バレエスタンスで作られる印象

 

余裕がないけど、自信があるように見せる方法、という記事で、ボディランゲージの大事さ、をお伝えしました。

その記事では、

  • 感情がボディランゲージに出る

という一般的な理解だけでなく、

  • ボディランゲージが人間の感情も作る、つまり自信のある姿勢を保っていれば、のちのち自信がついてくる!ということをサイエンスを使って説明しましたね。

英語でいうfake it until you make itってやつです。

 

今日はその部分も頭にいれながらバレエスタンスで作られる「印象」を考えていきましょう。

 

バレエスタンスとは?

まず、DLS歴が浅い人は知らないと思うので、バレエスタンスとは何か?というところからはじめましょう。

バレエスタンス=バレエでの立ち方。

そのままじゃん!って感じですが、これがとっても大事なんです。

 

私の本、「バレエの立ち方できてますか?」(通称#立ち方ブック)ではバレエスタンスを

あらゆる技術の土台になる、最も大切なテクニック

と説明しています。

 

だって、立って踊るのがバレエ。

ってことは、その「立つ」という事が出来ていなければ、「踊り」の部分もついてこないんですよ。

 

バレエをやっている人なら知っていると思われるインサイド・バレエテクニックという本にも

スタンスが正しくないと芸術的に上達しない(ケガの原因にもなる)。さらに、身体をコントロールする技術もみにつかず、動きも自由でなくなる

とあります。

 

この本は1994年に出版されたので20年以上前のものだから、最近の研究で違う意見がある部分や少し古い情報もありますが、いまだに様々な先生方のバイブルですよね。

 

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オーディションでのバレエスタンスの重要性

 

電車の中や舞台裏でバレエダンサーを見た事がありますか?

髪型がお団子になっていなくても、レオタードを着ていなくても、何か素敵な雰囲気の人を見かけて、

「バレエダンサーみたい」と感じたことがあるかもしれません。

しなやかな筋肉がジャケットに隠れていても、素晴らしい伸びる足の甲がブーツにしまわれていても、バレエダンサーの立ち方は目につくものです。

 

これは立ち方ブックの出だしなんだけど、雰囲気、目につく、なんとなく素敵と感じる。これらが印象のキーワードです。

 

舞台の場合、たくさんのコールドバレエダンサーが並び、みんな同じ衣装を着ていても目につくというのは非常に大事。

オーディションが始まる前に、何となく素敵と感じるのは既に一歩先に進んだことにもなります。

 

もちろん、周りがダンサーばかりの場合、みんながこうやって立っていると思われる(願われる)。

ということは、自分だけ出来ていなければマイナスの状態から始めなければいけなくなるのでかなり不利です。

 

特に、コンクールばかりで練習してきた子達はこの立ち方が苦手。

コンクールダンサーといわれる子達にはその子達特有の立ち方があるんですよ。威圧的というか。

オーディションになると威圧的なダンサーって好まれないからね。覚えておきましょう。

 

また回れても、脚が上がっても、なんとなく下品に見える、というのもスタンスが出来てないから。

しかも、カンパニーだろうが、スクールだろうがオーディションではそのような部分を見せるチャンスがないかもしれません。

 

この前ヨーロッパから帰ってきた生徒が教えてくれた4段階オーディション。

みんなでバーレッスン。

センターからは1,2アンシェヌマン毎にどんどん落とされていく。

最後のグランアレグロ(ジャンプ、脚上げ、回転)ができたのは8人だけ。

 

やっぱり立ち方をどうにかした方が、先に進めるチャンスが増えるということですね。

 

バレエスタンスというボディランゲージ

ちょっと話がずれちゃった感がありますが、バレエスタンスが作る印象を見ていきましょうか。

 

Positive ポジティブ 

そりゃそうでしょ笑

猫背の人や、膝が曲がり、首が前に出た人をみて、「おお、ポジティブだな」って思わないからさ。

しっかりと前をみて立っている、堂々としているというのは見ている方も安心しますよね。

同じような印象で

  • Self-Assured 自信がある 
  • Hopefull 希望に満ちた

なんていうものあります。

 

だれも根暗なダンサーは好きじゃないでしょ。

そして新人、フレッシュという感じを考えたら、希望に満ちた、元気なダンサーが欲しいですよね。

ちなみに、ここでいう「自信がある」というのは confidentとはちょっと違くて、自分を持っている、自分(self)から安定があるって感じの自信です。

 

やるべきことはやってきた自信、っていうのかな?

 

Courageous 勇敢な 

あまり日本では聞かれないかもしれませんが、ダンサーにとって、特に生徒にとってとても大事な要素です。

果敢に新しいこと、言われた事にチャレンジしてくれるダンサーっていうのは振り付け家からしても嬉しいもの。

逆に「私はこーですから」っていう視野の狭いダンサーはやっぱり使い勝手が悪いのです。

 

バレエスタンスとは、基礎が出来てきるけど、何色にも染まることのできるダンサーを表します。

(だって左右差がない状態だからね)

だからこのような印象も与えることができるんですね。

 

Secure 安定している

土台がしっかりとしていると、やっぱり安定している印象を与えます。

例えいつもできないステップがあったとしても、アンシェヌマンの最初に安定している感じが出せれば、

失敗したのを見ても「あれ?今日はうまく行かなかっただけなんだろうな?」って思っちゃいます。

 

逆に、いくら素敵に回転できても、スタートがおどおどしていたら「まぐれで回れたんだろうな」って思っちゃいます。

心理ってそんなもんです。

 

ボディランゲージが感情をつくるとしたら・・・

印象っていう面だけでこんなにたくさんのメリットがあるバレエスタンス。

それはすでにバレエの立ち方ブックで説明しているつもり。

今日は「ボディランゲージが感情を作っている」としたら、という冒頭でお話したコンセプトを使いたいのさ。

 

つまりね、

自信がなくても、安定していなくても、初めてのオーディションで怖くても。

バレエスタンスを練習することで、ダンサーの立ち方というボディランゲージを習得することで、このような感情もよい方向に移動していくってこと!!

 

割り箸加えているだけで、楽しい気分になっちゃうんだから、バレエスタンスが出来たら自分に自信がつくと思うよ!

私はシャイだから、ネガティブだから、自信がないんです・・・っていう人ほど練習してほしいと私は思うのね。

 

もちろん、テクニックの土台が強くなるんだから、バレエも上達する。

そうしたら自然と自信がつきそうだしね。

 

Happy Dancing!

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