私がバレエ学校留学の後、次の学校を探した方法

  この前、18歳の子にもらった進路相談のブログを書きました。 そこでは、バレエ留学をするか、日本の舞踊コースがあるところにいくか、もしくは普通の大学に進むか?という道の考えてみたいこと、私が日々考えていることを書きだしました。   今まで私がどうして解剖学に進んだか、とか興味をもったきっかけとかをお話してきたけれど、 実際にどうやって学校を探したのか?とか書いてなかったからここでシェアします。   もちろん、ここで書いた通りが正しい方法ではないけれど、参考になると思ったので。   バレエ学校進学中に、次の道を模索 バレエ学校にいる2年間のうち、最後の4-5か月は既にバレエを辞めるって決めていました。 そのあたりから、情報を探し始めたんです。   ってもね、私が留学してた時って2005年だったんだけど、インターネットはダイヤルアップだったんだよ! 知ってます?ダイヤルアップ。 お家の電話の回線を引っこ抜いて、それをパソコンにつなげて、すんごい遅いネットで検索とかしてたの。   YouTubeは2005年に出来ました。 Facebook英語版が一般公開されたのが2006年、日本版ができたのが2008年。 初代iphoneは2007年に出来てスマホが広がった・・・   ので私が最初に留学したとき、なかったのさ。 テクノロジーが今はたくさんあって、情報収集も楽だよね(遠い目・・・)   私が解剖学に興味をもったきっかけは、 自分がケガした理由が知りたかったから、スポーツ系に強いオーストラリアで勉強するのがいいだろうなって思っていました。   そしてそれは大当たりだったんだけど、 心の奥にはバレエで留学して、踊らずに日本に帰ってきたら負け犬みたいに感じてたところがあったんだ。 日本では高校卒業だし、バレエのお友達と顔を合わせづらいし・・・…

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プロダンサー以外のお仕事って?

  2016年も後半戦に入ってきました。 将来に悩むダンサーが増えてくるのも夏休みですよね。   プロを目指している子たちならば、サマーインテンシブ、短期留学、 9月からどこかに留学する子たちはその最終準備。 プロになれるか分からないけど・・・と言う子は大きめのコンクールで実力試しなんかをやり始める時期です。   発表会も多いし、舞台もたくさんだし、コンクールは山ほどだし。   だけど、プロにならない子は? せっかく今までバレエを頑張ってきたのに、受験のためにすべて手放してしまうのはもったいなくない? ダンサーになる以外でバレエの経験を生かしたお仕事ってあるのでしょうか?   バレエは好きだけど自分はプロに向かない、と思っている子はたくさんいると思います。 だけどね、それはそれでOKだと思う。 お花を飾ると元気になるじゃない?だけど、お花が好き=お花屋さんになる!のではないのと同じように。 大人バレエトレーニー(大人でバレエレッスンを受けている方々をDLSではトレーニー「トレーニングする人」と呼んでいます)として続けるのもアリだし、バレエ鑑賞ラバーになってもいいわけで。   でもバレエの経験を使って仕事を探したいな、と思ったら??   一番最初に頭に浮かぶのはバレエの先生 昔、どこかのバレエ雑誌の記事で素晴らしいダンサー=素晴らしい振り付け家ではない、というのを読んだことがあります。 バレエの先生も、素晴らしいダンサー=素晴らしい先生なわけではないです。 もちろん、プロで踊ったから教えられる経験、というのはありますが、 つまんない数学を楽しく教えてくれた中学の先生、というのは数学者ではありませんでしょ?   バレエの先生、というのはただバレエを知っていることを指すのではないと思いますが、どうですか? バレエを知っている、というのは当たり前で、その上に 経営(フリーランスだろうが、スタジオ経営だろうが。)…

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バレエを続けるべきか否か。

  バレエを続けるべきか?それとも辞めて他の道を選ぶべきでしょうか?   この質問、バレエをやっている人ならば、何度も自問したことのあるものでしょうし、 バレエを教えている人ならば幾度となく聞いたことのある質問でしょう。   10年前の今日、私はメルボルンにバレエ留学に来ました。   オーストラリアの学期は、日本と少し違います。こちらの1年は1月下旬から始まり、12月に終わります。 1学期の一番最初から学校に来たかったので、高校の卒業式には出る事が出来ませんでした。 成人式はもちろん、日本の大学生活を送ったことも、社会人を経験したこともありません。 (もうちょっと詳しく私の留学経験を知りたい人はシリーズにしてあります)   留学当時は、それをバネに「ここまで頑張ってきたのだから!」と踊り続けていました。 犠牲にしたものが大きいぶん、頑張らなければいけない・・・   10年前の私と比べ海外生活は長くなったものの、肝心のダンサーという夢も叶えていないですが、私は今の仕事、生活が大好きです。   舞台では踊っていないものの、パフォーマンスを助ける仕事ですし、たくさんのダンサーのお手伝いを出来る仕事です。 そして色々な人にお会いできる仕事でもあります。     この10年間に様々な事を学びました。 バレエ留学さえすればダンサーになれるだろう、なんていう甘い考えはもうなくなりましたし、 職業としてのダンサーと、生徒が考えるダンサーとの違い、というのも分かりました。   バレエ学校で働いていると、留学生だけでなく、様々な生徒が入学、中退、そして卒業するのを見ていきます。 ダンサーとしてのキャリアを積んでいる人なんてひとつまみだ、という現実も何度も見てきました。   私たちスタッフがダンサーになれる!と思って見守ってきた生徒がいきなり踊りを辞める、という事もたくさんありますし、…

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