練習って辛いこと?楽しいこと?

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この1年ずっと感じていたんですけどね、最近これがはっきり見える言葉を生徒の一人から聞きました。

 

卒業生が今、バレエ学校に戻ってきていて3か月こっちで練習プラス年末公演にでるんですよ。

その子が

「練習する場所があって楽しい!」

と言ってたの。

 

その時に、あーこれだ。って思いました。

今年は年末公演以外にもガラパフォーマンスがあったので公演数が多かった1年でした。

ってことは配役によってリハーサルの量に差が出る年だったってことです。

自分の練習がないから早く帰っちゃおーとか遊びに行っちゃう子達と、リハで残る子、自分で練習しなきゃいけない子の差が激しかったって事。

 

悔しくないんだろうか、とかリハがない=必要とされていない、って悲しくなってがむしゃらに練習しないんだろうか?なんて考えていたンだけれど、そういうのは「クールじゃない」らしい。

(ちなみに、一人だけ練習しているとイジメの対象になるから、とあるお母さんが言っていました。それもあり得るかもしれないけど、仲良しのためにレッスンするのと、プロを目指すのはまた違うわけで・・・)

プロになりたいんだったら練習好きだと思うけど・・・

そーでもないんですよ、っていうのはバレエ学校で10年以上働いていると分かります。

ほとんどの子達は練習が好きではない。でも、踊るのは好き、という矛盾がある。

 

他の子達の気持ちを代弁できませんが、私が学生だったときはこのパターンでした。

日本でのレッスンは楽しかったよ。

別に1クラスだけだし、ある程度クラスの中で出来ていたし、怒られることなかったし。

 

でも、バレエ学校で毎日4-5時間踊り、好きではない先生や、クラスの時はつまらなかった。

通っているだけでOKっていう甘い考えがあったし、自分はできてるんだろーなーっていう妄想の世界にもいた。

確かに、いい役はたくさんもらっていたし、成績もいい方だったけれど、それは「学校内」でいいレベルであって、「世界的に」全く劣っていた、と今は分かる。

 

頑張っているつもりちゃんでした、という記事にも書いたし、ケガした時はがっつりとSelf pittyの穴にハマっていたし。

 

だから自分の経験を含めてここではっきりといいましょう(書きましょう?)

プロになりたい!って言っている子達の中には練習が好きでない子達もいるって事を。

 

うちの子、本当にバレエがやりたいのかしら?という記事でも書いたけれど妄想の世界のバレリーナちゃんではなくって、しっかりと現実を見つめたプロを目指す心、リアリティを感じて努力するって事は本当に大切だと思うし、必要なスキルだと思います。

 

自分から「好き」って思えることは専門職ではすごく大事

この部分は脳みそを考えてみた記事で説明した通りなので、まだこっちを読んでいない人は先にどうぞ。

でも「好き」って思えるからやるんだろうし、「好き」って思えるから情報も入りやすいし、「好き」って思うから脳回路も強化されるだろうし。

やっぱりこの積極的で自発的な部分って何か専門職につくときに必要だと思う。

 

だって他の子達とは違う道を選ばなければいけないんだもの、強い信念を持てなかったらやりとおせない気がする。

これは、バレエ以外でもそうですよね。

一般的な道(高校→大学→就職→やっている仕事を好きになる)というのではなく特別な道(好き!→そのための専門的知識を勉強する)っていうのは周りから理解されづらいと思うもん。

 

私がやっている仕事はかなーり専門職の強いことでしょ?

今でこそ本とか出しているけど、この道を選んでから12年は勉強してるからね、10年を超えたあたりから、DLSが大きくなったりとかオファーがくるようになってるんだから。

バレエを本格的にやってきた長さをいれたら15,6年よ???

 

女の子で練習が嫌い、という子がプロになるのを見ていない

あえて「女の子で」ってつけさせてもらいます。

なぜか?というと男性ダンサーはだいたい、若いうち(15-16才)で大きな学校に留学しちゃうので、その後を私があまり見ないんです。

だからリサーチに使える数(N=って研究では書く数字笑)が少ないから、エビデンス的に弱い。

 

ただ、今年の頭にあった冬期バレエ講習会に来ていた男の子は一人残ってレッスン注意を英語で書きだしていたり、

その後にあった大人用解剖学クラスを聞いていたりしてまして、

その後、留学先が決まったって連絡が来ました。

 

今プロで踊っている子はバレエ学校では10代の男の子っぽく練習より女の子!って感じでしたが、

イングリッシュナショナルに留学した1年目、練習する場所がないから、近所のジムに友達と通ってる、と言っていまして、その後プロ契約をもらってました。

 

だから多分、男の子でも当てはまると思うんですが、研究材料の数が少ないので笑 今のところは「予想」でしかありません。(競争率も女性ダンサーより甘い)

 

ただ、女の子の場合、練習が好きっていって、頑張っていても競争率が激しくてプロになれない子もいます。

ただ!

練習が嫌いな子は残りませんし、ラッキーなことにプロ(研修生も含む)になったとしても楽しくない会社勤め(バレエ団は会社です・・・)になって結局辞めちゃう。

 

好きなものの上手になれ

本当にその通りですね。

練習することが楽しいと思える子と辛いと思える子の差は何なのか

それは私には分かりません。

年齢なのかなーとか、育ち方なのかなーとか思うのですけど、バレエが好き!以外よく分からないのが事実です。

上手か下手かもあんまり関係ないように見られますが、だいたい、練習が好きな子は上手になっていきます。

きっと練習をする→結果が見える→だから楽しい!→なので練習

っていうサイクルができているのだと思うから。

 

ただ、そうじゃない子もいたりします・・・

そういう子達が一番厄介です・・・

 

この記事のために指導者として私が出来る事はなんだろう?と考えた結果

  • トレーニングですぐに結果を出せるようなエクササイズを指導すること

→結果がでて楽しい、努力は報われるんだという経験値を増やしてあげる

 

  • 理論でしっかりと説明し、どうして練習が求めている結果に行きつくのかを頭に入れてあげること

→理解の上で自発的に行うほうが、言われたからやる、よりも継続できるから

 

  • 地道に私の経験をみんなに伝えて考える材料にしてもらうこと

→やっぱり自分の周りの人しか分からないから、井の中の蛙にならないように情報提供

 

なんて言うのが考えつきました。

多分、これは多くのバレエ教師の皆さんだって出来る事だと思うからぜひ「練習を楽しいと思える子たち」を増やすために使って下さい

頭ごなしに怒るのは楽なんだけど、こういう部分も先生が指導するエリア(残念ながら・・・)にはなると思います。

 

ただ、ダンサーの子達も自主的に情報収集や上手な子を観察してみる必要はあるでしょう。

上手になる子を観察してみた、という記事でも書きましたが、上達する子達、プロになる人達は世界的に共通している点があるはずです。

生まれながら、踊れちゃうって子はいないんですから、どこかで何かしらの努力をしてきているはず

それをしっかりと見極めましょう。

 

私の経験話を提供っていう事で。

某世界的バレエ団のプリンシパルの方がゲストで来ていた時、忙しいリハの合間に彼女はジムでトレーニングしてくる!って言ってました。

ホリディなのに、バレエ学校のパフォーマンスなだけなのに、そしてプリンシパルなのに!

「昨日は短かった。45分だけ」

と次の日言っていたのを聞いて、あー、だからプリンシパルなのね、って脱帽しました。

 

ちなみに、うちの生徒達に25回はやりなさいよ!と言っているカフライズ、彼女は50回やっていたそうです・・・(生徒談)

 

ほーらね。

 

Happy Dancing!

 

 

 

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