DLSポッドキャスト epi348 シャンジェマンのダブルプリエ克服方法

シャンジェマンってとても難しいんです。 なので初心者クラスやちびっこクラスのアレグロに入っていると、 テクニックや筋力が足りないのに形だけ真似してしまって、へんな癖がついてしまうことがよくあります。   その一つがダブルプリエ。   シャンジェマン、そしてダブルプリエの克服法を説明しました。   読みたい人はこちらから   聞きたい人はこちらから !!ポッドキャストの購読方法!!     DLSのYoutubeチャンネルには過去のポッドキャストだけでなく、ビデオブログやインタビューなども発信しています。 チャンネル登録をお忘れなく!  

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シャンジェマンのダブルプリエ克服方法

  シャンジェマンって何か知ってるよね。 Changement de pieds=change of feet バレエのジャンプの基本、って書いてあるのを読んだこともあるけれど、シャンジェマンは難易度は高めな動きです。   じゃ、ダブルプリエってわかる? 文字通り2回プリエしちゃうこと。 振り付けでバウンスする必要があったり、ソフトに関節を使うから「あえて」使われる場合と、 ジャンプの時に着地のプリエと踏切りのプリエの両方をやっちゃってダブルプリエになってしまう、間違えたケース。   今回はシャンジェマンをするとダブルプリエになっちゃうんです、という悩みにこたえていきましょう。   ちなみに、プチアレグロでかかとが浮いてしまう子たちも同じコンセプトで、同じようにトレーニングできます。 「ダブルプリエ」を「かかとがうく」に脳内変換して、お読みくださいませ。   え?かかとが浮くのはアキレス腱が短いからじゃないの?と思った方、 こっちの記事で勉強してきてね。待ってるから。 シャンジェマンは難しい さっきも書いたけれど、シャンジェマンは難しいです。 初心者やちびっこだったら特に。   ターンアウトして5番ポジションで立つって難しいですよね? だから最初っからシラバスには出てきません。 1番、2番、3番が出来て初めて5番ポジションが出てきます。   よって大人からはじめる初心者クラスだったら、シャンジェマンではなく1番や2番のソテの練習をひたすら繰り返す必要があります。…

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アレグロと運動能力 アレグロ大作戦 パート3

アレグロ苦手克服大作戦!パート3の今日はアレグロに必要な運動能力を考えていきましょう。   パート1ではアレグロって一体なに?どうしてそんなに難しいの?という事を考えましたね。 そこで分かった事は アレグロとは早い音楽での跳躍。 アレグロには大、中、小のサイズがある 大、中、小、というのはダンサーのレベルによって様々である ということ。 そしてそれをダンサー流に考えると   アレグロをしっかりと踊るためには早い音楽についていけるだけの運動能力、音楽性、跳躍力が必要である。 アレグロをしっかりと踊るためには、プチ、ミディアム、グランアレグロ全てをマスターする必要がある。 アレグロを上達させるには、プチ、ミディアム、グランの順番で自分の苦手ジャンプを練習していく必要がある という事が分かりました。   パート2ではアレグロのレベル(サイズ)を説明するプチアレグロ、ミディアムアレグロ、グランアレグロっていうのをアッサンブレという超基本な動きで考えてみました。 そしてそこから分かった事は、 ダンサーのレベルによって、アレグロのレベルも変わってくるってことでしたね。 つまり、苦手なステップがあったらそのステップの1段階前に戻って練習する事で克服できるって分かったわけ。   苦手克服にちょこっと近づきましたね。   今日は、運動能力とアレグロを考えていきます。     テクニックというのは練習で上達するエリアです ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説によると、 運動能力(motor ability)とは…

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アッサンブレを使ってアレグロを理解しよう!アレグロ大作戦シリーズ

