DLS公認 スタンスインストラクターコース 第3期生

”Happy Dancing” を信条に掲げ、ダンサーが長く、満足するまで踊り続けるサポートをするインストラクターを育成するコースです。   このコースではバレエの基礎である「立ち方(スタンス)」を育てるエクササイズを解剖学、運動生理学、トレーニング理論や、ダンス医学リサーチなどのエビデンスと共に勉強し、生徒の夢と将来を守るためのトレーニングを提供できる知識を学びます。   また、クライアントに寄り添った言葉の選び方やスタジオ内の配慮、医療チームやバレエ教師、保護者との連携方法もカリキュラムに含まれているため、総合的にダンサーをサポートする方法を身につけることができます。   豪州バレエ学校にて専属セラピスト、解剖学・フィットネス講師として経験を重ね、Dancer's Life Support.Comの創立者である佐藤愛(通称 鬼の愛)と一緒に、プロの現場から健康なダンス生活を応援したい小鬼たち集まれ!   第3期生のスケジュールやコースの詳細をご希望の方はこちらに登録! 先輩小鬼の声 愛さん、インストラクターコースの中で繰り返し勉強をする大切さと、その意味を教えてくださり、本当にありがとうございました。 ケガの為に辛い思いをしたり、痛みがある事が当たり前にならない、そしてバレエを続けた先に辿り着ける職業はダンサーや指導者だけではなく、実は幅広い選択肢がある事をスタジオ生に伝えて行きたいと思います。 実際に側弯で少し腰痛持ちの大人生徒さん・急に身長が伸びた為、体のバランスが崩れ側弯気味になった小学6年生の生徒がおりましたが、エクササイズクラスにより、立ち方と踊り方が改善されました。本人は踊りやすくなった!と嬉しそうです。 スタンスインストラクターコースでは何を学びますか? バレエテクニックの土台となる立ち方、そしてターンアウトを安全に身につけるエクササイズを、エビデンスに沿って制作、指導していく方法 どんなシチュエーションの生徒でも、確実に成長させるトレーニングを考える力 ゴールに合わせ、ダンサー1人ひとりの体に合わせてエクササイズプログラムを作る力 何が学べませんか? 痩せる体づくり、くびれや美脚作りなど、見た目重視のエクササイズ 〇日で開脚ができる、甲を出す、膝を入れるなどパフォーマンス向上にならないストレッチ 〇〇体型の人には✕✕コース、という型にはめたエクササイズプログラム 「バレエの立ち方できてますか?」「ターンアウトできてますか?」以外のエクササイズ(本に記載されているエクササイズを”どうやって”ダンサー1人ひとりに応用するか?を学びます)   第3期生のスケジュールやコースの詳細をご希望の方はこちらに登録! 誰向けのコースですか? 18歳以上(学歴、指導歴関係なし)で、バレエテクニックの土台となる体を作るためのエクササイズを自信をもって指導したい人…

Continue ReadingDLS公認 スタンスインストラクターコース 第3期生

レッスンにエクササイズをまぜるときの注意

  ※この記事は2016年8月に書かれたものを2021年に大幅アップデートしました。   忙しいバレエ教師の方から質問をいただきました。   強化エクササイズもやりたいけれど、レッスンも大事にしたい。レッスン中にやることがいっぱいすぎる! どうやってバランスをとったらいいでしょうか?   難しいですよね。 勉強すればするほど、クラスに取り入れたい事リストが増えていきます。 エクササイズもその一つ。   先に答えちゃうと、正しい答えは一つではありません。 そのクラスのレベル、生徒さんの理解度やニーズ、スタジオの方針もあるでしょうから、この記事では レッスンにエクササイズを取り入れるメリットとデメリット レッスンのどこに取り入れることが出来るか?の例 をご紹介していきたいと思います。 ダンサーにエクササイズは必要か? レッスンにエクササイズを混ぜる、混ぜない、どう混ぜる?の前に。 ダンサーにエクササイズは必要か?というスタートクエッションに答えてみましょう。   答えはYESです。 ささっと理由を書いていきましょう。   1)バレエレッスンは昔から大きくは変わっていないが、ダンサーに求められる身体的能力はクラシックバレエの中だけでも上がっている (ジャンプの高さ、回転のスピード&数、全体的な公演数や運動量など)   2)バレエ学校にはなんらかのエクササイズクラスが含まれているため、留学を考えたらやっておきたい科目の一つでもある。 (私は元バレエ学校のエクササイズクラス講師でしたから信じて!笑)  …

Continue Readingレッスンにエクササイズをまぜるときの注意

レッスンしてるのにエクササイズも必要?

