再 舞台裏からこんにちは! リカバリーについて


リカバリー

 

DLSのフェイスブックフォロアーの方はご存知のように、この前私はバレエ団の舞台裏で働いていました。

今日はお約束どおり、舞台裏の様子第二段をお送りします。

この前の舞台裏はこちらから

 

 

 

20140920_180454舞台裏で働くときは、このようにパスをもらいます。

じゃないとエレベーターで地下にいけないからです。

あやしいもんじゃないんだよーという証拠です。

(一応・・・)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

20140920_180204

んで、こんなセッティングをしてあるお部屋にこもります。

この写真のお部屋はフィジオさんのお部屋ですが、私が使っていたお部屋もこんな感じ。

 

 

 

 

 

 

 

20140920_112319プラスこのようにエスキーと呼ばれる氷を入れておく入れ物やバケツがごろごろしています。

 

 

オーストラリアバレエ団は年間180-200近くの公演数をこなします。

 

 

プリンシパルならば別ですが、コールドの子達はこれら全ての公演に出演します。

フルタイムのお仕事です。

 

 

しかもツアー、地方周りもあります。

メルボルン、シドニーシーズンのほかに、アデレード、ブリスベン、そして海外。

これをこなしながら、バレエ学校の公演に出演したり、自分の通っていたスタジオにゲストとして出ることもあります。

文字通り毎日踊る環境です。

 

 

 

朝のクラスが始まるのが10時ごろ。

その前にボディコンディショニングやピラティスのクラスを受けてくるダンサーもいます。

クラスの後はリハーサルです。

このリハーサル、今踊っている舞台のリハのときもあれば次の舞台の振付を覚えるときもあります!

そして夜の公演に向けて準備。

 

 

私が働いていた日は2回公演のある日だったので、

朝のクラス、

マチネ、

少し休憩

夜の公演。

となります。

 

 

 

 

これだけ毎日踊り続け、飛行機にのって飛び回るダンサーにとって、リカバリー、

つまり回復はとても大事なステップです。

 

そしてリカバリーがケガ予防にもなります。

しっかりと体が回復していれば、次のパフォーマンスでケガのリスクが少なくなるからです。

 

 

 

 

バレエ団の医療チームがお勧めしているリカバリーのひとつに「アイスバケツ」と言うのがあります。

この前はやっていたアイスバケツチャレンジのあれ、とは違いますよ。

アイスバケツ、と言うのは寒冷療法のひとつのアイシングをバケツで行う方法です。

 

 

 

 

奥に見えるドアがステージドア。ちょこっとウォームアップが出来るようにミニトランポリン。

奥に見えるドアがステージドア。ちょこっとウォームアップが出来るようにミニトランポリン。

一番いいのは全身冷たいお水に入ることらしいですが、そんな装置のない場所が多いので、

このようにアイスバケツ、大きなゴミ箱に水と氷をたっぷり入れて、その中に脚を突っ込みます。(上の写真みたいにエスキーのときもあり)

 

 

そのように出来ない場所、例えば膝関節とか肩関節とかを痛めた場合、ここに準備してある氷とプラスチックの袋を使って氷嚢をつくり、パフォーマンスのあとに炎症を抑えます。

 

 

もちろん、怪我している人はフィジオに行ったり、筋肉の調子が悪かったら私に会いに来たりもします。

 

 

が、アイスバケツやアイシングは自分で出来る範囲で最高のリカバリーです。

怪我していなくても、使った部分の筋肉の血行を良くし、次に備える準備にもなる、と言うのが考えだそうです。

 

 

このアイシング、人によっては注意したいこともあります。

健康に踊っているダンサーならば関係ないかもしれませんが、

もし心配事があったらいつも診て貰っているお医者さんに相談してくださいね。

 

 

 

日本の発表会のように1度きりの舞台だけならば、少しぐらい無理しても大丈夫です。

そのあとスタジオがお休みになったりもするし。

 

 

ただ、プロダンサーとして「踊ること」をお仕事にする、という事は今日の舞台だけではなく、

明日の舞台、そして1ヶ月先の舞台でも踊れるからだの準備をしておく、ということです。

 

 

 

 

そしてこのリカバリーも練習しておきたい、大切な知識、そしてテクニックのひとつ。

 

 

 

もしプロを目指しているのならこのように体のいう事を聞き、自分でケアをしてあげられるのは才能のひとつです。

踊る仕事がやっと手に入ったとき、自分の体の調子を整えられなかったら、次の仕事に続きません。

舞台に立つチャンスが少ないのだから、一回一回絶好調で踊れるように準備するべき

 

手前が花のワルツの衣装、後ろが雪の精

手前が花のワルツの衣装、後ろが雪の精

もし長持ちするダンサーを育てたい、と思っているのならばこのような知識も教えてあげるべきです。

 

 

だって、ダンサーのたまごたちは知らないことだから。

 

 

私達が経験で知っていること、彼らはまだ知りません。

 

 

スタジオでの態度や踊っているときの気品などと同じように、

ウォームアップをする習慣、体のいう事を聞く習慣をつけてあげましょう。

このような知識はダンサーにならなかったとしても、将来役に立ちます。

 

どこからはじめたら良いのかわからない・・・という方は春のセミナーでケガ予防基本講座がありますよ!

 

 

もし大人バレリーナさんで、お仕事をしながら毎日レッスンに通いたい!

と思ったら、次の日に疲れを残したくないですよね。

 

 

確かに大人バレリーナさんは毎日舞台なんかに立っていません。

が、人生、という舞台にはフルタイムで出演しています。

ママ、ビジネスオーナー、介護者、OL・・・

 

特に私達、大人になればリカバリーのスピードも落ちますし、

怪我したら100%に戻ってくるのが大変になります。

 

 

 

私が終わる頃には舞台装置の設置が始まっていました。舞台まであと1時間。

私が終わる頃には舞台装置の設置が始まっていました。舞台まであと1時間。

お肌と一緒。

 

自分に合うケアの方法をしって、

できるだけ自然にケアしておくことが大切です。

 

 

つまり、手術や痛み止めでなくって、セルフマッサージやアイシング、ウォームアップクールダウンを使ってケアする、って事。

 

 

それが長く踊れる体を保つ秘訣かも。

そんなことを考えた舞台裏日記でした。

 

 

 

Happy Dancing!

ai

 


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