前回、アレグロを制するためにはアレグロをしっかりと理解しよう! ということでアレグロの意味やサイズなどを見ていきました。 →まだ読んでいない人はこちら   アレグロとは早い音楽での跳躍。 アレグロには大、中、小のサイズがある 大、中、小、というのはダンサーのレベルによって様々である この3つのポイント、基本的だし、そんなの知ってるよ!といわれそうだけれど じゃあ「アッサンブレ」ってプチアレグロ?ミディアムアレグロ??それともグランアレグロ??   今日はそんなことを考えながらアレグロの3つのサイズを深く考えてみましょう。   アッサンブレとは何ですか? Assamble 「集める」「集合」という意味で基本概念としては「片足で踏み切って飛び、両脚で同時に5番ポジションに降りるパ」 である、とバレエ用語辞典には書いてあります。   ここで思いだしてほしいのは、ジャンプには様々な種類があるということ。 ここでいうジャンプ、はアレグロではなくって本当にジャンプ、つまり飛ぶステップ。 ジャンプの分析をしてみた記事に書きましたが、 人間の足は2本でしょう?ジャンプするにはこの2本のどちらか、もしくは両方で地面を踏み切って、 2本のどちらか、もしくは両方で地面に戻ってこなきゃいけないんです。 詳しくはそちらの記事を読んでください。   ということで、アッサンブレは5番から始まり5番に終わるけれど、 片足で踏み切って、両脚に戻ってくるパなんです。 パ=ステップね。   ということは!! 両脚で踏み切って両脚に戻ってくるステップよりも難しく、…

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アレグロ苦手克服大作戦! アレグロってなんだ?

アレグロの苦手なところ、教えてください。 っていう質問を皆さんにお願いしたのはいつだったか、 思い出せないくらい昔の事ですが、沢山のお返事を頂きました。   その後、もらったお返事を分析して、研究して(かわいそうな私の生徒たち) やっとシリーズにしてブログに書けそうです。   題して アレグロ苦手克服大作戦! 作戦だから、上手くいくか分からないけれど笑   アレグロが苦手、って言う人、多いでしょう?   振付けを覚えるのが苦手 速い動きになったらこんがらがっちゃう、 苦手意識から緊張もしちゃう。   なんてところから、   シャープさにかける、 跳躍力やダイナミックさに欠ける、 つま先がしっかりと伸びない、 なんてところまで。   記念すべき第一回目は、そもそもアレグロってなんなのさ? って言うのを見ていきましょう。 いつもDLSでやっているように、 問題を克服するためには、問題を理解する必要があるからね!!    …

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バレエのジャンプを3つのカテゴリーで考えてみよう!

みなさんこんにちは。 今日もDLSに遊びに来てくださってどうもありがとうございます。   先日のピルエットの分析の後、 読者の方から「ジャンプの分析もお願いします!」 とリクエストを頂きました。 なのでジャンプをテーマにお話していきましょう!   クラシックバレエには様々な種類のジャンプがありますから、 ジャンプの分析!とひと括りにできない・・・という壁があります。   なのでまずは初心に戻って、どんなジャンプがあったっけ? と言うことから見ていきましょう。   バレエのステップでジャンプ、というと思いつくのは何でしょう?   シャンジェマン? グラン・パドシャ? ジュッテ・アントルラッセ? カブリオール? たくさん出てきますよね。   レッスンの中では プチ・アレグロ ミディアム・アレグロ そしてグラン・アレグロ と分かれています。   でもこの言葉たちは「ステップ分析」にはあまり役に立ちません。  …

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縄跳びとバレエの不思議な関係

*この記事は2013年にアップされたものが皆さんに読みやすくなるよう、2020年に大幅アップデートしました。   この前縄跳びしたのはいつですか? 縄跳びというと小学校のイメージがあるのは私だけでしょうか?   コーディネーションや下半身、特に足首やふくらはぎというダンスに必要な筋肉を鍛えることができる以外にも、 ケガをしている時、そしてリハビリにもってこいの縄跳びは、実はダンサーに最適なエクササイズでもあるのです。 どの様な効果があるのか、1つづつ見ていきましょう! 足首やふくらはぎの強化 トウシューズを履いて踊るダンサーにとってもそうですが、 ジャズやコンテンポラリーそしてタップなど、全てのダンスにおいて足の強さは絶対不可欠です。   フロアエクササイズやボディコンディショニングクラスの弱点はひざ下の筋肉を効率よく鍛えることが難しい事。 不可能ではないですよ? ただ実際に足首や足を使わない限り、ジャンプの着地に耐えることのできる筋肉を作ることは難しいのです。   縄跳びでは当たり前ですがジャンプをするから、このエリアを強化することができます。   小さなジャンプの多い作品を行うときはもちろん、プチアレグロが苦手の人にはもってこいのエクササイズです。 ボディコンディショニングとは何か?はこちら どれくらいの足の強さがポワントに必要なのか?を学ぶセミナーはこちら 心肺機能の向上 もしこの記事をお家、または人気のないところで読んでいる人は是非立ち上がって縄跳びをしているフリをしてみましょう! 30秒程度でいいですよ。 ただ実際に縄跳びをしている時のようにスピーディーにしてみましょう。   どうでしたか? 体が暖まりましたか? ちょっと息が上がった?  …

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