バレエ教師の悩み事 レッスンの痛み

[`yahoo_users` not found]

バレエ教師の悩み事 レッスン中の痛み

DLSの行っているコースの一つに、「教師のためのバレエ解剖学講座」というものがあります。

 

教える人のための、舞台で使える、解剖学。

というのをゴールに始めたこの講座ですが、実は私、大きな野望がありましてね。

講座だけでなく、総合的な勉強ツールとなるべく、頑張っております

詳しくはこちらのページで。

 

今日は、その講座参加者の皆さん用秘密グループ(っていうのがあるんですよ、裏DLS!)の復習質問を一緒に考えてみましょう。

 

*追記:この記事は2015年8月に書かれた記事ですが、2017年8月に少し改正、加筆を加えました。

先生、教師向けの記事だけれど、一番最後に「生徒向け」という部分を作りました。

そっちの質問にも答えてみてくださいね。

「レッスンでカンブレデリエールをしたり、アラベスクをすると腰が痛い、という生徒が言ってきました。今まで腰のケガをしたことはありません。レッスンではどんなことに注意してあげればいいでしょうか?」

 

講座の復習、という面から

腰椎はケガをしやすい、

とか

骨盤のプレースメントが正しくなければ痛める、

などの答えが出てきました。

 

腹筋が使えているか。(DLSの腹筋シリーズ最初はこちら

胸椎の柔軟性はどうか。(胸椎の柔軟性をあげるエクササイズについてはこちら

軸足にしっかり乗っているか。(軸足とジェスチャーレッグの違いを説明した記事はこちら

などのチェック点も出てきました。

 

素晴らしい!

でも、私の大きな注目点は

「レッスン中にどうするか?」

「教師としてどうするか?」

というところ。

 

まず、バレエ教師として「ケガの診断はしてはいけません。」

それは私たちの仕事ではないから。

 

例えそれが「ぎっくり腰じゃない?」とか「(私の時は)肉離れ」とか。

生徒さんが誤解しやすい言葉には細心の注意を払って下さいね。

何をしたらいいか?

脊柱自身に問題があったら?レッスン以外のところで痛めた可能性は??

 

確かにね、80-90%のバレエの痛みは、テクニックがでできていないせいで出てきます。

皆さんが答えてくれたこと、全て当てはまるよね。

 

骨盤がずれていたり、筋力ではなく、重力でカンブレをしていたり。

アラベスクも勢いで上げているのかもしれないし、

上半身が「座って」しまっているのかもしれない。

 

だけれど、それは多くのレッスンをこなしている人だったら、という前提でもあります。

そうではない場合、つまりレッスン場の外での生活がある人達(ってほとんどの人がそうでしょ?ほかの習い事とか、体育の授業とか)いくつか気を付けたいことがあるんです。

 

1)レッスン中は痛い動きをしない

⇒様子を見てみて、痛みがひくか観察

痛みを悪化させず、レッスンをしっかりと行うことをゴールにしましょう!

(正しく体をつかったおかげで、レッスンの後には痛みがなくなってた・・・なんてなれたら最高ですね!)

 

  • アラベスクをアテールにかえる。
  • カンブレデリエールを行う代わりに5番ポジションでバランス

 

など、レッスンを中断させることなく、

痛みのない範囲で踊れるように彼女に伝えることで、

レッスンに参加できる、という安心感と、体に耳を傾ける、という練習ができるのではないでしょうか?

 

あれ?アラベスクアテールだと痛くない。なんでだろう?

5番ポジションでバランスをとったら反り腰になっていた・・・これがカンブレでの問題かな?

