ダンサーのケガ 疲労骨折


疲労骨折について質問はたくさん来ているんです。

だけど今まで書くのを躊躇してました。

だって・・・自分もやってるから。そして私が踊っていた時の一番最後の怪我が疲労骨折でした。

んでもって、ちゃんとリハビリするというか、治療も、原因も、リハビリの方法も知らなかったので、

それが最後の引き金になってバレエを辞めました。

 

疲労骨折から戻ってくる方法はたくさんあります。

実際にプロダンサーでも多く見られます。

そしてその怪我の間に自分をより強く、踊れるダンサーに改良することも可能です。

 

ってわかっているから、書きたくなかったの。

もしこの知識を19歳の佐藤愛が知ってたら、ダンサーになってたかもしれないんだもの。

今頃、全く違う道を歩んでいたかもしれないんだもの。(そうしたらDLSはないけどね。)

 

なので嫌でしたし、今も嫌ですが、嫌々書いてます笑

これを伝える事で多くのダンサーを救えるのならば、って思う傍ら、自己嫌悪というのかな、そういう感情とも向き合わなきゃいけないのが事実で。

だからダイエットについて書いても、摂食障害についてまだDLSでは記事にしてません。

だって、思い出すのが辛いから。

そのうち書くよ。うん。

 

ってことで!

話題の疲労骨折に行ってみよう笑

 

疲労骨折って何?

疲労骨折って聞いたことはあると思うけれど、普通の骨折と何がちがうのか?って話だよね。

一度だけでは骨折を起こさないような外力が、1ヶ所に持続的に繰り返しかかり、それが集積して疲労骨折になる

 

という事だけれど、それを簡単に言うと。

間違ったテクニックや体の弱さ、振り付け(これが外力ね)のため、体の一か所に負担がかかり、

それを修正しないまま踊り続けるため疲労骨折になる。

 

って事ね。

(って事はね、自分で予防できるのよ、コンクリートの上で毎日踊らないといけない人以外は。)

 

Clinical Sports Medicineという本(ちなみにこれはバレエ団研修している時に、バレエ団で働いているスタッフ全員の机に置いてあったので真似して買った本。

あまりの厚さと重さに倒れそうになった笑)

によると、ダンサーに起こりやすい疲労骨折部分は

  • 大腿骨の頭(これは私は見たことがない)
  • 脛骨
  • 腓骨
  • 中足骨、特に2番目と5番目
  • 種子骨

だと書かれています。

 

最近では、舟状骨もダンサーの疲労骨折が多く見られる場所だといわれてますね。

気が付くと思うけれど、これらは足、下肢に集中しています。

だからDLSではダンサーの足セミナ―を行ってるんです。多く症状が見られるエリアだけれど予防もできるから!

 

ダンサーの疲労骨折 注意点

疲労骨折、という名前からつかれたときに起こるのかなーとか、

普通の骨折よりもいいんじゃない?(つまり症状が軽い)とか思われがちですが、

私たち治療家からすれば長期直らない疲労骨折よりも普通の骨折の方が気楽だったりします。

きれーにポキッって折れてくれたら!笑

 

ちなみに今まで関わってきた生徒や、プロダンサーの中には

  • 疲労骨折→2年治らず、手術(かかとの骨を削ってそれを骨折部にいれて、くぎと鉄のプレートで支える)→あまりにも甲が出過ぎて鉄のプレートが曲がり再手術→ダンスを辞める

 

  • 疲労骨折→某超有名バレエ団に入るも最初の2年はほとんど踊れず→今は折れた骨のままで踊っている(100%気持ちよく踊れないし、練習量に非常に気を付けなければいけない+ホリディでも要筋トレ)

なーんてことがあります。

 

ダンサーの疲労骨折はテクニック不足(筋力不足も含む!)を直さなければ治りません!!

痛みは引くかもしれないよ、レッスンを休みなさいって言われるかもしれないよ。

だけどね、休んでいる時にもテクニックを直すことができるし、しっかりと体を強くしてから踊りに戻らないと!

 

私の様に、レッスンを休んで、いきなり復帰して舞台に立ち、その後痛みがあるからってだましだまし踊ってたら

絶対によくなりませんからねっっ!!

