに助けてくれるのは正しい知識だし、

ダンスは体を使う芸術なので、そのがしっかりしていれば辛いときも強く進んでいけるのも事実。

getting better

 

知識の三角関係。

このバランスを整えるのって実は難しい。

だけれど、これらが上達へのヒントなんです。

 

 

 

典型的な例を様々なレベルのダンサーで見ていきましょう。

 

大人バレリーナ

さんは知識に突っ走る傾向があります。

心が「躍りたいっ!」という気持ちがあること=モチベーションが高い

というのは素晴らしいんだけれど、

そこで基礎体力、だとかボディケア、だとかを飛び越えて

知識。

 

ま知識欲、というくらいの欲望なんですけどね、人間は成長したい生き物なので。

ただ、知識があっても、それが使える器がないと舞台では使えなくなってしまいますよ?

 

 

真剣にプロを目指すダンサー達は

心に欠けます。

びっくり?

そーなんですよ。

 

彼女達は大きなプレッシャーの下にいます。

普通の高校生が、人生って何?なんて考えず、青春を謳歌しているとき、

この子達は修行に出ているのです。

そして家族、スタジオの先生、自分で背負うプレッシャーに押しつぶされそうになっています。

 

体は一番動ける。

知識も大分ついてきた。

だけれど、心のメインテナンスを忘れてしまっている。

 

 

セミプロ、プロの子達はどうか?

というと、

「体」に甘えています。

無理をしても、少しくらいケアを休んでも、痛みがあっても踊り続ける、

というのは体を無視している、という事。

 

このレベルのダンサー達が観客の前でお金を取って踊りますね。

常に100%で動ける体を準備しておかない、というのは失礼です。

バッテリーが3分の2しかフルにならない携帯電話、買わないでしょう?

 

 

 

勉強熱心な教師。

彼らが忘れてしまうのも、(そして私も自分に言い聞かせなければいけないのは)

の部分。

 

私達には経験から来る知識がある。

踊りたかったのに踊れなかった、という気持ちから「躍らせてあげたい!」という心がある。

だけれど、自分自身のメインテナンスを後回しにしてしまう先生の多いこと!

 

ウォームアップをしっかりせずに教える、だとか

夜更かしして発表会の準備とか。

生徒にセルフケア!なんて話しているくせに、自分は出来ていない。

 

あとは、人に頼ってメインテナンスすることが多いこと!(反省)

自分の体と向き合う、という事を他人任せにしてしまうんですよね。

疲れてくると。

 

誰々さんに治療してもらう。

とか

セッションを受けてくる。

とかって良いことなんだけれど、自立していないのかも。

人の体を扱う仕事なのに、自分の体が扱われていないのかも

(全くもって私のこと・・・)

 

 

知識

これらのバランスが良くなると、がむしゃらに頑張らなくても上達できるますし、

より楽しく踊れるようになると思いますよ!

(そしてその喜びが観客に伝わるのですよね)

 

 

 

Happy Dancing!

ai


2 thoughts on “知識・心・体の三角関係 上達へのヒント

  • November 12, 2014 at 10:49 am
    Permalink

    知識と心と体は、三位一体ですね。私は知識のほとんどをDLSを通じて得ていますが、こうやってレッスン中に筋肉や骨のことをイメージしながらやれることがとても楽しく感じられています。
    これからオーディションを受ける機会が増えるので、自分を自分の心で潰してしまわないように強い精神で臨もうと思います。

    Reply
    • November 13, 2014 at 9:02 am
      Permalink

      れいなちゃん、いつもありがとう!
      勉強熱心なれいなちゃんの質問は私も考えるタネになります!
      1月に久しぶりに踊りが見られるのを楽しみにしていますね

      Reply

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