3月も目の前、DLSでサークルも始まるので、今日はボディコンディショニングをテーマにお話していきたいと思います。 ボディコンディショニングって言葉を聞いたことあります? この言葉は知らなくてもダンサー用エクササイズとか、トレーニングとかならば聞いたことがあるよね?   週の半分以上レッスンに通っている子は多いと思うんだけど、レッスンのほかにエクササイズをしなければいけないの?(そんなこと聞いたら、怠けてるって思われちゃうかな…?)という疑問を胸に、 ダンサーのボディコンディショニングを考えていきましょう。   ボディコンディショニングとトレーニングは違うの? まずはここ。 エクササイズ トレーニング ボディコンディショニング これらって何をさしているの?一緒じゃないの?   短い答えは…きっと一緒笑 長い答えは 「ボディコンディショニング」の中に「トレーニング」があり、その中に「エクササイズ」がある感じ。   ボディコンディショニングとは体(Body)を調整する(conditioning)すること。 厚生労働省によると 体力 精神 技術 医療 栄養 環境 の要因から総合的にアプローチし、競技の際に能力を最大限に発揮できるようにコントロールしていくこととあります。   なのでパフォーマンス向上のために、 日々のレッスン…

Continue Readingレッスンしてるのにエクササイズも必要?

一緒にエクササイズしよう! DLSオープンクラス

2021年は、世界に一つだけの自分の体の声を聞くことと共にスタートしませんか? 今回のエクササイズクラスのゴールは「自分の体の声を聞く練習」。 この動きをするとどこが感じるだろう 左右差はどうかな、この角度だとどうだろう… 呼吸は?骨は?気持ちは?? そんな探求心と共に、自分と向き合うエクササイズを佐藤愛と一緒にやってみましょう! 自分の体のポテンシャルを感じてもらえるはずです。 このクラスが向いている人 自分の体と向き合いたいダンサー(元ダンサー、トレーニーでもOK!) このクラスが向いていない人 手術直後の人、ギプスやコルセットなど着用中の人 難しいエクササイズをたっぷりやりたい!という人 自分で考えるのではなく、言われたことだけやりたい人 最近動いていない人(事前に#愛さんとエクササイズ ビデオシリーズをやっておいてね) クラスレベルと目的により、小学生は参加出来ません   レベルやセミナーの内容などについての疑問や心配事がある場合、セミナーお申し込み前にhello@dancerslifesupport.com にメールくださいね。 日時・受講料および定員 全日程終了しました。 定員は1クラス15名という少人数制です。現在、ご案内できるのはクラスCのみとなっています。 参加条件および注意事項 *中学生以上(2021年に中学一年生になる子も含む)のダンサー、バレエ教師、大人バレエトレーニーも受講できますが、トレーニーはラブレターを読んで条件に当てはまるか?を確認してください。 *所要時間は1時間15分を予定していますが、当日の参加者数や質問内容により多少前後します。 *オンラインクラスでよく使われている、そして指導に活用している人も多いであろうZoomを使います。 よくある質問 1日だけ参加できない日があります。2クラスの参加でもいいですか? 1クラスずつお申込みいただくことが可能ですが、3クラス受講する方を優先してご案内するため完売してしまっていたらキャンセル待ちになります。 今怪我しています。それでも大丈夫? 大人バレエトレーニーであれば怪我していたら参加できません。…

Continue Reading一緒にエクササイズしよう! DLSオープンクラス

愛さんとエクササイズ!お家で出来るダンサー用エクササイズプラン

    先週から本格的にDLSではオンラインセミナー祭りが行われていますが、 その前までは学校が休校になっちゃった3月から、DLSインスタアカウントでは色々な無料ライブをやっていました。 バレエ解剖学なんてパート1から7まで+テスト2本もあるからね。 普通に授業でしょ?   そのほかにやっていたのは、3週間にわたる #愛さんとエクササイズ っていうシリーズ。 毎週日曜日朝8時という、結構過酷なスケジュールでしたがたくさんの人が参加してくれました。   今日はそのエクササイズ達のビデオと、クラスプログラムのリストをご紹介します。 そうそう、お友達先生からうちの生徒にやらせてるよーと動画をもらったんだけど、 あまりにも私の説明が長いので、初回以外はもっと説明が減っている方がいいよねと思ったのね笑 だから、ダンサーのコロナ生活応援っていうことで、私の声と一緒にエクササイズが出来る音声ファイルも作りました。 こちらは、ビデオみたいにエクササイズの説明がないから、最初はYouTubeのビデオを見て形やエクササイズの流れを理解して、 その後に音声ファイルにて、鬼の愛にみっちりしごかれてくださいね。 バレエ教師の皆さんへ フリーランサー、経営者として大変な時期だと思います。 どうぞお好きなようにエクササイズプログラムでも、音声ファイルでも、動画でも教材に使ってください。 もちろん、自分の体のケアもお忘れなく。 一緒にこのシチュエーションを乗り越えていきましょうね。 お家エクササイズのルール エクササイズを始める前に、ここにある3つの事を理解してくださいね。 特にエクササイズクラスに慣れていない大人バレエトレーニーさん(大人でバレエレッスンを受けている方々をDLSではトレーニー「トレーニングする人」と呼んでいます)や、最近動いていないバレエの先生はお気をつけて…   痛かったらやらない! 痛くない範囲でやる OR スタート地点でホールドする、などと変更してね。   形よりも感覚の方が大事 舞台でエクササイズはしないんだから、きれいに出来るか?ではなく体がどのように感じているのかを理解しながらやってね。…

