引きあげて、引き上げて、引き上げて!


 

57180_6086前回、背骨の別々な部分の呼び方とそこにある自然のカーブについて少しだけお話ししました。

今日はそれをもう少し掘り下げていこうと思います。

「引き上げなさい!」

という言葉はどんなスタジオでも良く聞く注意の一つですが、

引き上げる、という事っていったい何なのでしょうか?

 

生徒一人ひとりによって違いますし、先生が意味したい事も違うと思いますが、

下にいくつか例を挙げてみました。

 

筋肉が働いていない

:関節に乗っかっていて、自分の筋肉で体を支えていない

危険な事:関節に負荷がかかっているので、軟骨のすり減りがおこりやすい。

自分の力で体を支えていないため、靭帯に負担がかかりすぎる。

正しく筋肉が使えていないため、見た目がよくない。

 

筋肉を短く縮めて使っている

:無理やりキープしようとして、筋肉を固めてしまっている

危険な事:力でステップを踏んでいるのでラインが美しくならない・ラインの伸びがない。

筋肉が正しく発達しない。

無駄な力がかかっているので疲れやすい

 

背骨の上に「座って」しまっている

:アラベスクの時に背骨全体でカーブを描くのではなく腰椎だけで足を上げている

危険な事:腰椎の骨折、椎間板損傷、すべり症などの脊柱のけが。

腹筋が使えていないのでターンアウトがしっかりと出来ない。

踊りの線がよくない。

ジャンプの着地でこの状態になると、腰椎のケガ以外にも骨盤など他の関節にも負担がかかってしまう。

 

上の2つは筋肉の話なので、また筋肉の働き方を見ていくときにお話しします。

今日は背骨がテーマなので3つめ、背骨の上に「座って」しまっている を見ていきましょう。

 

背骨にはカーブがあるのを前回見ましたね。

facebook spine quiz answer

素晴らしく簡単に言うと、

引き上げるというのはこのカーブを出来る限り伸ばして踊る、という事になります。

そうすることによって、

体の重心が高くなり、素早い動きが可能になります。

また、背骨にくっ付いている筋肉を使いやすくできるので、しなやかな上半身を作ることが出来ます。

 

簡単でしょう?

ではどうしてこの「引き上げる」という注意がまだたくさん存在しているのでしょうか?

 

それは、理論は簡単だけれど、実践は結構難しいのです。

多くの生徒は引き上げようとして次のような事をします。

1)引き上げようとしたあまり、肋骨が開いてしまい、重心が後ろに落ちてしまう

(この記事参照)

2)腰椎のカーブをなくそうとして骨盤がタックしてしまう

(この記事参照)

 

このような事が起こると、まず一番最初になくなってしまうのはターンアウトです。

これはセミナーの「フロアエクササイズforターンアウト」というクラスで説明しましたね。

引き上げなさい!ターンアウトしなさい!は一番多く使われる注意ですが、

どちらか一つが出来ていないと、両方ともできなくなってしまいます。

 

でも片方が身につくと、もう片方もできやすくなる、とも言えるわけです。

 

 

どうでしたか?

次のレッスンでの注意で気を付けてみてくださいね!

 

次回は「本当の背骨カーブと嘘の背骨カーブ」についてみていきましょう!

 

 

Happy Dancing!

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