 

このような会話が自分と出来るようになったら、「体に耳を傾ける」って事ができた印です。

例え、答えが分からなくても問いかけができる、疑問を持てる、痛みの違いを感じることが出来る事は大事からね。

 

そしてレッスンの後、そのこの様子を聞いて

2)次回のレッスンまでに治療家に見てもらうようにアドバイスする

⇒問題がないかプロに確認してもらう・・・などをするのが安全ではないかな?と。

 

特に成長期だったり、初心者だったりしたらバレエ以外の問題で痛みが発生している事があります。

それがレッスンの時に「痛みに気づいた」としても、原因となるものはレッスンの外にある可能性があるってことね。

 

1人の痛みはレッスンを見直すいいチャンス!

また、同じグループで毎回レッスンをしている場合、大なり小なり同じような間違い、注意点が見えてきます。

これを機に、クラス全体でデリエールポジションの再確認をしてみるのもいいかもしれません。

 

  • みんな、ウォームアップはできているかしら?
  • 変な背中のストレッチをクラス前にしていないかしら?

 

デリエールポジションで難易度的に見ていくと、難しい順に

 

アンエールでのデリエール、プラスカンブレ

アンエールでのデリエール、体はまっすぐ

アチチュードのデリエール

(ここは討論があるかもしれないけれど、

重心から離れれば離れるほど重く感じる、ということを考えたうえで)

アテールのデリエール

足を体から離さないデリエール

(クドゥピエデリエール、ルティレデリエールなど)

4番ポジションの後ろ脚

(4番ポジションの前の脚は少しデヴァン、後ろの脚はデリエールになりますからね)

5番ポジションの後ろ脚

(両脚が地面についているけれど、股関節でみたら少しはデリエール)

 

 

となりますでしょう?

だから、どのステップで問題が生じているのか?

解剖学知識とバレエのパを混ぜ合わせてみてみましょう。

もしかしたら、クドゥピエデリエールの段階で骨盤が逃げてしまっているかも知れません。

4番ポジションで骨盤をスクエアにしようとして、腰を押し込んでいるのかもしれません。

 

解剖学。

レッスンテクニック。

この両方を上手に混ぜてあげると、効率のよいレッスンを指導してあげることができるのではないでしょうか?

 

 

難しいし、答えが出ないこともあるけれど、一緒に話し合える教師仲間ができるっていうのも、

教師のための解剖学講座のいいところではないか?って私は勝手に思っています。

 

生徒のみんなが出来ること

最後に。

皆の先生が全員、こうやってDLSに興味を持ってくれたり、解剖学を考えてくれる人ではないかもしれません。

でもね、自分で勉強することは可能です。

 

生徒の皆さんが「レッスン中に痛みを感じたとき」に考えてほしいことをいくつか並べました。

 

1)レッスン中にケガをした場合は、応急処置の記事を参考にしましょう。

 

2)ケガのあと、レッスンの後に考えたい事はケガしている時に避けたい4つのこと、という記事を参考にしましょう。

 

3)ケガ!じゃないけれど、脚を特定の方向にあげたら痛い、などがあった場合、そのステップをやらない旨を先生人伝えましょう。

でもね、座りこんじゃう必要はありません。

脚を低く、上げる代わりにアテールで、ルルベの代わりにアテールで…

どうやって応用すればいいか?はバレエステップの難易度がしっかりと理解していると分かります。

その部分が分からなかったら、勉強する必要があるなーって思っておきましょう。

 

4)アレグロなど、できない動きがある場合は「レッスンを見る技術」という記事や「レッスンを休みなさい、と言われたときにできる事」を説明した記事を参考にしてください。

 

自分の体の声を聞く、レッスンを自分の体に合わせて応用させる、という知識はプロダンサーになっても必要です!

日本だけでなく、海外のバレエ学校の全てがケガに対して考えてくれている訳ではないのが事実です。

 

自分の体は自分で守る。

自分の夢は自分で守る。

これを考えておいて下さいね。

 

Happy Dancing!

ai

 

[`yahoo_users` not found]

  • 大好評発売中!

  • コメントはお気軽にどうぞ

    メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
    また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

    内容に問題なければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。