2014年日本ツアー赤裸々日記 第一部


 

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今、メルボルンに帰る飛行機の中にいます。

美しい成田空港の夜景を見終わり、外は真っ暗になりました。

飛行機は高度を上げているのでしょう。

まだかなり揺れています。

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過去最大規模で行われたDLSのダンサーの為のボディコンディショニング春季セミナー、

そしてスタジオ訪問が終わり、少しずつですが現実に戻ってきています。

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今日から2014年ツアーの後記、として書き留めていた日記形式でお送りしようと思います。

 

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***4月22日***

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最終段階で予定よりも一日早い飛行機に飛び乗ったのは、父の手術後に合わせたからでした。

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一年に一度しか日本の家族には会いません。

18歳で国を出た時は問題とさえ思いませんでしたが、毎年徐々に距離感を強く感じます。

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自分の家族もサポートできないのに、ダンサーのサポートなんて出来るのだろうか?

こんな事をしているよりも普通に生活すべきなのでは?

など。

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今回も大手術を終えた父の顔を見たのは計3日でした。

 

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グラマラスに思える海外生活も、ダンサーと仕事をするのも。

現実は全くもって甘くありません。

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ダンサーは最低賃金で働く人種です。

そこで働くというのは最低賃金以下で働くということ。

有給や病欠もありません。

 

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契約もなく、来月の収入さえわかりません。

毎日更新するブログがお金になるわけでもなく、

セミナー時も日本への航空費をはじめ諸経費を抜くとを抜くと大赤字です。

 

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その上、年金もなければ体力勝負の仕事なので、体が使えなくなったら終わり。

 

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何故この仕事を?

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これをほぼ毎日自問しています。

そして毎日仕事が終わる頃に答えが出ます。

 

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好きだから。

 

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ホントウにそれだけ、という大馬鹿者の旅日記。

本当に記事になるのかしら?と思いながら2014年の日本ツアー幕開けです。

 

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***4月24日***

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2014年幕開けはYURI ecole de ballet contemporain

ダンサーの足クラスを初めてポワントを履く前の幼いダンサーも交じるクラスでお話してきました。

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代表のゆり先生とはお会いした事もなく、メールでのやり取りのみ。

それだけでも緊張するのに、ツアー初日も重なって、朝から胃が痛かったです。

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上手く出来るだろうか?

1年ぶりの日本語はしっかり出てくる?

 

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そんな心配、必要ありませんでした!

赤い壁がおしゃれなスタジオでは、妖精のようなゆり先生、そしてとても研究熱心な生徒さん達とこれ以上良いスタートは無いんではないか?!という時間を過ごせました。

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クラス終了後も出てくる、出てくる素晴らしい質問たち。

「帰らなくていいの?」

という時間まで延長してお話しし、しぶしぶ帰る背中を先生方と眺めていました。

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その後の先生方とのお食事もとても楽しく、初日だというのにホテルに着いたのが午前0時を回ってから。

明日から、体力大丈夫なのかしら?

スタジオのブログにも載せていただきました。

 

 

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***4月25日***

昨日の若いバレリーナのたまごさん達とはうって代わり、今日は新体操コーチ達と1日セミナーでした。

メールでのやり取りでふとした事からセミナーをお受けすることになった亀コーチこと、亀井由美先生。

コーチの率いる新体操クラブはこちら

会場最寄駅まで迎えに来てくださったその車は緑のまるっこいの、そして亀のぬいぐるみ。

素敵すぎます。

 

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コーチたちはとても勉強熱心でした。

オープンで、真剣に選手の体を考えている方々。

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新体操とバレエ、動きは似ているものの、新体操は競技。

点数を取る、勝つためには「体に悪いから」なんて言ってステップを行わないわけにはいかないのです。

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後頭部が後ろ脚につかなければ点数にならない。

その為には腰に負担がかかる。

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分かっているけれど、ルールはルール。

その中でどれだけ正しく体を使えるか。

どれだけ体のケアが出来るか。

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そして結果を出さなければいけない年齢もとっても若く、

成長期の体にかかる負担は恐ろしいものです。

 

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午前中はその中でどれだけ正しく体を使えるか、そして解剖学の講義、

午後は体を正しく、強くすることがケガの予防につながるので、しっかりとしたフロアエクササイズの行い方、そしてバーレッスンの仕方を実践しました。

 

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帰りの電車が一緒になったコーチの一人が泣きながら「生徒に正しいことを教えてこられなかった・・・不甲斐ない」と語ってくれたのも非常に印象に残っています。

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私たち教師は、いつでも正しい方法を探っています。

その時、その時に出来る限りの情報を生徒に送ろうと思っています。

その情報が足りない事も、正しくない事もあるでしょう。

上手く伝わらない事もあるでしょう。

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だけれど、生徒の為に、と心を砕いた気持ちは伝わるはずです。

 

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そんなことを考えない教師もいます。

人様の体を預かる癖に、指導の方法を研究しない人。

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自分がプロダンサーだからといって教師になれるか?というとそうではないと思う。

私はこのような人たちが夜、眠れるのが不思議でしょうがない。

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誰かの人生を変えているのに、その重圧を考えないなんて。

昔は顔を殴ってやろうか、と思っていましたが、

今は私たちが結果を出すことで、そして連結することでこの風習を変えていけたらと思っています。

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それがDancer’s Life Support.Com

 

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第二部へ続きます。

Happy dancing!

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