Continue Reading愛さんとエクササイズ!お家で出来るダンサー用エクササイズプラン

四つん這い手脚上げについて DLSポッドキャスト epi224

毎月最後のポッドキャストはリスナーさんからの質問にお答えしています。 今月はバレエの立ち方できてますか?ブックにあるエクササイズについて2つ答えました。 本を持っていたら一緒にチェックしてみてね!!   聞きたい人はこちらから     スクリプト みなさんこんにちは、DLSポッドキャストへようこそ、佐藤愛です。お元気ですか? DLSポッドキャストはプロの現場から健康なダンス生活を応援する情報サイト、 ダンサーズライフサポートドットコムのブログ音声バージョンプラスポッドキャストだけの裏話などを毎週金曜日にお送りしています。   毎月最後のポッドキャストはリスナーさんからの質問にお答えしています。 といってもまだ新しい企画なので過去に2回やっただけですけどね。 8月には脛の外側が痛くなっちゃうんだけど、という質問、9月には煙草とダンサーというトピックにお答えしました。 それらに興味がある人は是非是非、過去エピソードを聞いてみて下さいね。   10月は私が体調を崩して入院したのでとんじゃったけど、11月は戻ってきましたよ! 今日はバレエスタンスのエクササイズについてきた質問にお答えします。 では、メールです。   先日の大阪のセミナーでお世話になりましたみゆきです。 大変貴重な時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。 四つん這い手脚上げでイラストでは腕の位置が床に対して90度ですが 腕が大腿骨より長い場合水平にはせず難易度ダウンバージョンの様に斜めにバレエスタンスを保つので良いのでしょうか。 もしかして、人間の体は大腿骨と腕は同じ長さで、長さが違うと感じているのは私の勘違い・・・なのでしょうか? そういうことは稀なケースなのでしょうか?   みゆきさん、素敵な質問ありがとうございました! これはね、個人差があるものの、太ももと腕が同じ長さの人間はそうそういません。…

Continue Reading四つん這い手脚上げについて DLSポッドキャスト epi224

ダンサーが正しく腕立て伏せをするために

「腕立て伏せを練習しなさいと言われましたが、正しいフォームでできません。 変な筋肉がつくのが嫌なのですが、どうしたらいいでしょうか?」   これが今日の質問です。 腕立て伏せってダンサー、特にクラシックバレエダンサーにとても大事なエクササイズなのですよ。 嫌いな人が多いし、私も嫌いだけど笑 なのでこの質問を使って、どうして腕立て伏せが大事か、正しいフォームって何なのか?そして変な筋肉ってどんな筋肉!?かを考えていきましょう。 どうして腕立て伏せが大事か? 腕立て伏せ、というと腕のエクササイズみたいに感じるけれど、それだけじゃないんですよね。 大胸筋、小胸筋、という胸の筋肉を強化してくれる(なのでバストアップにいいとか言われるのだけれど笑)というのは定番かしら。   ダンサーに向いている最大の理由は、プランクのポジションをキープしながら行うエクササイズだ、ということ。 プランクで鍛えられる体幹の意識、腹筋、背筋をホールドしておく感覚(ピルエットやジャンプのときに大事だね) を腕を動かしていても、体の重心の位置が変わっても、ホールドする。 いわば、腕立て伏せってプランクの応用編の一つになるわけです。   よくプランクをしても、ダンサーの体幹って動きの中で使えないと意味がない、何て言う人がいるんだけれど、私は 動きがないところでホールドできなかったら、動きの中でホールドできるわけないじゃない! だから、最初はプリエとタンジュからレッスンが始まるわけですよね。 確かにプリエもタンジュも、センターで使えなくっちゃ意味がないけれど、だからと言って、バーでのタンジュ、プリエ、もしくはそのためのエクササイズが役に立たないわけないじゃない?   体幹を作るため、というだけではなく、クラシックバレエ、特に小さなスタジオでは、 パドドゥの練習をすることがほとんどありませんね。 そして発表会の時にいきなりリフトやら、プロムナードやらをやると!大変なことになるのは先生方はご存知の通り。   男性と踊る場合、女性の腕の強さも更に大事です。(普通に踊っている時も必要よ!) 腕だけでなく、肩甲骨から背中と腕が繋がっている感覚があるダンサーは踊りやすいわけよ。   そのような練習をすることができないのならば、 自分の体重を支える腕立て伏せはパドドゥのためにもやっておきたいところ。…

