バレエ発表会への気持ち


バレエ発表会への気持ち

子供の時は分からないけれど、今になって気づく事ってたくさんありますよね。

私にとっては、両親のサポートは子供の時はずーっと気づきませんでした。

いつも応援してくれるからそれが当たり前になってたのかもしれません。

 

 

妹と私はずっとバレエを一緒に習ってきたので何をするのも2倍かかるとか、

当たり前の事なんだけれど自分が主役の時は気づかないんだよね。

 

 

バレエがお金持ちの子の習い事、だという考え方はまだ深いと思います

残念ながらそれには大きな理由があると思います。

発表会に出る費用は素晴らしく高い。一応、発表会に出るか出ないか聞かれるけれど、同じレッスンに通う関係上、出ない訳にはいかないし。

トウシューズはどんどん潰れる。

いくらニスを流して、シューズの先を縫って。

タイツの穴を繕い、シューズに穴があいたら左右を反対にして履くとかね。

 

コンクールの出場費はモチロン、衣装、交通費、特別レッスンの費用、謝礼…

ダンサーになる夢を叶えたい、と思ったら今度は

治療、外部でのトレーニング、クラス数を増やしたり、大きな街へ出たり。

 

千葉出身の私は、ラッキーな事に祖母が東京に住んでいるので普通の日は学校の後にレッスンに通い、週末は祖母の家に泊まりながら、東京でのオープンクラスを受けていました。

 

キャベツと缶詰のツナをレンジでチンしてお昼!と言っていた母の記憶がありますが、

その時は野菜好きだなーとしか思っていませんでしたお気楽な子供でした。

 

両親としては、子供の夢を叶えてあげたくて必死になります。

東京でワークショップがあるって言ったら、頑張ってお金を貯めるし、

発表会でいい役もらったの。男性と踊るから別費用だって。と言われたら、そーですか、と。

発表会を見に来てくれた方々にはお礼を買わなければいけないし、

娘が研修生だったら必死でチケットを買って、みんなに配るのです。

 

とは言っても、大きくなるにつれてレッスンの時間は遅くなるから普段のレッスンを見られる訳でもないし、

留学しちゃったらどんな生活をしているのかさえ分からない。

 

 

模擬短期留学を体験できるバレエ講習会を作ろうと思ったのもこんな背景からです。

海外留学させるのはすごく大きな決意です。家族全員の決意。

だから、模擬経験が出来る場所があればそこでどんな感じか分かるし、自分の決意もチェックできる。

そしてクラスは見学できるようにして、発表会も作りました。

 

舞台のような派手な衣装や、お化粧はないけれど4日間の頑張りがしっかりと見えるようにレッスンのデモンストレーションから始まります。

父がよく、「発表会を見ていてもつまらない。一人で踊っていない限り、誰が誰だか分からない」って言っていました。

折角お金を払って娘の夢を叶えるサポートをしているんですから、そんな人たちが無料で発表会を見学できて当たり前だって思ったの。

レッスンの内容を見て、同じ年頃の子たちと比べて、彼女が輝いている姿を見てほしい。

もしくは口先だけでバレエが好きと言っている姿も見えるかもしれません。

舞台は嘘をつきません。

今までの努力は出るし、努力していない部分も見えます

特に雰囲気や衣装でごまかせないパフォーマンスでは。

 

 

よく、ダンサーをサポートしたいんです、という相談メールをもらいます。

その人たちのどれだけが、実際にお金を払って舞台を見に行っているでしょうか?

舞台というのは、見る人と踊る人がいなければ成り立ちません。

海外の大きなバレエ団だけでなく、小さなバレエ団やグループの応援のためにチケットを買った事はありますか?

 

ダンサーをサポートしたいと思っているのならば、一番最初にすべき事は舞台を見る=彼らの仕事に敬意を示す事です。

治療してあげたい。トレーニングしてあげたい。レッスンを教えたい。

それもいいんですが、まずはダンサーという「仕事」が成り立たないと。

お給料をもらえていないダンサーが治療に来られる訳がないんです。

トウシューズを支給されないのならば、トレーニングにまわすお金はないんです。

 

ダンサーが仕事として成り立って初めて、それを目指す子供たちにもサポートがいきます。

習い事の枠を超えてキャリアとしてレッスンに通っていると理解してもらえればサポートになると長年バレエ学校で働いていて感じます。

こちらでは、学校側がバレエ学校に通う事でスポーツと美術のクラスに出なくても点数が出るなんて事もあります。

社会的な理解が必要だってこと。

 

 

DLS冬期発表会は1月7日、Piece of modern Dance studioにて午前10時開場です。

たった2時間ですが無料イベントなので是非遊びに来てください。

チケットも申込もなーんにも要りません。

 

プロを目指しお正月返上で踊ってきたダンサーに人前で踊る、という経験をさせてあげるために。

頑張っている誰かの娘さんを応援するために。

そしてダンサーという仕事への理解を深めるために。

もちろん、より良くダンサーをサポートするために彼らの生活や動作分析をするのは必要不可欠ですよね。

 

 

講師、スタッフ一同お会いできるのを楽しみにしています。

 

Happy Dancing!

ai

 


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