DLSポッドキャスト epi504 同じ環境、違う感想

来日期間中のイベントやお仕事を通じて、同じ環境でも人によって覚えていることが違うということを感じました。

これは、個人に合った「上達」の方法を見つけるために応用できると思います。

友人や家族との意見交換は新たな発見をもたらし、教師としても生徒の個々の視点を尊重することが重要です。

異なる視点からの学びを大切にしましょう。

Transcript

こんにちは、来日セミナーで約6週間日本に滞在し、無事メルボルンに戻ってきましたDLSの佐藤愛です。

セミナーやコース、小鬼合宿やミーティング等でお会いできた皆さん、

札幌セミナーやスタジオ訪問でお世話になった皆さん、どうもありがとうございました。

 

今回は6週間と長い間日本にいましたし、体調管理も含め特に前半はスケジュールに余裕を持たせていたので、

ホテルと会場の行き来だけでなく、少し日本をエンジョイ出来た感じがします。

400人とお仕事をしても風邪すらうつらなかったのも、来日準備で体力をつけていったからだと思うのですが、

その話はまた今度。

 

 

今日のポッドキャストでは、そんな来日中に感じたことの1つ、

同じ環境にいても、違う感想が出るということについてお話しようと思います。

 

来日後最初のイベントは、小学校の同窓会でした。

同窓会っていうほどの会ではなく、まぁ都合のついた8名くらい?が一緒にご飯たべたよ、って感じなんですが、

去年からポッドキャストを聞いてくださっていた皆さんならわかるように、

去年地元の同級生の1人が癌で亡くなりました。

お葬式には間に合わなかったんだけど、そのあと来日するからって話をして、

25,6年ぶりにみんなで集まることが出来たんです。

今年はそういうイベントではなかったけど、

何かあってから集まろうより、何でもないときに集まれた方が幸せじゃないかなって思って、声をかけてみました。

 

結構緊張しますよね、別にすごく仲が良くていつも連絡を取り合っている人たちじゃないのに、

しかも自分の来日の都合で会わないって声かけるの。

でもそうやって躊躇していたら日本を離れて20年経ってしまったし、

私たちは着実に40歳に近づいているので、

さっきもお話したように、何でもないときに集まれた方がいいと思って勇気を出してみています。

 

私ね、こういう仕事をしているから人と集まるのが得意だと思われそうなんですが、

私生活ではそうではありません。

昔、コロナの前に声が出なくなってリハビリで通っていたフィジオが、普段からもっと喋ろ!というくらい。

だけど、コロナの後からは自分から声をかけないと始まらない、ということを感じましたね。

 

ダメだったら、ダメでいいじゃない。

やらない後悔より、やった後の反省のほうが勉強になるし。

 

今回の来日では、セミナー以外にもこうやって自分から声をかけてお会いした人たちがいるんですが、

その話は次のエピソードか何かにしましょう。

何回かに分けて、来日期間中に考えたことや感じたことをお伝えしようと思っているから。

 

同窓会の話に戻りましょう。

前回来れなくて、今回来れた人が2人と、前回は遅れてきたからあまり話せなかった人もいて、

すごく楽しい時間だったんですけどね。

同窓会ってことは、みんな同じ年齢なわけですよね。

 

同じ学校に小学、中学と通っていて、特に小学校は人数も少なく、2クラスしかなかったはずなのに、

一人ひとり、覚えていることが違ったんですよ。

同じイベント、同じ先生でも、感想が全然違うの。

 

たとえば、中学2,3年生の時に同じクラスだった子がいたんだけど、私の記憶から全くない子がいて。

でも、その子のことを忘れていたわけではなく、

その子は別のクラスだって思い込んでいたんですよ、小学校の時に別のクラスだったから。

とか、ナントカ先生のお気に入りは誰だったとか、このクラスは何階にあったとか。

 

私も、本人も仲良しだと思っていたし、同じクラスでほっとしたという感想も一緒だった子とは、

周りは仲が悪かったと思ってたみたい。

 

あんまり接点がないと周りからは見えた子と、私は共通の興味、動物があって、

一緒に電車に乗って遠くのどうぶつ王国に行ったことがあるとかね。

ちなみにその子は今、獣医看護婦さんっていうの?をやっていて

獣医さんと結婚し、自分たちでクリニックを経営しています。

でも周りが覚えている彼女は、中学の時のやんちゃ具合だけとかね。

 

同じ環境で長い間時間を過ごしたはずなのに、全然違うことを覚えているんだなって感じました。

どっちのバージョンも嘘じゃないんですよね。

違う目線で見た、違う角度から見た、記憶。

 

来日最初のイベントは同窓会だったけど、

最初のお仕事は、DLS公認スタンスインストラクターコース3期生のオフライン授業と、実技試験でした。

このコースで、約11か月間、同じ教材、同じ授業を受けてきた3期生でも、やはり試験の出来は大きく異なりました。

 

試験の出来、というと頭がいいとか、才能があるって言葉に聞こえがちですが、

私が思う試験の出来って、

  1. どこにフォーカスして勉強してきたか
  2. どのように勉強や練習をしてきたか

の2点に尽きると思うのです。

 

もちろん、本人のセンスというのかな?指導への嗅覚みたいなものは多少あるかもしれませんが、

それも場数を踏んで増やしていくものでしょう?

