「いためた」と「ケガ」の違い どこまでがダンサーのケガなのか?

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その中で毎月「質問コーナー」があり、この前の質問は

「今まであった怪我はなにですか?」

というものでした。

 

そこでたくさんの人が

「捻挫程度です」

だとか

「腰を痛めました」

だとか教えてくれました。

 

私の中ではそれってケガなんで、みなさんの

「いためただけで休んだら良くなりましたよー」

という感覚が不思議だったの。

 

よくよく考えたら私が踊っていたときにこの質問をしたらきっと同じように答えていたでしょう。

「腰を痛めてコルセットで学校通っていました」

おいおい。

私の素敵な高校生活はコルセット付でした・・・

 

夏は汗かくのよね、下に。

そして友達は秘密ダイエット法だと思っていたみたい。

 

ケガといためた!

の違いって何でしょう?というのが今日のトピックです。

 

 

 

私の答え。

「いためた」時点でケガです。

ちゃんちゃん。

 

それではまた明日!

 

これでは意味がないのでもう少し掘り下げていきましょう。

 

 

 

辞書的なケガ

辞書でケガ、って何?とみてみると。

不注意、不測の事態などのため、体を傷つけること。

または

外的要因による組織、または臓器の損傷の総称

なんて出てきます。

 

 

 

では「いためる」を辞書で見てみましょうか。

体に痛みを感じたり、故障を起こすこと。

 

ほかに色々な意味がありました。

例えば

「胸を痛める」などのように精神的な苦痛をあらわしたり、

「懐を痛める」などのように出費をあらわしていたり。

 

つまり「いためる」のほうがちょっと広い意味で使われますが、

上であげた「ダンスで痛めた」というコンテンツで使われる場合、

体の痛み、そして故障。

それってなにか?といったら

不注意、不測の事態(つまり外的要因)による損傷のこと。

 

だから一緒。

という図が生まれてきます。

 

ここでもっと掘り下げると、精神的な苦痛も怪我につながるし、

ダンスでの怪我は自分のテクニックの悪さから来ていることが殆どだから、

外的要因、というよりも自分で起こした怪我(self reflected)、という事に考えられますが、

今日はここらへんはほうっておきましょう。

 

 

ダンサーの「習慣」

ではどうしてダンサーは「痛めただけ」だったり「捻挫程度です」って考えるようになるのでしょうか?

私の経験からすると、そのように教育されてきたから。

としかいいようがありません。

 

悲しい事実です。

 

幼い頃のストレッチの痛みに始まって、

トウシューズでの痛みだったり、アラベスクでキープしているときになる背中の痛みだったり。

 

そのようなことを

「バレエの痛み」

だとか

「当たり前」

というボックスに入れてきてしまった結果、

痛いのは当たり前。

痛くなくっちゃ頑張っていない。

 

または昭和魂のような

no pain no gain

な感覚がバレエ界(スポーツ界もそうですね)に蔓延しているようです。

 

確かに筋肉を使えば痛いときがありますし、

筋肉痛だとあー昨日はいいレッスンしたな!って思いますよね。

 

ストレッチでよくある表現に「痛きもちい」というのがあるように、

なんも感じないストレッチしていたら意味がないし、

慣れない「つま先立ち」で違和感や靴の感覚が変わるのは当たり前。

 

筋肉が弱いからキープが出来ないのだから、

それを強くするためには自分の限界にチャレンジする必要があります。

 

だけれど、どんな痛みが「いい痛み」でどんな痛みが「悪い痛み」なのか?

という事の教育はされていない。

なので

 

全ての痛み=踊っているならしょうがない!

 

という考えに至ってしまうようです。

 

 

小さい痛みはバカに出来ない

トウシューズのマメについてだとか、捻挫について記事にしましたよね。

あれらは立派な怪我です。

 

「痛み」というのは体が危険信号を出しているの。

なのでそれを聞いてあげる、という技術が必要です。

 

トウシューズのマメは踊りの癖、足裏の使い方、トウシューズのフィッティングの状態を教えてくれます。

そして、痛いから、と放って置くと変な癖がつき、ほかの怪我につながります。

予防の面でも、今後のコンディショニングの面でも知っておきたい事ね。

 

 

捻挫からもたくさん学べますよね。

 

どうして捻挫したのか

着地で失敗した

空中で体の軸がずれてしまった

体幹の強さ、そして足の踏み切りの正確さの練習が必要。

 

 

どうして右だけ捻挫したのか?

降りてくるタイミング?右足と左足の強さの違い?振付の関係?

 

なんて様々なことを分析することが出来ますでしょ?

上手になるチャンスはこんなところに落ちています。

 

パーソナルトレーナーなんていらないじゃないですか!?

体が教えてくれるんだから。

(その後、何をしたらいいか?となったらやっぱりトレーナーさんが必要なんですが)

 

 

 

今後気をつけたいこと

これからは体が出しているサインに耳を傾けてください。

ちょっと痛いな・・・と言うときは立ち止まってどうしてか考えて。

 

良く眠れなかった、疲れが溜まっている、レッスンで集中できていなかった。

なんて精神的なことが分かるかもしれない。

 

コンクールの振付で同じほうのピルエットしか練習していなかった。

なんてバランスの問題?

 

最近筋トレをサボっている、なんて反省点が見えるかも。

 

痛みを怖がるのでもなく、無視するのでもなく。

使ってあげてください。

体は正直ですから

 

 

今回の文章を音声で聞きたい人はこちらから


Youtubeにもありますよ!

 

Happy dancing!

ai

 

 

 

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  • 「いためた」と「ケガ」の違い どこまでがダンサーのケガなのか?”へのコメント

    • November 12, 2014 at 2:33 am

      とても勉強になりました。
      私はトウシューズを履いた時に途中から痛くなる左の小指の痛みを、なんとか気持ちで乗り越えようとしていました。この間の記事を読んだはずなのに!でも今回の記事を見て、それではいけない事を再確認しました!中に詰めるものを工夫して、大きな怪我に繋がらないようにします。
      ありがとうございます!

      Reply
    • November 12, 2014 at 1:53 pm

       いつも勉強させていただいています。
       今までは、小学生の娘の痛みなので、お母さんここが痛いー。とか皮がむけた―。小指がはれてるー。と言われても・・・どう痛いのかわからないので、痛そうだねー。とさすってあげたり、消毒してあげるしかできませんでした。
      最近、右膝の横が痛いというので、先生に相談したら、筋肉痛かな?シップを貼るといいよ。とアドバイスをいただいたのですが、回転の際に右肩があがっているのも気になっていたので、整体へ。右足首の歪みをなおしてもらったら、痛みのあった膝も回転時のバランスもよくなりました。
      大きなけがをする前に、娘の言葉に耳を傾け、一緒に、痛みの根本的な原因を探し、処置をしたり、シューズのチェックをすることが大事だなと思いました。 ありがとうございました。

      Reply
      • November 13, 2014 at 8:56 am

        Chizuruさん、コメントありがとうございました。
        そのように考えてくださるお母様がいて嬉しいです!小さいときの痛みや体の使い方は癖になりますし、先生に言いづらい、または上手く伝えられない、という事もあります。
        体の声を聞く、自分で考える力にもなってくれると願っています!
        今後もよろしくお願いします。

        Reply

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