Continue Readingダンサーが正しく腕立て伏せをするために

サプリメントとしてのエクササイズ #2016春期来日ツアー

  今年で5年目となるダンサーのためのボディコンディショニングセミナーはいつも通り東京で行われました。 #2016春期来日ツアーのテーマはTシャツにも書いてあった通り 「違う結果が欲しかったら、違うことを試さなきゃ」   私の中でも色々と違うことを試しました。 初めての場所、人達、ゲスト・・・ 5年も続いた東京セミナーでは何を変えたのか?   ストリームライン化しました。   エクササイズの数をがつっと減らし、だけど「正しく」できることにフォーカスしたのです。   毎日のようにDLSには相談メールが来ます。 ほとんどは○○を上手にするためのエクササイズ。   最近、特にDLSでバレエレッスンを行うようになった去年からひしひしと感じているのは、 餅は餅屋。 という言葉です。   ダンサーは踊らないと結局上手にならないんです。 いくら足の裏の筋肉を鍛えても、ポワントで踊らないと、ポワントでは踊れるようになりません。 ターンアウトのための整体に行っても、レッスンで使えないと意味がありません。   特に教師の人達はエクササイズが好きな傾向にあるのも気づきました。 もちろん、正当な理由から。 生徒がケガしているから、普通のレッスンに参加できない。 他のスタジオからうつってきたので、基礎が出来ていない。 受験で休んでいるからその時のエクササイズ・・・  …

Continue Readingサプリメントとしてのエクササイズ #2016春期来日ツアー

バランスと反復とダンサーズライフ

鬼の愛で話題のこの記事で、 トレーニングには原則、って言うのが存在するんですよー だから鬼だったんですよーっていう 素晴らしくテクニカルな言い訳をさせていただきました。 まだ読んでいない人はこちらから。   今日の記事は他の原則をご紹介しつつ、 ダンサーの生活を見ていこうと思います。   今日取り上げる原則は 全面性の原則 と 反復性の原則 ではいってみましょー     全面性の原則 トレーニングでは、1カ所だけでなく全体的に体を鍛えることで 効果があがる、という原則です。 つまりバランス良いトレーニングをして、って事。   これをダンサーの生活で見てみましょう。 バーレッスン、センター、アレグロ、ポワント・・・ 全てにおいて全身を使って踊らなければいけないエクササイズたちばかり。   だからこの全面性の法則はオッケーじゃん? って思いますでしょ?   落とし穴として 1)同じようなアンシェヌマン。…

Continue Readingバランスと反復とダンサーズライフ

おなかを入れて踊る、を理解する:下向き腹筋

2014年にスタジオ訪問をした時、ひとりの若いダンサー(たぶん14歳くらいの子?)が、 「ジャンプが飛べるようになりたい!」と教えてくれました。   何が弱いからジャンプができないのだと思う?と聞いてみると 「腹筋」   そっか一… 腹筋が弱いから飛べないのね?ということで連続ジャンプをしてみました。   どこの筋肉使った感じがする?どこが疲れた?と聞いてみると 「太もも」。 そっか一…   その後、彼女の先生とお話しすることができたのですが、 先生は「そんな注意した覚えはないんだけと?」と首をかしげていて笑っちゃいました。   腹筋最強説、 つまり腹筋さえ強ければとんなテクニックでもできる!という考えはダンサーに定着しているみたい。   ィンナーマッスルもそうだけど、 それだけ鍛えておけばオッケー!みたいな都合のいいことは筋肉の世界にはございません。   ちなみに、インナーマッスルって英語のような気がするけれど、海外では使いません。 試しに英語のGoogleで検索をかけてみたら、最初に出てきたのはお洋服でした。 インナー、って下着って意味だから。 そんなことは、ここまで腹筋シリーズ読んで勉強してくれた人だったら問題なく分かると思うから、 笑い話として聞いてくださいませ。   ここからは下向き腹筋という「バレエの立ち方できてますか?」の95ページにも載っているエクササイズをご紹介します。  …

Continue Readingおなかを入れて踊る、を理解する:下向き腹筋