筋肉の勉強を始める前に その3


 

筋肉を勉強する前に3

 

筋肉の勉強をする前にシリーズ第3弾は、動きを表す解剖学用語をバレエ用語に当てはめていきます

過去二回、特に前回の記事を読んでからの方が分かりやすいです。(その1その2

 ,

動きを表す言葉。

それを覚えるというのは、バレエのステップの名前を覚えるようなものです。

 

最初は難しいし、聞いたことがない言葉が出てきて戸惑うけれど、

慣れてくると言葉だけ聞けばすぐにステップが出来るようになります。

そう思いながら気長に勉強していきましょう。

 

  • 屈曲(くっきょく)=曲げること
  • 伸展(しんてん)=伸ばすこと
  • 回旋(かいせん)=骨の軸にそって回転すること
  • 外転(がいてん)=体の中心から遠ざかること
  • 内転(ないてん)=体の中心に近づいていくこと

 ,

屈曲

とは関節が曲がることですから、

プリエの時、股関節、膝関節、足首、全て屈曲となります。

 

伸展

はその反対の意味ですから、

プリエから膝を伸ばしたとき、股関節がまっすぐな時の事を言います。

 

回旋は2種類あります。

内旋(ないせん)と外旋(がいせん)です

 

回旋できる関節は股関節肩関節です。

それが出来る理由は、これらの関節は球関節

つまりボールとソケットジョイント、と呼ばれるもので、動きの幅が広いからです。

⇒球関節についてもっと知りたい人

 

股関節の内旋はターンイン、外旋はターンアウトの事。

この事についてはターンアウトをお話しする際、

そして肩関節の勉強をするときにもう少し詳しくお話ししますね。

⇒ターンアウトについて知りたい人

⇒肩関節について知りたい人

 

膝関節は球関節ではありませんが、構造上、

膝関節が曲がっている時に少しだけ外旋、内旋出来るように出来ています。

このせいで膝をねじってターンアウトをする、というズルが出来るのですね。

そしてこのせいでたくさんのダンサーがケガをします。

 

このように、解剖学的に正しい動きが分かるとケガを防ぐことも出来れば、

正しく踊ることも出来る訳です。

便利でしょう?

 

外転

というのはアラセコンドのタンジュのように

体の一部を中心線(軸足)から遠ざかる動きの事ですね。

 

内転

はその逆ですから、アラセコンドタンジュから5番ポジションに戻ってくる動きを指します

 

「転」という言葉のせいで、外転、内転ときくと

ターンアウト、ターンインのような動きを連想する人がいます。

これは解剖学的にみて間違っています。

 

アラセコンドタンジュの例をとってみると、

ターンアウトした足をタンジュに出すわけですから、

股関節は外転だけでなく、外旋もしている、という事になります。

 

ややこしくなってきましたね。

この部分は今後、筋肉のお話をしていくときに何度も出てくるのでご心配なく。

そのうち慣れますし、毎回違った例が分かるたびに頭に入っていきますよ。

 

筋肉の勉強をする前にシリーズその4では、筋肉の動きとイメージについてお話ししていきます。

どうしてスポーツ選手はイメトレを大事にするのでしょうか?

そしてそれはどのように筋肉の動きに関係してくるのか、

ダンサーはどうやって筋肉トレーニングとイメージトレーニングを混ぜるべきかを考えていきましょう。

 

Happy Dancing!

ai

 


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