骨盤、大腿四頭筋、ハムストリングの三角関係

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三角関係

今日の文章は「大腿四頭筋について知っておきたい事

ハムストリングについて知っておきたい事

そして今までの骨盤シリーズ(骨盤:テクニックの発祥地タックとダックの狭間で

をひっくるめたお話になっています。

もし、これらの記事をまだお読みでなければ、是非一度戻ってみてください。

または、このまま読んでみて意味がちんぷんかんぷんになったところで

昔の記事にお戻りください。

 

(音声で聞きたい人は一番下へ。ポッドキャスト・Youtubeで再生できます。)

 

さて、先週始まったダンサーなら仲良くなりたい大腿骨の周りの筋肉シリーズで、

大腿骨の前方と後方の筋肉を見てきました。

その中でこの2つの筋肉グループは対になっているのですよーとお話ししましたね。

ついている場所も正反対、行う仕事も正反対。

 

 

大腿骨の周りの筋肉グループ3番目、内側の筋肉たちを見ていく前に

この2つの筋肉をまとめて見てみる事にしましょう。

 

 

テクニックの強い、スムーズな踊りをするダンサーであれば、

大腿四頭筋、ハムストリングは本来仲良く一緒に行動しているはずです。

前と後ろが一緒に動いてくれるとバランスがよく動ける、って言うのは

解剖学を勉強していなくても思いつくと思う。

どうですか?

 

 

どんな恋バナにもあるように、

三角関係がうまくいくって珍しいのです。

よってここでも骨盤の取り合いで、大腿四頭筋とハムストリングが協力しなくなってしまう事が

よーくあるの。

そして、やけに太い太ももダンサーだったり、

意識しているのに骨盤ぐらぐら、重心ぐらぐらのダンサーになってしまうわけ。

 

 

 

どろどろした三角関係を見ていく前に、位置関係をおさらいしましょう。

テクニックの発祥地、そしてコアマッスルの座っているところ、体の中心…

骨盤が大切な事はもうDLSの皆さん耳にタコですか?

 

 

 

骨盤はお椀のようなものだ、とお話ししましたね。

そしてこのお椀は2本の棒、つまり大腿骨に支えられています。

 

 

お茶碗をおハシ2本で支えようとするとどうなるでしょうか?

バランスを取るのがとっても大変。

 

しかもこのお茶碗、上半身の重さをすべて支えているのです。

たっぷり具入りのお味噌汁、とでも言っておきましょうか?

(ええ、私、この文章を書いている時非常にお腹が空いていました…

海外でたっぷり具の入ったおいしいお味噌汁を食べるのがどれだけ大変な事か!!

昔日本の生徒さんがフリーズドライのお味噌汁セットをくださった時は

涙が出るほど嬉しかったです←単純)

 

 

話を食卓から離しましょう。

 

 

このバランスを取るために大腿骨の周りにはたくさんの力強い筋肉グループがついています。

そして大腿骨の周りの筋肉シリーズではこのグループたちを勉強していましたよね。

 

 

 

前、後ろ、左右、そして上と下。

これらの筋肉が大事なお味噌汁をキープしてくれている、という訳。

ここで言うお味噌汁の具たちは内臓です。

内臓落ちちゃったら、踊っている場合じゃないでしょう!?

病院行きですよ。

 

 

ハムストリングと大腿四頭筋。

この筋肉がバランスよく、仲良く働いている時、

骨盤は正しいプレースメントに収まることが出来ます。

もちろん、今までお話しした背骨のアーチは骨盤を作る骨の一つである仙骨の向きに関係するから必要ですし、

コアマッスルも背骨と内臓を支えてくれるために必要。

けれど、文字通り足場となっている筋肉も大切だよね。

 

しかし3つの要素が絡まると友情関係は崩れていきます。

 

映画トワイライト、見た?

