知識のインプットと踊りへのアウトプット
インプット、とかアウトプット、という言葉を聞いたことあります?
ビジネスとかで言われることが多いみたいなんだけれど、中にとりこむことVS外に出すことって意味。
食事量と運動量だとか、勉強したものと実践編とか、舞台を見て研究する数と舞台に立つ数とか。
まぁ、バランスがよくなくっちゃダメなんですよ、っていうのが何となく通じると思います。
DLSの春期来日ツアーも迫ってきていますから、今日は知識をとりこむことVS実際に使うことについて考えてみながら、お金も時間も大事につかう攻略法を考えてみましょう!
もちろん!私のセミナーだけでなく他のどんな方のセミナ―、講座、勉強会でも使えます。
ポイントは3つだけだからバレエノートのどっかにメモっておいてください。
知識が曖昧だとアウトプットも曖昧に
学校の勉強でもそうだけれど、曖昧に覚えていると、試験で答えがあいまいになりますよね。
漢字の書きとか、私すばらしく苦手なんだけれど・・・あれ?ここ月ヘンだったっけ?みたいな。
振り付けもそう。なんとなく、ここでジャンプ、ここでターン、とか覚えていても、シャッセを通るのか、ステップなのか、
クドゥピエを通過するのか、1番を通過なのか?
1番を通過だったらオンフォンジュなのか、両脚プリエなのか、それともストレートなのか・・・
しっかりと覚えていなければしっかりと踊れないのは皆さんご存知だと思う。
セミナーを受講する時もここがとーっても大事です。
何となく受講する、たのしーなーで受講していたら、終了後、自分で復習することができなくなります。
その場では覚えている気持ちになるんだけどね、じゃ、お母さんに何したの?と聞かれたら
「こんな感じ」としか答えられない。なんのためにお金を払って、学校を休んでセミナー受講したのかしらね?
もちろん、子供だったら「体の勉強って楽しいんだな!」って思ってくれる場合もあるので100%ダメじゃないですが、
私はDLSのセミナ―の参加年齢を上げている理由の一つに参加してくれる人達はもっともっとハングリーな人を待っているから。
大人の方は特に、自分の時間だけでなく、家族の時間やスケジュールも調整して参加する場合曖昧だったら自分のためにもならないし、指導には使えないし、家族には申し訳ないし・・・ってなってしまう。
受け身じゃなくって、勉強しますわよ!という気迫と下準備が必要ですよね。
★攻略法★
- 何を勉強したいのか?を最初から決めておこう!
- 質問内容を考えておこう!
- 体調管理もしっかりとして、当日集中できるようにしておこう!
知識は覚えればいいけど、使うためには繰り返さないと
高校試験内容、ちゃんと覚えている人どれくらいいます?
大人になってからよくありますよね、「あーちゃんと勉強しておけばよかった」
短期の暗記ではなくって、長期人生に使えるための勉強。
そのためには何度も何度も繰り返しやってみる必要があります。
受講したら終了!であったら普段のレッスンと同じになっちゃいますよね。
プロのダンサーでもプリエを繰り返します。
何度も踊ったことがある役でもリハーサルを繰り返します。
なぜか?それは繰り返すことに意味があるから。
プロでもやっているンだったら、プロになりたい人は何倍も多く練習しないといけないんじゃないの?
★攻略法★
- セミナ―に参加した後、どうやって自分の生活にとりこむか?まで考えて
- 1か月後、3か月後・・・カレンダーにしるしを付けて、反省する時間をとりましょう
- 内容を覚えていないんだったら同じセミナーを繰り返し受講する必要があるかも!目新しいものに飛びつかないように。
間違った知識であればアウトプットも間違います
当たり前ですが、掛け算九九を間違えて覚えたら他の計算をする時に間違いが起きます。
バレエの先生が間違った事を指導していたらケガに繋がります。
- ピアノの下につま先をいれて伸ばしなさい!
- ぎゅーぎゅー押しながらストレッチしなさい!
- 大腿四頭筋は使わないで踊るのよ!
こんな指導をされてきたら、ダンサーがケガをするのはDLSフォロアーさんならご存知の通り。
ってことはね、自分で「自分の為に」勉強する時でも、間違ったことを覚えちゃったら今後の練習で間違えちゃうんだよね。
★攻略法★
今日挙げたポイントたちはcircle of lifeになってるわけ。
間違って覚えたらアウトプットも間違える
↓
だからこそ知識を曖昧にしない様に気を付けてセミナー受講する
↓
記憶が薄くならないうちに(曖昧にならないうちに!)繰り返して覚える
↓
その時に間違ってたらアウトプットも間違えちゃうから・・・
↓
知識を曖昧にしない様に気を付けてセミナー受講・・・
ま、分かりましたでしょ?
最後に、最近来た質問から。
「同じスタジオでレッスンをしていても、上手になる人と、そうでない人がいるのは何故ですか?」
知識のインプットと体へのアウトプットがしっかりと出来る人は、同じレッスンでも伸びしろがぜーんぜん違います。
そして、こういう努力ができちゃう人の事を、才能のあるダンサーと呼ぶんです。
(この質問をくれた人は上の質問を含め、様々な質問入りのながーいメールをくれたんですが、それに対して私もしっかりとお答えしました。
そのあとのお礼メールや連絡がないのをみるとやっぱりインプットとアウトプットがしっかりとできていないんじゃないかな、って思ちゃいます。)
同じようなブログ
→貧乏ダンサーのための節約術 どこでセーブし、どこで使うか?
Happy Dancing!