貧乏ダンサーの節約術 どこでセーブしどこで使うか?

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貧乏ダンサー

まぁ、なんてトピックでしょう!!

 

これはこの前2人のダンサー兼バレエ教師とお話していたときに出てきたトピックです。

(音声で聞きたい人は一番下へ。ポッドキャスト・Youtubeで再生できます。)

 

「レオタードって高いよね」

「トウシューズも高いよね」

「レッスン費って高いよね」

 

なんて色々。

 

 

バレエスタジオ経営者でなければレッスンを教えるのっていいお金にはならないし

(将来バレエの先生になりたーい!って思っている子達、今からお金を貯めておくんですよ笑)

 

 

バレエダンサーとして舞台に立っていてもお給料は悪い。

バイトする時間も体力も限られているし、

 

発表会のときはただ働き。

 

留学したらしたで、お金がかかるし、

舞台代、生活費、オーディション費、交通費、ビザ・・・

 

上げればキリのない出費ったら。

 

 

 

んで、考えてみたダンサーのための節約術。

きっと色々他の案も出てくるからこれはVol1ということで。

 

 

 

 

レッスン費

 

レッスンは量ではなくって質です。

とはいっても、バレエのように特殊なフロアやバー、ミラーが必要な踊りでは、やはりスタジオに通う必要があります。

 

また、先生にみてもらって「フィードバック」、つまり注意をされる。

そしてその注意を直すから上手くなるのですよね。

 

なのでまずレッスン費を十二分使うためにも、

 

1)レッスンで言われた注意を身につける

2)毎回のレッスンで集中する

3)毎回のレッスンで目標を持つ

 

と同じレッスン量を払ってなんとなーく行っているクラスよりも上達します。

 

また、レッスン場以外でできることは自分で行いましょう。

 

セルフケア・・・レッスンで100%の力を出し切れるように。ウォームアップ、クールダウンもその日、次の日のレッスンの質を上げてくれます。

 

ボディコンディショニング・・・レッスンでの注意が直るように、100%自分の体を使いきるために。

 

スタミナ作り・・・これも1度のレッスンで学べることを増やす鍵。

2グループでのグランアレグロがあったら、両方出来るような体力があると1回のレッスンで勉強できることの幅が広がります。

 

勉強・・・バレエの歴史、ステップについて、解剖学についてなど自分で出来る勉強はレッスン場にいなくても可能です。

 

 

 

 

バレエ用品

バレエ用品には必要なものと、必要でないものがあります。

 

必要なもの。

足にあったトウシューズ、バレエシューズ。

これは怪我を防ぐためにも大事です。

トウシューズの長持ちのさせ方、サイズの合わせ方、自分の足に合わせる方法・・・は「ダンサーの足」クラスでお話したとおり。

また、自分が一番きれいに見えるレオタードやきれいなタイツはオーディションや写真撮影のときに必須。

 

 

必要じゃないもの。

 

ウォームアップギア。

レッグウォーマーやサウナパンツをはじめ、おしゃれなのか機能的なのかイマイチ良く分からないものたち。

そこにお金をかける必要はありません。

 

また、バレエショップで買うと値段が高くなるので、

コンテンポラリー用の黒タイツをはじめ普通のお店で買える物もチェックしておきましょう。

 

特に子供の場合、成長中ですから今買っても無駄、というものがたくさんあります。

 

お母様がた、確かに可愛いかもしれないけれど彼女が将来留学したい、というときのため、

そして1ヶ月に10足ポワントが必要になるプロレベルのために貯金しておいたほうが賢明です・・・

 

 

 

 

エクササイズギア

セラバンドやソフトボールなど、私が大好きなもの、

そして甲だしマシーンのようにイマイチ何のためにやるのかわからないものまで。

エクササイズギアはたくさんありますね。

 

私はいつも

 

エクササイズバンド(セラバンド)

ソフトボール

フォームローラー

バランスパッド

 

は絶対に買っておくべき、だと思っています。

それ以外は本当に必要か、そして様々な使い方が出来るかどうか考えてからのほうが良いですよね。

今度このようなギアを選ぶコツについても書きますね。

 

 

プロダンサーの彼女が使っているから、と宣伝に書いてあるから本当に彼女が使っているか?

といったらそうでない、という事もよくあります

(宣伝モデルとして起用されているだけ)。

 

 

また、見よう見まねのエクササイズギアの使い方は危険です。

エクササイズバンドを使った甲だしの練習は様々なところで見ますが、

見よう見まねでやっていたら意味がありません。

(どんなものでもそうですよね。見よう見まね。)

 

それだったら、古くなったトウシューズをデミポイントシューズに作り変えると0円で足を鍛えるエクササイズが出来ます。

そしてエクササイズ、と言っても難しい事を覚える必要がなく、ただ正しく床を使ったバーレッスンでOK!

