ダンサーのメンタルを考えようウィーク ネガティブサイクル

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今日はネガティブサイクルについて見ていこうと思います。

ネガティブサイクルはいつでも、だれでも起こります。

(起こると思います。私の勝手に作った言葉ですから、心理学的には正しい呼び方があるかもしれません。知っている人、教えてください!)

だから誰でも勉強しておくべきです。

きっかけは色々。

ネガティブ思考、とネガティブサイクルはちょっと違います。

どういうことか?というのを説明するために17歳のルーを例に見てみましょう。

 

ルーは足首の後ろの痛みを去年の半ばから感じ始めました。

様々な検査の後、痛みは足首の三角骨から来ていることが分かりました。

そして手術。

手術後、当時のバレエの先生はリハビリなど全く知りませんでした。

大きな手術後、リハビリなしでクラスに戻って踊り始めたのです!

休んでいたせいで体重も増えました。

弱った体に手術した足で踊り始めると、楽しいばかりか痛みが増します

通っているフィジオは「痛ければ休み、アイシングをしなさい」のみ。

 

ケガ、手術、長期踊れない、体重増加、痛み、理解者の不足、将来への焦り。

これらのどれをとってもネガティブ思考に陥るきっかけになりますが、

これら全てがいっぺんに起こると、または長期的に起こるとネガティブサイクルに陥りやすくなります

 

見て分かるように、ケガ当初は頑張ってポジティブに物事を考えようとしても、

これだけ様々な原因が重なるとルーがネガティブサイクルにどっぷり嵌ってしまうのが分かりますね。

怪我しているし、しっかり踊れないし。体重も増えたし。

踊っていても意味ないんじゃないか。

プロになる子は私の年齢から舞台に立ち続けているのに、

私はまだポワントでのレッスンを1時間以上できない。

レオタード姿の自分を鏡で見るのさえ辛い。

いっその事、バレエなんて辞めてしまえばいいのに!!

 

って辞められれば楽なのに、そう簡単にはいかないのが事実。

でも踊りたくても怪我しているし、しっかり踊れないし・・・

 

ぐるぐるぐるぐる。

 

これがネガティブサイクルに落ちちゃった。ということです。

 

 

ルーの例は大げさな例ですが、日常に起こりやすい例としては

発表会で友達みんなはいい役をもらったのに私だけ小さい子達と一緒に踊らなければいけない。

その上、クラスで練習し始めたフェッテは2回以上できないし。

この前発表会の衣装の為のメジャーではクラスで一番ウエストがないことも判明したし。

なんてシナリオも有り。

つまり、1つだけならば落ち込むことなく対処できたかもしれない出来事が重なって起こるときに落ち込んでしまうサイクル

という事を言いたかったのですが、伝わりましたか?

 

ポジティブに考えろ!というのは簡単です。

けれど、辛い出来事が重なることで立ち上がれなくなることもあるのです。

何を辛いか?と感じるかどうかはその人によります。

親がサポートしてくれないのかもしれない。

友達から「バレエばっかり」といじめられているのかもしれない。

スタジオの外で起こっている事は当人にしか分かりません

 

ネガティブサイクルから立ち上がるにはサイクルをしっかりと勉強することが必要です。

ルーの場合、このサイクルにプラスして「自分では頑張っているつもりの頑張らない子」症候群も被っていました。

痛みが続くまで踊り、痛くなったらアイシング、というのが頑張っている事だ、

とフィジオから言われ続けた結果、こうなってしまいました。

ルーと私は今年の6月までにはポワントで踊れるようになる事、というゴールを作り、

しっかり立つこと、体を強くすることから勉強を再開しました。

サイクルにあった、「痛み」「恐れ」「理解者の不足」「将来の焦り」を理解し、

ひとつひとつ取り外す為に頑張っています。

頑張る、という事がどういう事なのかもルーは理解し始めています。

遅れた時間を取り戻すために毎日エキストラのクラスを受ける事。

最寄りの駅まで歩くこと。

踊れないレッスンに執着するのではなく、頑張る方向性を多方向にした、という事。

 

もう一つの例として挙げた、

発表会で友達みんなはいい役をもらったのに私だけ小さい子達と一緒に踊らなければいけない。

その上、クラスで練習し始めたフェッテは2回以上できないし。

この前発表会の衣装の為のメジャーではクラスで一番ウエストがないことも判明したし。

という場合、

1つ目は自分の力ではどうしようも出来ないので諦める、という事も大事です

ディレクターがあなたの身長を求めていなければオーディションで受かりません。

諦めて、前に進むという事もダンサーの仕事です。

2つ目と3つ目、体重とテクニックは自分で変えられます。

昨日行ったエクササイズプランのホームワークからしっかりと現状を見つめ、

ただ悲しむのではなくステップバイステップのプランを作りましょう。

千里の道も1歩から。

32回転もトウシューズでルティレで立つところからですよね!

 

****今日のホームワーク****

ネガティブになってしまうのは、何が原因なのかしっかりと見つめてみましょう。

どんな気持ちになるのか。

何がきっかけか。

どういう事が不安なのか。これがとても重要です!

何が悩みなのか。

正直に考えてみましょう。

無理に直そうとしなくても大丈夫。

理解すること、対面することが大事です。

時間が合ったら昨日作ったエクササイズプランと並べてみてみましょう。

悩みを解決するにはどういうエクササイズが必要なのか、見えてきましたか?

次回は「ダンサーのメンタルを考えようウィーク まとめ」へ続きます。

Happy dancing!

ai

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