About

はじめまして!

DLS こと Dancer’s Life Support.Comの創立者、佐藤愛です。

このサイトでは「生徒の安全と将来の健康を考えるレッスンを”当たり前”に」をモットーに

豪州のバレエ学校で10年以上専属セラピスト兼講師を務め、世界各国のバレエ団や、ミュージカル、オペラ歌手などを治療、リハビリしてきた私が、

生徒を大切に育てていきたいバレエ教師の皆さんや、バレエダンサーをサポートする治療家&トレーナー

もちろんダンサー本人や保護者向けにバレエ解剖学、ダンサーの為のエクササイズや、正しいバレエテクニックについて情報を発信しています。

もしかしたら、DLSは知らないけど、バレエストアなどで私の本バレエの立ち方できてますか?」「ターンアウトできてますか?」「プリエ使えてますか?」「バレエの上半身使えてますか?を読んだよ、という人達もいるかもしれないし、

バレエ雑誌Claraでの連載解剖学で分かる!バレエの体の使い方や特集、バレエ雑誌クロワゼの特集で知ったよ、という方もいらっしゃるかもしれません。

それだけ聞くとなんだかすごい人みたいかもしれませんが、私も皆さんと同じような悩みや挫折がありました…

バレエスタートと留学生活

私がバレエを始めたのは6歳の時でした。

近所の幼馴染の女の子が通っていたバレエスタジオについていくことになったからです。

そのお教室の発表会は1年半に1度、皆さんと同じように、当時の私も普段の練習よりは

リハーサルや衣装、本番のお化粧がとっても楽しみでした。

これ!といった衝撃的な事件があったわけではないですが、いつの間にか、プロダンサーになることが将来の夢に変わっていきました…

Ballet

数多くの講習会、そしてカナダへの短期留学を経て18歳になった私は、高校の卒業式を待たずにオーストラリアのメルボルンにあるフルタイムのバレエ学校に留学したのです。

楽しみにしていたフルタイムのバレエ学校生活。そして特別に2年間コースの2年生に飛び級!

しかし、毎日5時間以上、1週間に6日休みなく踊る生活、そしていきなり2年生のクラスに混じって練習をし続けた結果、私の体はすぐに悲鳴をあげました。

日本でもたくさんクラスをこなしていたつもりでしたが、それでも1クラス1時間半程度を週に4,5回。

最初の3か月が終わる前には、原因不明*の足の裏の痛みでクラスを休まなければいけない結果に…

 

*当時診てもらっていた治療家たちから原因不明と言われましたが、数年後オーストラリアバレエ団の医療チームで研修していた時に、原因もリハビリ方法もあると言われ愕然とするのですが…

たくさんのスキャンやレントゲン、レッスン中止は勿論のこと、レントゲンを使い抗炎症剤を直接関節部に注射したりと様々な治療を受けました。

が痛みは良くならず、結局ブーツと呼ばれるギブスのようなモノを履いての生活を続けました。

なんで海外に踊りにきたのにクラスを見ているの?
どうして私だけがこんな辛い思いをしないといけないの?

という想いとともに、何も出来ない悔しさと、何もしてくれない専門医やフィジオへの怒りで、毎日泣いていたのを覚えています。

 

ケガから6ヶ月後。やっと踊れるようになった頃には年末試験とリハーサルの練習が始まっていました。

たくさん休んでいたのにソリストの役を頂いて、皆に認められなくては!といきなりレッスンに復帰したんですが

勿論体がついていけるはずもなく、両脚疲労骨折と言われる始末

騙し騙し踊りながら最初の1年を終えました。

 

2年生、2年目。

怪我自体は少しよくなったものの、踊りのくせや筋肉の強さなどは変わらなかった為、少しでもレッスンの量が増えると同じ部分が痛くなりました

 

