姿勢って基本でしょ?なんで本なんか出したのよって話。

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今日のブログは「バレエの立ち方できてますか?」ブックのアマゾンのレビューにあったものからヒントを得て書いてみました。

まずはレビューを見てみてください。

 

題名:基本の商品

人から聞いて期待して予約しましたが、今まであるバレエ解剖学の本をイラストで簡単に説明した内容でしょうか?

書店にあるほかの業界の姿勢本やバレエストレッチ本などでも同じような書き方を読んだことがあります。

バレエの立ち方は姿勢だけではないのでこの内容なら他にもありますので少しやすくてもいいと感じましたので星を減らしました。

 

驚くことにこれくらいしか(今のところ笑)悪いレビューはないんです。

びっくりしました。

実はね、もっと色々と叩かれるのかと思っていたから。

 

でも、このレビュー、すごくいい部分をついているので一緒に見ていきたいと思います。

レビューを書いてくれた人が悪いってわけでもなく、反論しているわけでもなく、すごくいい、考えるポイントがたくさん入っていたのでピックアップさせてもらっただけですからね。

「表現の自由」ってのがありますから、好きなことを好きなように書いてくれて私は大丈夫です。

(出版社が決めた部分もありますし、私への文句だったら南半球でいじけるだけですから笑)

 

バレエ解剖学の古今東西

バレエ解剖学だけではないですが、解剖学全般について。

確かに医学の発展により様々な新しい情報が分かっています。

例えばひざの新しい靭帯が発見されたのが2014年だったよね。

 

だけれど、頭蓋骨の形とか、肋骨の骨の数とかは、ルネッサンスから同じなんですよ。

だから、どの本をみても、基本的な骨の形や大腿四頭筋などのおおきな筋肉は同じです。

(名前から見ても分かるように、4つあるって分かってるから大腿四頭筋なんだしね)

ただ、バレエに特化した解剖学はまだまだBabyです。

例えば、今や世界で1,2位を争うオーストラリアンバレエ団の医学チームですが、私の校長先生がプリンシパルをやっていたころ(7、80年代?)はバレエ団のツアーにお医者さんがついてきたそうです。

鞄いっぱいの痛みどめをもって。

 

そこから40年ほど経ち(お、校長の年齢がばれる!)今になりますが、

この1年で医学チームがやっと「ダンサーの股関節には様々な異形があるが、それと痛みは関係ない」とわかるデータと研究がでたくらいです。

それくらい分かっていないというか、専門で調べているところがないっていうのかな。

 

でも、この情報は大事で、日本みたいに、

股関節の痛み

MRIで異常発見

手術!

としても治らない理由が分かったってことなんですよ。

だって変形や異常と本人の感じる痛みがマッチしないってわかっちゃったんだもん。

 

ほかの業界VSバレエ

確かにスポーツ系でも美しさを競うようなもの、柔軟性を競うようなもの(新体操、体操、フィギュアスケート、スキーなど)ではバレエと似ている動きを使います。

だから、レビューを書いて暮くれた人が言っているように、他の本を読めば分かる部分、似ている部分はたくさんあるでしょうね!

 

でもね、ポワントで立つのはバレエだけなんです。

全幕バレエ、もしくはトリプルビルなどのパフォーマンスをするのはバレエだけなんです(他の種目は長くても3-4分程度)

コンテンポラリーとクラシックという体の使い方、振り付けが全く違うものをやるのはバレエだけなんです。

試合だけではなく毎晩パフォーマンスをするのは、ツアーで世界を回り、違う床で踊るのは、コールドバレエ、ソリスト、プリンシパルのように多くのダンサーが別々の役を担いながら芸術を一緒に作り上げるのは、

生オケで音楽のスピードが変わる可能性があり、照明や舞台装置がうまくいかないことがある中で踊るのは・・・

そう、バレエだけなんです。

 

そうすると、求められるものの強さや持久力、そして対応なども変わってくるわけですよね。

たとえ動きが似ていても、それを1度やればいいのかVS3時間何回も出てくるのか、ではやっぱりトレーニングで必要な部分が変わります。

 

バレエの立ち方は姿勢だけではない

本当にその通りだと思う!

