お腹を入れる=背中を丸めるではない!

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下向き腹筋というエクササイズは私がバレエ学校で指導しているものですし、ブログにも書いてる。

そしてバレエの立ち方ブックでも書いているので、そろそろみんながうんざりしている頃でしょうか?

 

でもねーこれがちゃんと出来ている人って少ないんですよ。

そしてエクササイズを指導している人でも、レッスンを教えている人でも、解剖学の勉強の好きなうちの生徒の子達でも!

間違ってやっている事が多いので書いておきましょう。

 

 

下向き腹筋について

この細かなやり方はこの記事で書いてあります。

どうして効果があるのか、動いていないように見えるのに「腹筋」なのはどうしてか?などはそちらを見て下さい。

また、バレエの立ち方ブックでは95ページに書いてあり、難しくするバージョンも書いてありますよ。

本を買ってくれた人が見られる無料動画サイトにもビデオがあります。

ここまで説明しても、間違いが見られるっていうのは、ダンサーの考える「お腹を入れる」というコンセプトがやっぱりまだ正しくないって事ですよね。

力任せにお腹!とか、なんでも腹筋で解決!!とかっていうのはやっぱりまだ多いんだろうなと思います。

ちなみに、バレエの立ち方ブックには、よくある腹筋(=体を丸めるやつ)はひとつも載っていません。

 

私個人は「腹筋」が弱くて真っすぐな体をキープ出来ない、というダンサーよりも、真っすぐという「感覚が分からなくて」出来ない子の方が多い気がします。

まぁ、私が見ている人口の話かもしれませんから、本当に小さいバレリーナの卵さん(ただし、この子達にも腹筋運動!というのは必要ないと思うし、そうスポーツ医学も書いている・その記事)や、大人バレリーナさん(ただし、この人達もバレエの動きに慣れていない、背骨の柔軟性に欠ける、などの方が立ち方の問題だと思われる)は別かもしれませんが・・・

 

もう一つ、ここまで書いていて気づいたのは、こうやっていろんなところに書いているから、レビューに「新しいことなんて書いてない」とか書かれるのだろうか・・・

でも出し惜しみしても意味ないし、背骨やら腹筋やらっていうのは、そして解剖学ってのは紀元前3500年頃に古代エジプトですでに記述があるみたいだからさーブツブツ。

 

腰椎の解剖学知識を当てはめてみると

背骨にはカーブがあるんだよ、とか腰椎のカーブの方向とか、もちろんタックちゃんはダメよ、とか。

こういう部分は既に過去の記事で書いてありますよね。

2013年とかなので、記事の感じが違うとか、文章が短いとかは多めに見てください。

(ちなみにこの記事は2017年に書いてるじゃない?4年前だもん!)

 

この図の背骨カーブを見直してみましょうか。

後ろからみると真っすぐ、を目指し、横から見るとカーブを目指す。

これが背骨の「まっすぐ」でしたね。

(もっと深く知りたい人はバレエの立ち方第一章をチェック)

 

そこまでは大丈夫でしょ?

ってことはね、背骨のカーブに個人差があったとしても、下向き腹筋の形に寝転がって、手を腰椎の下の方(第4,5腰椎)に置いた場合、

この部分が床の方へ落ちている、つまりは下に下がっている必要があります。

 

コアの解剖学知識を当てはめてみると

背骨の解剖学の上に、コアの解剖学もプラスしてみましょうか。

コアについても記事に書きました。

この下向き腹筋ではコアのトレーニングをしている事になりますが、それは腹横筋だけのエクササイズではないんです。

ここでは多裂筋も働いています。(できれば骨盤底筋群の感覚も欲しい。ただし、重力のかかる方向上、感じにくい人も多いけどね。)

 

多裂筋とはなんだったけ?と思ったら、背骨をつないでいる、背骨に近いところにある筋肉でしたね。

 

なので、下向き腹筋をしている時には、腹横筋を筆頭に腹筋群が使われている

1)腰椎が持ちあがってこない!

2)腰椎のすぐとなりにある筋肉がスイッチオンされるのを感じるはず

となります。

 

ここで、お腹を入れる事だけに頭がいっていると、腰椎が丸まったり、肋骨の下の方や、骨盤の上の方が地面から浮いてしまったり、

お尻にちからがはいってしまったりするのね。

 

レッスンで必要な腹筋

レッスンで必要な腹筋、特に多くのダンサーが注意される「立っている時に」お腹を入れる、という感覚を作るためには、

ここで注意した事が「完璧に」出来ていないといけません。

だってさ、床で寝転がっていて、しかも他に考える事(ステップ、振り付け、音楽)がなく、集中している時に出来なかったら、

立って踊っている時には不可能でしょう!

 

解剖学的に腹横筋、多裂筋、コア、腹筋・・・とか知っているのは素晴らしいです!

バレエ的な注意、お腹をいれなさい、が分かるのも大事です!

だけどね、それらってパズルのピースなんですよ。

それを当てはめるべき部分に当てはめないと、最終的な絵は完成しません。

 

だから「知識の解剖学から舞台で使える解剖学へ」という記事を書いてあります。

古い記事かもしれないけど、このメッセージはまだ変わっていません。復習だと思って読んでみてください。

こういう人は要注意!

ブログのコメントに来ていた「股関節インピンジメント」の子からの質問がこの記事のインスピレーションなのですが、こういう痛みや癖がある子達は下向き腹筋を会得するように毎日繰り返して下さい。

 

<痛み>

  • 股関節インピンジメント症候群など、股関節の痛み(デヴァンやアラセコンド、ルティレにあげるときに、股関節につまりや痛みがある人)
  • 腰痛がある人、もしくは過去に腰椎のケガをした人(ぎっくり腰も含む)

 

<癖>

  • ターンアウトがしっかりとできない、もしくは大臀筋を使い過ぎてしまう人
  • タックちゃんが直せない人
  • ハムストリングスが硬くて困っている人
  • 立っていると真っすぐだと思うのに、動き始めたら骨盤が安定しない人
  • お仕事(勉強)で座っている時間が長い人

 

うちの生徒で股関節の前が痛い、という子に下向き腹筋をやらせると(10カウントホールドを3セット)、

それだけで股関節の痛みが改善しますし、ターンアウトもよくなります。

立ち方、基本、本当に大切なんですって!

 

*なんで?と思った方、股関節っていうのは骨盤プラス大腿骨の関節です。

腹筋を使うたびに、腰椎が動いてしまうという事は、腰椎の下にある仙骨、つまり骨盤も一緒に(無駄に!)動いてしまいます。

という事は股関節が安定しなくなるンです。

よって痛みに繋がります。

 

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ディスクレイマー(免責)

一応書いておきますが、DLSは健康なダンス生活を応援する情報サイトです。

なのでね、海外にいたり、バレエ学校生徒などでポワント買うお金さえ辛い子達のために、できる限りの情報を無料でアップしています。医学アドバイスではありません!

 

その活動をサポートしてくれるのが、有料コンテンツ(eBookとか来日セミナ―など)です。

バレエの立ち方ブック売上げは私に直接入りませんが、DLSの活動を広める手伝いになってくれますし、ここで書いているような「立ち方」という基本が大事というイメージを多くのバレエ関係者に広める草の根活動になります。

 

ですが!

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それをきっと、社会還元と呼ぶのだと思うからさ。

 

Happy Dancing!

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