DLSポッドキャスト epi311 7年経っても出来ないこと

DLSのお誕生日を明日に控え、今日は7年この活動をやってきたけれど、まだ出来ていないことをお話します。

長い間やってても、結果が出ないんだよねと悩んでいる人は聞いてみてください。

きっと皆、それぞれ「まだ出来ないこと」があるだと思います。

 

聞きたい人はこちらから

 

スクリプト

みなさんこんにちは、DLSポッドキャストへようこそ、佐藤愛です。お元気ですか?

DLSポッドキャストはプロの現場から健康なダンス生活を応援する情報サイト、ダンサーズライフサポートドットコムのブログ音声バージョンプラス

ポッドキャストだけの裏話などを毎週金曜日にお送りしています。

 

ついに、明日8月1日はDLS7周年お誕生日でございます。

ということで、今日のポッドキャストでは7年経っても出来ないことを愚痴らせてください。

 

 

時は2013年、まだ20代だった佐藤愛は仕事への生き返りの車の中でビジネスポッドキャストを聞いておりました。

そこからブログを書くというか、ホームページの作り方とか、そういうのを勉強していました。

当時はバレエ学校の日本人卒業生のみんなに情報を届けられたらいいなぁくらいだったのね。

あと、自分の勉強ついでにブログを書くっていうのは良いかなと思っていた。

 

バレエ学校では2007,8年から働いていたからそっちはすでに慣れていたけど、バレエ団での研修期間も終わり、

そこで勧められてメルボルンのパフォーマーを専門に診るクリニックで働き始めた時期もこれくらいだったんだよね。

 

その時と比べたらすんごく遠くまで歩いてきました。

一年に一度の来日セミナー、しかもボディコンディショニングセミナーしかやっていなかったのが、今は年に3回。

4回の時もあったけど、今年はコロナで年に一度に戻ってしまいましたが、そういう特別な時を抜かして3,4か月に一度は日本行きの飛行機に乗っていました。

 

本も3冊書いたし、クララ連載も1年やったけど、まだ7年経っても出来ていないことがたくさんあります。

 

一番大きな事は、7年経っても有名になっていないってところ。

有名になりたくてやっているのか?と言われたらちょっと長い答えになるんだけど、DLS一本に絞った時もお話したかな?当たり前、常識を変えるためには、過半数を超えないといけないってこと。

 

例えばさ、ダンサーは人間であり、人間の体には構造があるでしょ。

その構造通りに使って、バレエという何百年もの歴史がある芸術に、世界中の多くの関係者が作り上げてきたバレエ医学、スポーツ医学のコンセプトを取り入れる。

そうすれば、今、2020年に出来る一番安全で効果的なダンサーを育成する方法になるはずだよね。

だって、歴史の中で培われてきた芸術とサイエンスの両方のいいところどりが出来るんだから。

 

それに加えて、21世紀のテクノロジーで国境を越えて、ポケットに入っているデバイスでいつでもどこでも勉強が出来る。

それってDLSが始まった7年前はなかったこと。

 

すごいよね、そしてここまで簡単に手に入るんだったら、ダンサーにとってすごくよい世界になっているはずだよね。

だけど現実は、そうじゃない。

 

まぁだいぶ解剖学的アプローチとかっていう言葉が定着はしているようだし、だからこそ私みたいな人間に本や雑誌のオファーが来ていたんだと思うけど、

世界的にもバレエ人口の多い日本の、数多くあるバレエスタジオのほとんどで行われている事が果たして正しいことか?と聞かれたらみんなそろってうーん、っていうよね。

 

ここでいう正しいこと、というのはなんとかメソッドとか、シラバスとかそういうのを放っておいてもっと本質的な事ね。

例えばケガさせないように気を付けるとか、

怪我していたらムリさせないとか、

年齢を考慮してレッスンするとか。

骨の名前や、エクササイズ分析とかではない。

ストレッチがいい、悪いとか、コンクールの善悪でもなく、もっともっと基本的なところ。

 

安全性。

 

それはまだ出来ていないって感じるのは私だけ?

皆さんはどう思います?

 

Safe Danceという名前のセミナーはDLSで初めて、様々な人達に当てはまるようにグループ分けしました。

先生たち用、子供達用、そして大人用。

どの年齢でも、どうやってバレエと向き合っていても。

たとえそれが、プロを目指していなくて、習い事の一つとして週に1度だけやっていたとしても、安全に踊るっていうのは大事でしょと思うのね。

 

安全に踊るっていうのはどういうことか?

ある研究ではウォームアップをすると怪我を50パーセント防げるってわかっている。

睡眠とか食事とか、当たり前のことだけど、体を作る、体を育てるために大切で、ケガを予防するために知っておきたいこと。

たとえそれがバレエでなくても、心身ともに健康で生活するためには、スポーツするためにも、生きていくためにも必要な事。

 

でもね、すんげー人気なクラスではありません。

安全に踊るっていうのは、脚が高く上がるコツとか、1週間で開脚が出来るとか、これだけやればどんどん痩せるエクササイズとかと比べると、グラマラスではないんだろうね。

 

ここよ、ここ。

長くなっちゃったけど有名になるっていうのは、私が有名になるではなくって、安全に踊るという考え方が有名になる事、浸透していくこと。

 

この話はプリエ本の先行予約イベントでもお話したんだけど、国家安全輸送委員会の調査によると飛行機の墜落する確率は0.0009%なんだって。

だけど、毎回飛行機に乗ったらCAさんによるセイフティーデモンストレーションがあるよね。

そして、設備も定期的に確認されている。

 

