大腿骨の外側の筋肉について知っておきたい事


 

ITB

今日は大腿骨の外側の筋肉を見ていきましょう。

正確に言うとこの子たちは筋肉と靭帯ですが、

話がしやすいように筋肉グループ、という事にしておいてください。

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(音声で聞きたい人は一番下へ。ポッドキャスト・Youtubeで再生できます。)

外側の子たちは2つです。

一つ目はITB、二つ目はTFLといいます。

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なんだそれ?

なんでアルファベットなのかというと、私が漢字を覚えられない、というのが大きく関係してきますが、

名前がちょっと長いのです。

 

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最初のITBから見ていきましょう。

ITBの本当の名前は腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)と言います。

ダンサーには聞き覚えのない言葉かもしれませんが、

ランナーによく見られるケガ、腸脛靭帯炎というのはこの靭帯の炎症です。

名前が場所をしっかりと表しているのはこの靭帯でも同じ。

腸骨(骨盤の骨)から脛骨(すねの骨)をつなぐ靭帯です。

英語で言っても同じことIlio Tibial Band、Iliumというのが腸骨のことで、Tibiaというのが脛骨です。

それをつなぐバンド。

本当にベルトコンベヤーに使われそうな広い、薄い靭帯です。

素晴らしく強い靭帯で、これがないと人間は真っ直ぐ立てないそうです。

試したことはありませんが。

しかし、直ぐに固くなる靭帯としても有名で、それによって膝の痛みに関係してきます。

 

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数年前に日本から来た留学生の女の子が膝の痛みに困っていました。

日本のお医者さんに見てもらったところ、半月板に問題があるとか。

手術を勧められたけれど、嫌だったの。

ということでそのままで留学してきました。

グランプリエが出来ないくらい痛かったのに、このITBをトリートメントしたら一発で良くなりました。

トリートメント30分以下。

手術しなくてよかったね。というのと同時にお医者さんは何を勉強してきたのかという疑問がふつふつと。

 

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ITBの固さ、バランスの悪さというのは他のケガにもつながってきます。

例えば膝のお皿の脱臼とかね。

痛いですよ。

グリッサードとか簡単なステップでガクッと行きます。

近くで見ていると膝のお皿がずれるのが目に見えて分かり、その後がっしりと腫れます。

 

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このITBにくっついている筋肉がTFLというものです。

そう、TFLは筋肉。

この子はITBにくっ付いています。

大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)というのが本来の名前です。

ITBとおなじようなところから始まって、途中で終わっています。(正確には3分の1あたりで終わってるんですって。)

 

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この子の仕事は大腿骨を曲げる、外に持ち上げる、そしてターンインすることです。

デベロッペデヴァンをすると挙げている足がどうしてもターンインしてしまう人、いませんか?

その場合、TFLが働きすぎていることがあります。

そしてターンアウト筋肉たちとのバランスが取れていない事も。

三角関係をお話しした時に大腿四頭筋に加勢してくるやつもこの子です。そしてダックちゃん骨盤を作ってしまいます。

TFLについてはたーくさん話したい事があるのですが、それはまた今度。

今日の目的、そしてこのシリーズの目的は大腿骨の周りの筋肉グループを知る事。

ですから、仲良くなってください。

 

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ITBは靭帯ですから動きを生むことはないのですが、TFLを説明する時に必要でした。

 

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****TFLについて知っておきたい事****

TFLは大腿骨の外側の筋肉である。

TFLは股関節の屈曲、外転、内旋に関わる。

TFLは骨盤の前の部分からITBの上3分の1辺りまでをカバーしている。

(ITBは骨盤の前の部分から大腿骨の外側全てをカバーし、膝関節を超えて脛骨についている)

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今回の文章を音声で聞きたい人はこちらから


Youtubeにもありますよ!

Happy Dancing!

ai


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