筋肉の勉強を始める前に その7


,筋肉を勉強する前に7

長く続いています。

筋肉の勉強を始める前にシリーズ。

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こんなにたくさんの事を知っておかなきゃいけないの!?

なんて思われてしまいましたでしょうか?

出来る限り簡単に、そしてダンスと照らし合わせてみてきたつもりなんですが・・・

 

今日はその最終回。

やっとここまで来ましたね。

今日の言葉は

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  • 「短縮性収縮 (たんしゅくせいしゅうしゅく),
  • 「伸張性収縮(しんちょうせいしゅうしゅく),
  • 「等尺性収縮(とうしゃくせいしゅうしゅく)」

です。

 

収縮、収縮、と何度も出てくるところからわかるように、

これらの言葉は筋肉の収縮を指しています。

そしてこれらの3つの収縮が滑らかにいくと、

コントロール力のある、ダイナミックな動きが生まれます。

 

「短縮性収縮」

文字通り、筋肉が縮みながら収縮する運動です。

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それって普通でしょう?

筋肉って縮んだり、伸びたりしているんでしょ?

そうなんですが、その「伸び縮み」にもちょっとした秘密があるんです。

 

「伸張性収縮」

上のと逆に伸びながら、引っ張られながらもコントロールして動いている筋肉の動きを指します。

ちょっと分かりづらいですね。

前回、筋肉はグループで動く、とお話ししましたね。

主動筋,,この時のグループ1、つまり赤い矢印の筋肉グループは主動筋でしたね。

主動筋は協同筋と一緒に動き(この絵では膝を伸ばす、ということ。)を作っています。

 

この時、主動筋たちは「短縮性収縮」しているのです。

 

大腿四頭筋は骨盤の前の部分(ASIS -覚えていますか?骨盤のプレースメントの時にお話ししましたね)から、

膝のお皿を通過して、すねの骨についています。

図のように、大腿骨(太ももの骨)を固定したままで、

出発地(ASIS)と到着地(すねの骨)の距離を短くすると…?

 

膝が伸びます。

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この距離を短くするためには、主動筋である大腿四頭筋もみじかくならないといけないでしょう?

なので短縮性収縮になるってことです。

この感覚をもっと簡単にするための点と点原理について

 

 

逆にグループ2、青の矢印は拮抗筋でしたね。

この場合はハムストリング。

安定した、滑らかなデベロッペをする場合、この筋肉はただただストレッチされるだけでなく、

しっかりと働かなければいけません。

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つまり「伸縮性収縮」になりますね。

ハムストリングは坐骨(これも骨盤のプレースメントをお話しした時にでてきましたね)

からすねの骨の後ろ側についています。

 

筋肉ムキムキの太ももにならないためにも、

この筋肉が伸びながらしっかり働く必要があるので、

よって「伸張性収縮」

ただ伸ばされちゃった!ではありません。

よく見られるケースですけどね。

 

解剖学を知っている先生は時々

「ハムストリングを使いながら脚を前に上げなさい」

という事があります。

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でも解剖学を知っている生徒にとっては

「ハムストリングは脚を後ろに上げる筋肉だから先生は間違っている・・・」

と思う事があります。

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両方ともあたりです。

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この場合、主動筋になっているのは大腿四頭筋ですから、生徒はあたり。

でも拮抗筋であるハムストリングも「伸張性収縮」しているか、意識を持ってくるためには、先生もあたりです。

⇒固めないで筋肉を使うってどういうこと?

⇒バレエ注意の理解の仕方

 

では、残りの「等尺性収縮」とは何かしら?

これは筋肉の長さが変わらないけれど、筋肉が頑張って働いている状態を指します。

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例えば、重い荷物を手に持ってひじを曲げてみましょう。

荷物は上がったり、下がったりしないけれど、腕が疲れてきますよね。

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ルティレで脚をキープしなければいけない時、ハムストリングは伸びても、縮んでもいません。

同じ長さのままだけど一生懸命キープしているでしょう?

あれも「等尺性収縮」

 

これらの3つの言葉をバレエで知っている必要は、前回と同じように全くありません。

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前回知りたかったことは

筋肉は3つのグループに分かれて仕事をしている。

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今日知りたかったことは

筋肉の縮み方には3つの方法がある。

という事です。

 

両方に通じている事はグループだろうが、縮み方であろうが。

筋肉は全てが協力して動いているときにコントロールしたステップが踏めるようになります。

それだけ。

 

どうでしたか?

次回は今まで勉強したことが頭に入っているかちょっとしたクイズをしてみましょうか?

Happy dancing!

ai


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