(デミポイントシューズの作り方、DLSで出しています。こちらから)

 

 

ただ、エクササイズバンド1本で全身を鍛えることも出来るのも事実です。

フィードバックをくれる道具にもなるし、ケガの応急処置にも使えます。

 

今年新しく来た日本人留学生の子達が「セラバンドってこんなに凄いんだー」と驚いていました。

 

 

 

 

ボディケア(プロ)、トレーナー

この部分についてケチケチしないこと。

これは私が苦い経験をした部分でもあります。

 

最初にケガをした時にしっかりとトレーナーを探せば、体を鍛え、正しいリハビリに導いてくれたことでしょう。

怪我しているときは病院代など、とても高いので躊躇しがちですが、

その後のリカバリーの早さ、そして再発防止の面から考えて、とてもいい出費だと思います。

 

 

 

また、バレエは踊っていられる時期が少なく、プロになるのも大変。

そういう職業を目指したときに、体を鍛える、そしてケアするというのは出費ではなく自分への投資だと考えるほうが良いでしょう。

 

本当に怪我して、手術が必要になった場合、医者代、手術代、薬代・・・

その間のレッスン代は帰ってこない。

 

 

 

などと大きな出費になります。

もちろん時間の面からしても無駄。

 

 

 

 

セミナー

これはセミナーを行っている人間からすると、受けたほうがいいですよ!

と言いたいです。

 

ただし、レッスンと同じで幾らバレエの大先生が外国からきて教えてくれます!といっても、

学ぶほうの準備が出来ていないと意味がありません。

 

例えば、コンクールの練習と発表会の練習が重なって毎日クタクタのときに勉強しても頭に入るでしょうか?

 

また、親や先生に言われて受けるセミナーと、自分が受けたい!と思って受けるセミナーでは、

内容が一緒でも身につくものが変わってきますよね。

 

 

ですから、「皆が受けているから」とか「人に言われたから」という理由で受けるのは意味がないと私は思います。

また、セミナーも「受けっぱなし」「インプットしぱなし」では意味がない。

 

復習、復習、復習。

 

これはバレエのステップでもいえることです。

そうする準備が出来ていなければ受けても意味がないんではないですか?

 

 

ただし。

インプットしないとアウトプットできません。

 

若いバレエ教師やアシスタントの人は特に、自分の経験のなさを変えることはできませんが、

人よりも勉強する、という事は出来ます。

井の中の蛙、にならないためにも同じ夢を持つ人たちと出会っておきたい。

 

小さなスタジオで、いつも同じ先生からレッスンを受けている場合、

体がそのような振付、教え方、注意の仕方に慣れてしまっています。

 

オーディションのときに驚かないためにも、他のレッスンを受けておくことも大事です。

 

ケチケチして成長できるチャンスを逃しているのか、

勉強したふり、としてお金を無駄にしているのか。

そのあたり、考える必要がありそうですね。

 

 

3000円でエクササイズのセミナーを受けた、としましょう。

交通費も考えて計4000円。

 

これを一度きりにしてしまったら4000円の出費だけど、毎日エクササイズを繰り返したら

3ヶ月で一日につき44円の出費。

 

ペットボトルのお水よりも安くて、バレエも上手になる、って素敵でしょう?

 

 

そこから体が強くなって怪我への出費が少なくなるかもしれないし、

オーディションに受かったらお給料も入ってきますよね?

 

 

 

 

コンクール

コンクールの善し悪しについてはもういくつか記事に書きましたから飛ばします。

ここではコンクールで節約する方法。

 

まずは衣装ですが、ローザンヌ国際コンクールに出るときには、衣装はできる限りミニマムなものを、といわれます。

ヘッドピースもそう。

 

なので、成長期を過ぎたダンサーであれば、白のチュチュをひとつだけ持っているだけでOkです。

その上に踊りによって飾りをつければいいんですから。

 

特にコンクールで舞台に立っているのは長くて3分。

試験管は衣装の綺麗さ、で点数をつけているわけではないですよね。

キトリのバリエーションだったら赤系の巻きスカート生地を白チュチュの上に乗せ、

バラの花を縫いつけておけばいいんです!

 

なんていったら衣装を作っている人たちに怒られそうですが・・・

借り衣装も良いですけれど、体が綺麗に見える自分のチュチュに+αの方が舞台栄えすると思いますよ。

 

 

ちなみに舞台メイクを買う必要もないと私の経験から思います。

こちらでは舞台メイクを使っているプロダンサーなど殆どいなくて、普通のメイクを濃く塗っています。

最近のメイクはウォータープルーフだし。

生徒のときの写真も、その後ゲストとして出た舞台でも、使っているのは普通のメイク用品です。

1OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

 

 

 

ダイエット食品

これは無駄なので買わないようにしましょう笑

ダイエット食品で人間が痩せたら、ダイエット食品が作られた90年ごろから肥満の人間がいなくなると思いませんか?

ダイエット茶ですっごく痩せたら、病院で手術の前に痩せましょう!といわれなくなりますし、

世の中に存在する400kg以上の命に危険性のある人たちに薬として処方されているはずです。

 

ダンサーに必要な体は、細いだけではありません。

 

強いからだ。

健康な体。

 

そのためには上質な食べ物を食べてあげなければ動けません。

 

ちなみに交通費を節約するために歩く、というのはダイエットの面からしても、節約の面からしても、

スタミナをつける、という面からしても最高ではないでしょうか?

 

DLSポッドキャストを聞きながら街を颯爽と歩いてください。

その時に舞台に使いたいメイクをしておいて、汗で流れないかチェックも出来ますしね!

 

 

Youtubeから聞きたい人はこちらから

 

 

Happy Dancing!

ai

 

 

 

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