肩関節:ポーデブラの発祥地 肩甲骨の動き2


 

肩関節4

肩関節:ポーデブラの発祥地 肩甲骨の動き1(なんて名前が長いのでしょう・・・)では肩甲骨が上に上がったり(拳上)下がったり(下制)することが出来る、とお話ししましたね。

名前を知っておく必要は全くないけれど、その動きが生まれる理由は、「肩甲骨は肋骨にはくっついていない」からでした。

肩甲骨は肩関節の一部として鎖骨と上腕骨に繋がっている、というのは肩関節を話し始めた一番最初にお話ししました。

よーく観察してみると、上腕骨はぶらぶら、肩甲骨はふわふわしているのです。

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ええ、これが解剖学を勉強した人の言葉・・・

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ぶらぶらとふわふわは解剖学用語ではありませんが

上腕骨の先、つまり手先はどこにもつながっていないからぶらぶらするでしょう?

そして肩甲骨は肋骨の上に置かれている骨だからふわふわするでしょう?

・・・

なんとなく通じましたか?

この構造のおかげで、邪魔な物のない肩関節は、関節の中で一番よく動くものになれるし、

肩甲骨は2種類の動きだけでは収まらず、もっともっと動きますよ。

今日はその続き。

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from Anatomy of Movement revised edition

from Anatomy of Movement revised edition

肩甲骨の内転(ないてん)、というものは、肩甲骨を背骨の方に近づける、というものです。

なんで内転、というのに回転していないのか?

私もよくわかりません。

話はそれますが、私は解剖学を英語で勉強しました。

今度のセミナーで、もし私が解剖学語をしっかりと漢字で書けなかったときの言い訳です。(ちなみに英語の方が意味が通じると私は思います・・・)

この動き、つまり肩甲骨が背骨の方に引かれると、同時に上腕骨が後ろにひかれます。そして鎖骨も引っ張られます

「姿勢を正しくしなさい」

だとか

「肩を広げなさい」

とか注意されたときによく見られる間違いはこの内転です。

頑張って両方の肩甲骨を引き締めた結果、ポーデブラは自然に出来ないし、肋骨の前側もあいちゃいます。

 

お腹が出てしまう原因も、

肋骨が前に押し出され背骨のプレースメント(胸椎のプレースメントについてはこちら)が変わってしまうのも、

「肩をひらいた」

せいではなく、

「肩甲骨が内転してしまった」

せいです。

これは言わなくても分かる通り、間違いです。

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from Anatomy of Movement revised edition

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外転(がいてん)というものは内転の反対です。

肩甲骨が背骨から離れる、つまり両方の肩甲骨の距離が広がることです。

肋骨のカーブのおかげで、肩甲骨が横に広がり、少しだけ前に落ちたようになります。(だから矢印が前側に向いていますね)

その結果、肩が前に落ちたような、猫背になります。

3つの骨がつながっているせいで、上腕骨が前に落ち、鎖骨がくぼむからです。

この姿勢はダンサーによく見られるものではありませんが、「姿勢が悪い」のは分かりますね。

 

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次回はあと2つの肩甲骨の動きをご説明します。

ちょっとつまらないですよね。

でもこの6つの動きを説明し終わったら、もう少し楽しくなります。(なるはずです・・・)

 

「肩をおろしなさい」という注意は良く聞くものだし、(拳上と下制の関係)

「胸を開きなさい」というのもそう。(内転と外転)

そして次の2つの動きは2番ポジションのポーデブラに必要な事だからです。

レッスンをするのでも、教えるのでも大切な事。

もう少しお付き合いください。

 

Happy dancing!

ai

 


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