 

レッスン復帰への道

疲労骨折の具合によって少し左右しますが、6-8週間その場所には負担をかけない、というものが一般的な治療法です。

そして、その後ゆっくりとレッスンに戻ること。

このステップを忘れちゃいけません。

 

だけど

疲労骨折の部分を休める、のであって体全部を休める、のではありません。

できる事はたくさんあります。

ダンサーのリハビリシリーズ、捻挫編でご紹介した復帰レシピも使えます。

バレエを休みなさい、といわれたときにできる事、というブログにも色々なアイデアが書いてあります。

強い足を作るデミポイントシューズの作り方eBookにも、リハビリ法や足を鍛える方法が書いてあります。

 

ダンサーのためのボディコンディショニングセミナーでご紹介するエクササイズたちの95%は立たなくてできちゃいます!(既に売り切れだけど・・・でもDLSセミナーのほとんどはどこかにエクササイズが入ってるよ)

 

疲労骨折(他のケガでもいいけどさ!)が直る=昔みたいに踊れるではないんです。

休んでいた時間は戻ってきませんから、ゆっくりとレッスンに復帰する必要があります。

1ヶ所の疲労骨折って事は体の90%以上は動けるンです。

できる事はたくさんあります。知っていれば。

私みたいにバレエを辞めるって選択肢の前にたっぷり試すことができます。

Be smart。頭を使って踊りましょう!

 

Happy Dancing!

ai


  • ダンサーのケガ 疲労骨折”へのコメント

    • March 17, 2017 at 5:20 pm

      愛さんこんにちは。
      指導する側でありながら不徳にもタイル性の階段で転びそうになり回避したら足首がぐにゃっとなって第5中足骨基部を骨折したんです。舞台でなく生活中って恥ずかしい!?ですが。去年6月です。この時舞台2か月前だったので骨折について必死でいっぱい調べました。実際、普通の骨折は「仮骨」というのができてきて折れた隙間をくるんでいくようにして回復していくのですが(なのでよく言われる骨が太くなる・強くなる…)疲労骨折だとそのような「仮骨」はできないのでしょうか。
      体は大きな突然の衝撃に対しては体の治癒力が傷へ集中するけれど疲労骨折のようなじわじわ進行する場合は病気と一緒で治るのに時間がかかるのは当然なのかもしれません。部位、状況によるでしょうけれど。
      私は「圧迫亀裂骨折」で外的骨折で、毎日治療に通いカルシウム・とコラーゲン・ビタミンDが必要というので多く摂取してました。でも骨も血液と関係があるからと鉄も必要、鉄にはビタミン他も必要と…摂取栄養素が増えていきました。当時は両足ポアントがやっと、上体が使えない感じでしたが
      今ようやくポワントが片足でも安定して立てる感じですプリエからの片足ルルベはまだ力ないです、年齢もあるのですけど(~_~;)おかげさまでその部位はとても太く出っ張って硬いです(笑)
      骨を丈夫にしておくことも必要ではないかと思います。骨を丈夫にするための健康管理、体を動かす分、栄養素も多めに必要なのでしっかりとっておくべきだと怪我で改めて勉強させられました。

      Reply
      • March 20, 2017 at 8:33 am

        考子さん、こんにちは。
        疲労骨折でも可骨はできます。ただ、場所によって仮骨の形成が遅い部分、乏しい部分、そして人によっては完全に治癒しない事があります。
        骨折の環境(どれくらい長期にわたって骨に負担がかかっていたのか、その前の骨の健康状態など)にもよりますし、治癒力というのは個人差がありますよね。
        ダンサーは、特にプロを目指して踊っている子達は、栄養状態ももちろんですが、環境として一日中部屋の中でレッスンをします。当たり前ですけどね。
        そうするとビタミンD不足なことがほとんどで、やはり骨の健康状態はよくありません。
        また、テクニックのせいで疲労骨折になる事が殆どなので、すごく長期に渡り大なり小なりその部分に負荷をかけ続けてきたというのも忘れてはいけない部分。
        そして、ふつうのリハビリでなく、バレエのリハビリをしなければ、また踊りだしたときにその部分に負担がかかる生活に戻っちゃうわけです。
        栄養は本当に大切。だからこそバレエの先生には気軽に太い、って口にしないでほしいと心から思っています。

        Reply

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