ハムストリングストレッチを考えよう

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ハムストリングのストレッチを考えよう

「そのストレッチ本当に役に立っているの?」

という記事は驚くほど人気でした。

人気過ぎて、モデルになってくれたアビーの友達たちが

FBにアビーの写真がどんどん流れてくるんだけど、記事が日本語で読めない!

なんて連絡が来たらしい。

 

世界は狭いですねー。

インターネットってすごいですね!

私、南半球にいるのにこうやって皆さんとお話しできるの。

 

さて、いろいろなコメント、質問をいただいたので

少しずつストレッチというものをブレイクダウン、

つまり壊しながら考えていきましょう。

 

今日お話しするのは

 

「前後開脚だけでは本当に正しいところがストレッチされていない可能性があるってわかった。

じゃあ正しいストレッチをする場合はどうしたらいいの?」

 

というところ。

 

前後開脚=前に脚を開く+後ろに脚を開く

つまり

前後開脚=デヴァンで高く足を上げる練習+デリエールで高く足を上げる練習

だと考えられるねーってお話ししましたね。

 

アビーの場合、後ろはまあまあだったけれど

前、デヴァンにしたら背骨が丸まっちゃって、

しっかりとハムストリングがストレッチされていない!

っていうのが発覚しました。

 

なのでハムストリングのストレッチから。

 

正しいストレッチをするためには

  • ストレッチのゴールを考える
  • 伸ばしている筋肉を知る

という2つの要素が必要です。

 

ここでのゴールはシンプルに

「ハムストリングを伸ばすこと」

だとしましょう。

 

ハムストリングが固くなる原因のNO1は

ハムストリングが弱いからであって、

本当は鍛えておきたいんだ。

という私の持論はどかしておきます。

 

デヴァンに脚が上がらない時、原因は

ハムストリングよりも、お尻とお腹にあるんだ

ということもどかしておきます。

 

ストレッチはウォームアップではないからレッスン前にやりたくない

って事も

ハムストリングを伸ばした=ハムストリングが使えるようになる

わけでは絶対にない事も

置いておきます。

 

これらの部分は教師のためのバレエ解剖学講座で一緒に話し合っていきましょう。

 

ハムストリングとは?

ということは記事にしていますね。

しっかりと復習しておいてください。

 

点と点原理は、ストレッチをするときにも役に立ちます。

筋肉が始まっている点と点を縮めたら、

筋肉の動きが分かる。

というのを反対にしたのがストレッチだから。

 

ハムストリングの場合、

始まっている点が骨盤の坐骨。

終わっている点がひざ関節を超えて脛の骨だ

ってところに注目してください。

ハムストリングについて知っておきたい事。

つまりハムストリングの点と点は

坐骨と脛。

この2つの点を遠くに伸ばしたら

正しい、効果的なストレッチができるようになるということになります。

 

それを考えて、前回の記事でご紹介した前だけストレッチを研究してみましょう。

下の写真3枚のうち、

どれが一番効果的なハムストリングのストレッチでしょうか?

ハムストリングのストレッチ

 

深さで言えば一番左がいいですよねー

このまま頭が足にくっついたら柔軟性があるって事かしら?

 

点と点が一番遠くに離れているのどれでしょうか?

 

この質問が正しいストレッチを助けてくれます。

 

骨盤がタックに入ると坐骨が前に押し出されますね。

伸ばしているほうの骨盤が前に逃げてしまっていると、

そっちの坐骨が前に押し出されますね。

 

よって

一番左(骨盤がずれている)

真ん中(骨盤がタックに入っている)

のと比べたら

高さはそんなによくないけれど一番右が正確なハムストリングのストレッチ、となります。

 

頭の高さ、背骨の丸まりで

ストレッチされている「ように」見えやすいポジションですが、

ハムストリング、という筋肉群だけを考えた場合

注目しなければいけない部分は

点と点です。

 

 

 

ストレッチの時のアシスタントはズルではない!

地面に手がつかなかったら、

写真の様にヨガブロックやフォームローラーなどの助けを借りて

高さを調節しましょう。

 

腕の長さや、肩の丸まり(肩が前に落ちれば腕が地面につきやすくなるでしょ?)

とハムストリングの柔軟性は関係しませんから!

 

また、筋肉がひざ関節を超えて脛の骨についているところに着目すると、

かかとを遠くに伸ばし、ひざの裏をしっかりと伸ばした方が

より正確なストレッチとなります。

ハムストリングのストレッチ

 

 

 

レッスンで考えたとき

グランバットマンしたひざが曲がっていいわけないんだから

デヴァンで上げる脚のひざを伸ばして練習するほうが効率いいでしょう?

背骨を丸めたり、落としたりしてデベロッペしないんだし、

骨盤をたっぷりずらして脚を上げてもきれいに見えないじゃない?

 

レッスンで言われている注意をしっかりと理解すればするほど、

そして正しいステップの形が分かれば分かるほど、

正しいストレッチにもつながるんですよ。

 

より大きく踊るための柔軟性なんでしょう?

何のためにストレッチしているのか、忘れないようにしてね。

 

まとめ

  • ハムストリングを伸ばす時には坐骨と脛骨の距離をできるだけ伸ばすこと
  • 目の錯覚に騙されず、解剖学を利用してストレッチをすること
  • 形だけを真似するのではなくレッスンの注意をしっかりと考えて行うと、より効果的な、自分の体やゴールにあったストレッチになります

 

次回はヒップフレクサーのストレッチについても見ていきましょう。

 

Happy Dancing!

ai

 

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