努力をする才能


努力をする才能

 

 

バレエ学校、バレエ団、パフォーマー専用クリニック、舞台裏。

こんな仕事をしてきた私のブログでは実際にあった話、体験談、見てきたこと・・・を書いています。

 

 

そして、毎日人生ってすごいなー、だとか、

体ってすごいなーとか、

頭と体ってつながってるんだなー。

と感心していることを勝手にシェアさせていただいています。

 

クライアントによってはあまりにも有名で名前を出せない悔しい思いをした事は多々あります。

ミーハーです。

 

 

 

この仕事をしていると色々な人の生活、考え方なんてものが見えてきます。

そして1週間に30人前後のパフォーマーを5−6年治療してきた中で成功、失敗、悩み・・・

などにパターンが見えてきます。

 

 

「努力する才能」

これもそのパターンのひとつ。

なにか、どこかで成功している人、キラキラしている人はこれをもっている。

 

 

アリシアの話は前にもしたけれど、あの記事を書いてからたくさんの時間、そしてイベントが起こっています。

 

 

記事は4月に書いたけれど。

3月のケガのあと、やっとよくなって来たところで寝ているときに寝返りをうって再脱臼。

その時に剥離骨折。

 

 

そしてその骨が小さすぎて最初のテストでは見つからず、膝が思うように動かなくて苦労しました。

7月にやっと発見摘出手術。

 

 

そして8月の今、彼女はバーレッスンまで復帰しました。

 

 

5ヶ月以上のケガ。

そしてまだ十分に踊れていない。

 

 

これって、ダンサーだけでなくって普通の人でもつらいことでしょう。

 

 

バレエ関係をご存知の方は知ってのとおり、

私たちの世界にはいつもストップウォッチがついています。

 

 

職業としてバレエダンサーに挑戦する年齢。。。

 

 

 

残念ながら25歳当たりになると、「ダンサーとして最初の一歩」の仕事に就くのが非常に難しくなります。

 

 

というのはバレエ界の需要と供給の比率のせい。

毎年、新しいタレントが続々とバレエ学校から卒業していきます。

バレエ団からしたら、若い子のほうがカンパニーで踊る時間が長いから、

そして観客好みのダンサーを作りやすくなります。

 

また、カンパニーのコアファンは、新人を追いかけてくれます(ジャニーズみたいにね。)

ビジネスとしてよく分かるけれど、生徒を送り出すほうとしては悲しい事実です。

 

 

アリシアのようなケガをした子達を過去に見たことが無いわけではありません。

そりゃ、寝返りで脱臼、は初めてでしたけど、

再発を繰り返す、長期のケガに苦しむ、痛みの原因が見つからなくて悩む・・・

という生徒がいない年はありません。

 

 

 

でも彼女の頑張りは素晴らしい!!

 

 

 

173cmの長身に、手足の長さ、美しい甲、柔らかい体・・・

今まで大きなケガをしたことがなかった彼女は最初、どうやってケガと向き合えばいいのか知りませんでした。

ここの記事の彼と一緒。

 

 

だから、私と彼女は上手くいかないイライラだって、動けない苛立ちだって、

何で自分だけが?っていう悲しさも一緒に歩んできました。

 

 

痛みの恐怖に、片足に体重さえ乗せられない。というのは記事に書いたとおり。

 

 

そして誰かが踊っているのを見ると泣けてきてしまうし、

出来ない悔しさで具合が悪く、学校に来るのが嫌になってしまったことも。

 

 

 

彼女の中で何かが吹っ切れたのが3週間前かな?

リハビリの一部として始めた私と1対1のピラティスがガラリっ!と彼女の視線を変えることになったんです。

 

 

 

別に今までエクササイズを知らなかったわけでもないし、

バレエ学校でも体力づくりのクラスを行っていました。

 

だけど、がっちゃんとスイッチの入った彼女を止めることは誰も出来なくなりました!!

(余談ですがこの瞬間が一番好きです!生徒の意識が変わった事が目に見える瞬間。)

 

 

一日3-4クラスのバーレッスン、自分で決めた筋トレ。

体力づくりは固定バイクと水泳。

最低でも4、5時間は動いているんではないでしょうか?

 

 

レッスン見学もポジディブに出来るようになったし、

健康的に痩せて見た目はプロダンサーです。

 

 

人によってスイッチが入るタイミングや、物事が違うんです、って事。

そして努力をする、と言うのは才能の一部だって事。

が今日のお話です。

 

 

彼女がバレエを諦めるきっかけはたくさんあったはず。

再発したとき、

手術が決まったとき、

つらくて動けなくなってしまったとき・・・

 

 

だけど彼女はそこでストップしませんでした。

 

 

 

まだ踊りきっていない。

まだいける。

 

 

もちろんつらい時、一度立ち止まって自分のことを見つめなおすのは大事です。

自分の人生で何が一番大切かを考えること。

負担がかかっているのは彼女だけでなく、彼女を支える家族も一緒。

踊って食べていける人が少ないんだから、ここから進路を変える、という手もあったはず。

 

 

 

彼女が次にケガをした場合、

スイッチが入るエクササイズはピラティスではないかもしれません。

ジャイロやヨガ、アレクサンダーテクニークかもしれない。

だからこそ、様々な種類のトレーニングを知っているとプラスになると私は思います。

 

 

これがダメなら次!

お気に入りのCDが変わるように、エクササイズも変わるかもしれない。

 

ツールボックスにはたくさんの道具が必要です。

 

体への知識や、自分を奮い立たせるインスピレーション。

相談できる専門家や、心を豊かにしてくれるエクササイズ・・・

DLSのコンテンツはそういう事を考えながら作っています。

 

 

もしかしたら次、心が「頑張ったね。よくやったね。次に進もう!」って言うかもしれない。

そうしたら、心が負けてしまったんではなくて、心が「選択」したこと

それもアリでしょう。

 

そしてその日はいつか来るんですから。

 

 

でも彼女は「努力する才能」の持ち主だから、次の道もすごい勢いで走り続けてくれるでしょう!

 

 

今のうちにサインをもらっておかなくっちゃ!!

ミーハーなままで終わります。

 

続編、努力する才能パート2もご覧下さい。

 

 

Happy Dancing!

ai

 

 


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