主人公のベラが骨盤であれば、大腿四頭筋が狼男でハムストリングがバンパイア、って訳。

あーこんな説明をしたらハードコアファンに怒られそうですね。

大腿四頭筋が強すぎて、そして今度お話しする大腿骨の外側の筋肉たちが加勢してくると…

ダックちゃんになってしまいます。

 duck

 

逆にハムストリングが頑張り過ぎてしまうと…タックちゃんになってしまうのです。

 

ま、ダンサーでハムストリングが大腿四頭筋よりも強いケースって少ないので、

だいたいは骨盤のプレースメントが理解できていなくて、

ハムストリングを無駄に縮めてしまっている、というケースが多いのですが

ハムストリングが引っ張っている事に代わりはないので。

タック

骨だけで見るとこんな感じ。

20140315_221138

赤いラインが大腿四頭筋+外側筋肉加勢で、青いラインがハムストリング。

左がタックで右がダックです。

 

 

この2つの筋肉のどっちかが「こっちに来いよ!」と引っ張ると

骨盤お嬢は「んーオッケー」とばかりに強い方にスウィングしちゃうわけ。

骨盤の取り合い。

三角関係の泥沼。

 

 

ただね、ここで骨盤が強い意志を持ち、強いコアをもっていて、

我が道を行く強い女性であれば、

大腿四頭筋とハムストリング、両方が「はいはい。骨盤お嬢の言う事ききますよー」

って(しぶしぶ)協力してくれるようになるの。

結局、骨盤ラブだから。

 

けんかもなく、両方の筋肉たちがしっかりと働ける環境が出来ると、

ダンサー特有のすっごく強いのに細くしなやかな脚が生まれるのです。

 

 

 

変な話だと思った?

でもね、これにはとっても大事なポイントが。

 

 

何よりも先に強いコアを作り、

骨盤のプレースメントを体にしみ込ませる事が出来たら、

骨盤についている沢山の筋肉たちを考えなくても

ある程度ついてきてくれるようになるんです。

 

 

これが上達の早道。

だからこそ、小さいときから骨盤のプレースメントを身につけておきたい訳。

 

 

だって、小さい子に大腿四頭筋とハムストリングのバランスが。。。

なんて話していてもレッスンにならないけれど、

骨盤の前の三角形をキープしてね!って言うのは楽。

 

 

 

そうやって強い体を作るためにも、

筋肉バランスを良くするためにも、

そして見た目を美しくするためにも。

 

バーレッスンを正しく行うって大切。

 

 

 

解剖学ってとっても複雑に感じる事があるでしょう?

でもね、バレエダンサーのための解剖学は

手っ取り早く上達するための知識なんだよね。

 

だから、何でもかんでも覚えなきゃーというよりは、

少しずつ知識を積み重ねていきましょうね。

 

プリエとタンジュ、そして足のポジションがわかると

タンリエになる。

タンリエを素早く行うとグリッサードになってきて、

グリッサードが出来ると大きなジャンプの助走になる。

 

バレエもこうやって、少しずつテクニックを積み重ねますよね?

解剖学もそんな感じです。

 

 

 

初心者は基本的な解剖学を勉強し、

骨盤のプレースメントに気をつけてレッスン、エクササイズをするだけで大丈夫。

 

中級者になったら、これらのバランスに気をつけながら鍛えましょう!

強すぎる筋肉、脚って存在しないから。

 

上級者になったら、全ての調和に気をつけましょう。

芸術性を高めるためにも解剖学が必要だって分かるレベルまでになったら

大したもの!

この記事参照

 

 

 

追伸。

セミナーのフロアエクササイズクラスで大腿四頭筋とハムストリングのエクササイズ、

お話ししますから楽しみにしていてくださいね。

ハムストリングがつる人続出のこのエクササイズ、

やってみるとどれだけ弱いかわかって笑えてきます。

 

 

 

今回の文章を音声で聞きたい人はこちらから


Youtubeにもありますよ!

 

 

次回は内転筋についてみていきましょう!

Happy Dancing!

ai

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