2014年に出された研究だと260人のバレエ学校生徒を1年追いかけただけで76%のダンサーがけがをする。

確立としてすごく高いのに、予防方法を知っている人達はバレエ人口に対し、ほとんどいない。

 

ま、生徒が知らなくてもね、だって習い事の一環だからさ、というのは簡単だけど、先生たちも知らない。

子供を任せ、お金を払っている親も知らない。

 

 

そしてそれは、7年間一番最初のボディコンディショニングセミナーからずっと変わっていないメッセージなんだけど、変わらない。

そして毎年DLSのお誕生日を迎えるたびに、もしくは本の先行予約イベントとかのマイルストーンが来るたびにすごく残念で、悔しくて、だったらいっそのこと辞めてしまおうかとも思う事。

 

ウォームアップやクールダウン、コンディショニングの仕方を話したボディコンセミナーから始まって、模擬バレエ留学を体験して、留学先で怪我や心が折れるのを防ぐための講習会、

先生たちへの解剖学講座、治療家トレーナー向けのダンサー治療やリハビリのヒントや、子供達にもエクササイズやバレエの 基礎を知ってもらいたいと始めたDLSキッズ。

3冊の本に毎月の雑誌連載、もちろん、毎週ブログとポッドキャスト、メルマガ。

入院しても、手術しても穴をあけないように、って必死にやってきたこと。

それはまだ7年経っても手ごたえがありません。

 

 

エピソード306でコロナで発表会が出来なくなった時の考え方としてポッドキャストだけでのエピソードをやったじゃない?その時に

「バレエ教師は発表会をやり、スタジオを経営するということを選んだわけ。私がDLSをやっているのは私が選んだから。これはマイチョイスなわけですよ。」

とお話したんだよね。

 

それは、毎回凹むときに自分に言い聞かせている言葉なんだよね。

This is my choiceだと。

つまりさ、7年やって結果が出なくてもだれにも文句言うなよ、ってことね、私自身が。

そうはいっても、バレエの先生から「膝を入れるにはどうしたらいいですか?」という質問が来ると本気でDLS辞めようかと思ってします。

 

ひざは入れるものではございません。

ひざは伸ばすものです。

そして、先生が膝を入れてと注意していたら、そのスタジオにいるすべての生徒が間違った使い方を学びます。

 

レモンを切って、輪切りにして、舌の上にのせるって言うと唾でない?出たでしょ?

本をパラパラめくってて、しゅっと指先を切った、っていったらどう?うっ!って思わなかった?

 

言葉には脳みそに与えるイメージっていうのがあるんだよね。

よって膝を入れろ、と言っていたら関節を押し込み、靱帯にのっかり、その使い方で生活していたら大人になったら絶対にひざの痛みに悩まされる人達になる。

 

別に膝を伸ばすエクササイズやストレッチを知らなくても、解剖学的に膝が伸びない子たちはどうなっているのか?を知らなくてもいいんだよ。

ただね、バレエを指導する人が、バレエで必要な体の使い方を知らなったらそりゃマズいでしょ。

こういう現状から、きっとグランプリエでかかとはどこまであげますか?みたいな質問が子供から来ちゃうわけだよね。

 

でも、平日の昼間にインスタ使っている年齢だから中学生とかなので、ちびっこからのイノセントな質問でもないです。

恐ろしいよ、本当に。

 

桃栗三年柿八年と日本語では言いますが、DLSはモモと栗にはなったようですが、まだ柿にはなれないようです。

最近の若い子はすぐに結果を欲しがる、というのは簡単ですが、わたくし佐藤愛も早く結果が欲しいのでございます。

応援してくれている皆さんのためにも、早く結果が出なきゃと焦っているのかもしれないし、

これだけやっているんだから、分かってくれよ、と勝手に思っている自己満足やろーなのかもしれません。

 

 

もし、これが生徒だったらどうするか。

エクササイズを7年やっても結果がでないよ、と言ってくると想像しましょうか。

そうしたら、やっているエクササイズが悪いか、効果が出ているのに自分では気づいていないだけではないか?と話すと思います。

そして、バレエ歴が15年だったら、その半分以下の7年頑張ったくらいで、今まで癖が取れると思うなよ、とも言うと思います。

だとしたら、日本にバレエが到着し、よくも悪くも日本らしく育っていった中でまだまだひよっこのDLSがすぐに結果を出せるなんて思うんじゃないよ、バカかお前は、とも言われそうですね。

 

つまり今の佐藤愛が、鬼の佐藤愛に罵倒されるってわけですね。

そんな世の中甘くないのよ、と言われるのでしょう。

自分が思っている頑張りで満足するなよとか、self pettyに浸るなよとか、もーどんどん言われることでしょうね。

詳しくはこちらのブログで書きましたから自分で読んでくださいとか言われながらね。

みんな、よくそれで私についてきてくれるね笑

 

ということで、私も鬼の愛に罵倒されながら引き続き、DLSの7周年目を進んでいきますので、皆さんもぜひついてきてください。

7周年記念のインスタコンテストは残りの日数が僅かとなりました。

私との少人数エクササイズクラス参加を狙っている人は写真アップをお忘れなく。

また明日、8月1日から3日連続で行われるライブも応援に来てね。

という事で今週はここまで。

 

ハッピーダンシング佐藤愛でした。

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