 

だけど、姿勢すらできなかったらどうしようもないのも事実じゃないかしら。

本の中でも「立ち方という土台があってこそ、その上のテクニックが安全に、効率的に身につく」というお話をしているんだけどね、

立つ→基本ステップ(バー)→アンシェヌマン(センター)→舞台

って流れでトレーニングしているわけだから、その最初でつまづいたらダメだよね。

 

解剖学というものにそんなに変化がなくても、バレエ解剖学というものがどんどんと開発されていく中で、バレエでしか必要とされないテクニックがある。

だからこそ、この本が皆さんのアシスタントになればいいなと思って書いたんです。

 

ちなみに、2016年の9月にお話をもらい、1月にドラフトをあげたんですよ。

その時と、校正をしている間の3か月で、1つご紹介しているエクササイズを変えました。

だって、新しい研究というかアドバイスがオーストラリアンバレエ団から出されたから笑

変えなきゃーって言って新しくイラストを作り、動画を撮りました。

(気になる人…外反母趾のエクササイズの一つです)

 

2016年のダンサーの足セミナ―と、2017年のダンサーの足セミナ―では使っているボールの種類を変えました。

だって筋膜というものへの理解がどんどん進んでいったから。

 

だからね、バレエスタンスだけが大事なんではないし、私の本が特別なんではないけれど、

こうやって新しい情報が入ってきたのをできる限り取り入れて作ったんです。

 

でも、そういう事を求めていない人、もしくはそこまでのレベルで踊っているのではない人(悪い意味ではなく、趣味で。)だったら、多分この本は必要ないです。

他に出ている奴らで十分だし、私の本みたいにマニアックに立ち方にこだわる必要はないと思うもん。

 

でも必要な人の手元に届いてくれたら嬉しいし、この本やDLSでケガするダンサーを一人でも減らせたら書いた甲斐があったってもんですよ!

そして、そういうレビューをくださっている皆さん、どうもありがとうございました。

(最初も書いたけれど、このレビューが悪いってわけでもなく、反論しているわけでもなく、すごくいい、考えるポイントがたくさん入っていたのでピックアップさせてもらっただけですよー!)

 

みなさんから送ってもらった写真の一部。もっといっぱいあるけど一部だけご紹介させてくださいねv

 

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  • 大好評発売中!

  • 姿勢って基本でしょ?なんで本なんか出したのよって話。”へのコメント

    • August 21, 2017 at 9:36 am

      娘は3歳からバレエメソッドのイギリス人の先生から習い、現在は某有名スクールでプロを目指しています。以前のスクールはロシアバレエメソッドと言われて認定テストも受けてましたが、指導としてあまりストレッチも無く、筋肉の動かしかたなど言われた事もなく。8歳で外反母趾が出て来たり、コンクールの為の無理な動きで股関節の痛みが続いたので不信感で、やめました。今は、解剖学専門の先生についていて、色々説明を受けながら安心してレッスンを受けています。
      愛さんの本、早速参考になりました。
      骨盤の安定、基本姿勢のポーデブラの肘の位置など、今まで注意されていたところが、ハッキリ書いてあり分かりやすかったです。他の著書には、難しいことばかり書いてあり、基本は、分かりやすく明確には書いてないように思いました。
      小さい頃からも、解剖学が必要と思います。
      趣味であっても無くても、やはり美しく怪我のない身体でバレエを楽しんで欲しいので。
      愛さんのblog、いつも勉強になっています。

      Reply
    • August 28, 2017 at 1:40 am

      こんにちは。
      いつも参考書としてDLSを覗いています。
      「バレエの立ち方できてますか?」買いましたよ~!
      まず、さーっと見て『シンプルでわかりやすい』と感じました。
      ダンサー解剖学の本はけっこう難しくて中学生~高校生でも理解しにくいと思う。
      人によって理屈や理論が先行してしまうかもしれない。
      (マニュアル通りにのみ動く子、いるんです)
      知っておくべきことではあるのですが
      それを体で覚えるのには
      説明が込み入りすぎずよいと思いました。
      そこから自分の場合はどうしていったらいいか、ということを考えていけると
      きっと動きが違ってくるはずです。
      うちの生徒には特にチェックしてほしいところに
      付箋をつけてスタジオにおいています。
      愛さん、いい本をありがとうございました!!

      Reply

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