強化エクササイズの存在やリハビリの方法なんて知らなかった為、痛ければ休む。を繰り返し踊る毎日。

実はこれが問題を悪化させていた原因なのですが、「痛かったら休め」って言われてきたから、その通りにしていたの。

バレエダンサーに特化した、ケガ予防やリハビリ知識の大切さ
見た目や床での柔軟性ではなく、正しいバレエテクニックの重要性
レッスン内容やレベル、体の癖やケガと結びついた”バレエダンサー用”エクササイズ

今のDLSを知っている人達なら、私が口を酸っぱくして毎日お伝えしているこの3つの知識がなかったため、

2005年、私は学校卒業とともに踊ることを断念しました。

Dance School

挫折の原因を探して…

何が原因で、踊れなくなったのか?の答えを探すために、そして私のようなダンサーを助けるために。

 

卒業後、私はメルボルンの専門学校に進み、バレエ団の医療チームに研修につき、「バレエに特化した」解剖学や、ダンサー特有のケガの原因や、舞台復帰について学ぶ中で、ようやく分かったことがあります。

 

エビデンスベース、つまり研究や論文が出ている情報と共に、

自分の体の構造を理解し(バレエ解剖学)
派手なテクニックや、床でどれだけ足が開けるか?ではなく、本当に必要なバレエの動きを練習し(正しいバレエテクニック)
現在のバレエダンサーに求められるレベルで踊るため&ケガ予防のために体を作る(ダンサーに特化したエクササイズ)

これが出来たら、殆どのダンサーのケガは予防(再発予防も含む)できます。

でも、多くの日本人ダンサーは

バレエの基礎である立ち方やアライメントをすっ飛ばして、難易度の高い事(フェッテやポワントホップなど)が出来ていたら上手だと勘違いし
開脚すればターンアウトが出来ると信じ、スプリッツが出来たら上手な証拠だと勘違いして無理やりストレッチを行い、
流行りや、プロダンサーがSNSでやっている、バレエや、自分に合っていないトレーニングを齧ったり、
痩せればプロになれると勘違いして、エビデンスや専門家の意見を無視して、ダイエットする。

そのうえ、私も経験したように、バレエダンサーを熟知している人ではない、”治療家”に診てもらって、「痛くなくなるまで休む」けど、ケガの原因である弱さや、テクニックの問題を解決しないもんだから、踊りに復帰したらまた痛くなる、の繰り返し。

 

ダンサーの夢を守る知識は存在する。

でもダンサー達はもちろん、先生たちがその知識を知らない

 

このギャップを埋めるために、バレエ学校で治療家として、そしてエクササイズクラスやバレエ解剖学講師をする傍ら、2013年にDLSをスタートしました。

DLSが提供していること

現在DLSでは「バレエ解剖学」「ダンサーの為のエクササイズ」「正しいバレエテクニック」の3つの柱を中心に

生徒の安全と、将来の健康を第一に考えるレッスンが「当たり前」になるように情報を発信しています。

 

無料のブログやポッドキャスト、低価格で手に入れることが出来る書籍

毎週参加出来るオンラインエクササイズクラスや、

勉強したい内容を、自分のペースで進めることが出来るオンラインセミナー(ライブラリ)や1年に一度の来日セミナーなど。

勉強をする気持ちがあるなら、今すぐスタート出来るようになっています。

ダンサーの為の オンライン エクササイズ

教師の為の ライブラリ

DLS公認 スタンス インストラクターコース

一緒に安全なバレエ界を作ろう!

もし、最後まで読んでくれていて(長かったよね、ありがとうございます)

同じような悲しい経験をしてきたり、こういう生徒を育てないようにしたい!と思ってくださったら

一緒に安全なバレエ界を作っていきましょう!

 

DLSのゴールは

生徒の安全と、将来の健康を考えるレッスンを”当たり前”に

 

“当たり前”にするためには、大多数の人が同じように、ダンサーが長く踊り続けられるための知識の大切さを考えてくれる必要があります。

まずは毎月1日と15日にダンサー(+応援したい保護者の皆さん)&バレエ教師向けにお届けしている無料メルマガにご登録くださいね。

そちらでお会いできるのを楽しみにしております。

Happy Dancing!