 

エピソード501「直感で決める時 VS 立ち止まるべき時」でもお話しましたけど、

これが必要だ、とかこの言葉が適切だ!と”直感”するのって、今までの積み重ねから瞬時に計算して出すものなのだから。

 

なので、試験の出来とはつまり、コースの同じ教材やアドバイスを聞いて、

どのように自分にアプライするか?の集大成なんじゃないかな、と感じました。

 

昨日言われたことが、今日すぐに出来る、という人もいるし

昨日言われたことを、今日は考えていたのは見えたけど、すぐにはできなかったという人もいました。

昨日言われたことを覚えていないという人もいました。

 

緊張のために忘れちゃうこともあれば、

言われたことをメモしておくという習慣がなくて、頭から抜けてしまっている人もいることでしょう。

ここって、レッスンでも同じじゃない?

前回のレッスンで言われたことを、すぐに次のレッスンで出来る子もいるし

頑張ろうと思っているのは見えるけど、結果にはすぐに結びつかない子もいる。

言われたことを頑張ろうと思っていたんだけど、アンシェヌマンが難しくて忘れちゃう子もいれば

レッスンノートを書く習慣がないから、やる前から忘れちゃっている子もいる。

 

この子たち全員、同じように上達する可能性があります。

誰が才能があって、だれが才能がない、とか

誰がダンサーになれて、だれがなれない、とかはここからは分かりません。

 

でもね、上達する可能性はあるけど、やるべきことはみんな違うんだよね。

 

前回のレッスンで言われたことを、すぐに次のレッスンで出来る子だったら、

短期記憶はいいけど、長期でも出来るか、つまり身につけることが出来るか? という部分がチャレンジになるだろうし、

 

頑張ろうと思っているのは見えるけど、結果にはすぐに結びつかない子だったら、

どうやって知識、理解を体現できるようにするか? を研究する必要がある。

 

言われたことを頑張ろうと思っていたんだけど、アンシェヌマンが難しくて忘れちゃう子だったら

アンシェヌマンが難しくなく、言われたことだけに集中できる個人レッスンや、

レベルの低いレッスンに参加することが良い練習方法なのかもしれないし、

 

レッスンノートを書く習慣がないから忘れちゃっている子だったら、

習慣化するために何が出来るか?を考える必要があるかもね。

 

レッスンの後、すぐに電車に乗らないといけない、という子だったら

携帯にメモすることは出来るかなとか、

忘れちゃいがちだったら、レッスン中にメモすることを先生に相談してみるとか。

 

「言われた注意をやりなさい」という一言だったとしても、

何が問題で出来ないのか?が違えば、対策が変わって当たり前なんですよね。

 

だからこそ、インストラクターコースでは毎回試験の後に、反省会という授業があります。

試験の「結果」ではなく、やってきた「行動」を振り返って、

何が足りなかったか、どこがうまく出来ていたか、

どのような勉強が必要かなどを考える時間です。

 

考えるのは一緒にやるし、困っている点があったら相談出来る時間が授業にもあるけど、

その行動をとっているか?はその人に任されていますよね。

そしてここで、「試験の出来」が変わるんだと思います。

 

同じ環境にいても、違うことを覚えていたり、聞いていない話があったり。

それは同窓会の話のように、思ったよりよくある事なんだと思います。

だけどこうやって練習するといいよ、こういう時間もとるといいよ、というアドバイスがあったら、

そのアドバイスにそって行動を起こすことが出来たか、自分自身が一番知っていると思う。

オンラインクラスは録画してあるので、聞き逃したところを確認したり、後から復習することもできたはず。

 

もちろん、覚えていないことは、覚えていないんだから、

忘れてるところがないかな?と定期的に確認するのもいいかもしれませんよね。

それがセミナーなどでは出来ない、オンラインだけの特権だとも思います。

何度でも、その日の学びが復習出来るんだもの。

 

ほら、舞台を見に行ったとき最初は主役の人だけを見ているかもしれないよね。

だけど一緒に見に行っていた友達が、あの時の舞台装置の動き、すごかったよねーと言ったとしよう。

生の舞台だと、もう一度見ることはできないけど、

録画版だったら見られるんですよね。

 

もちろん、あなたが見た舞台も、友達が見た舞台も、どちらも正解。

その時にしか感じられないものもあるし、雰囲気やクラスの温度、その時考えていたことなど、

リアルタイムにしか存在しない、エクストラの情報もある。

 

ただ、同じ環境にいても、違うものの見方があることを意識しておくと、

友達と勉強するときの意見交換の大切さや、

自分で実際にやってみる、聞くだけじゃなくてね、行動に移す大切さも分かるだろうし、

メモしておいて、後から、知識が増えた頭で見直すことで、

その時の自分では感じられなかった、見ることが出来なかった部分をチェックすることができるとも思う。

そんなことを、同窓会と実技試験で感じました。

 

ちなみに同じ家で、同じ幼稚園、小学校、中学校、そして高校に通い、

同じ習い事をしていた2歳しか年の離れていない妹と私も、違う記憶がたくさんあります。

妹は東京にいるので、来日すると一緒にご飯を食べに行くチャンスがあるんだけど、

今回の来日でも彼女が見ていた景色と、私が見ていた景色の違いにびっくりしました。

だから、勇気を出してでも人と話をする時間をとるべきなんだなーって改めて思いましたよ。

じゃないと、本当に文字通り、意見が偏ってしまうなって。

 

いつも同じ人としか話をしない人は、ぜひこのエピソードを聞き終わったら友達や家族に連絡してみてください。

同じイベントでも、違うように覚えていることがたくさんあると思いますよ!

そして特に先生たちは、同じレッスンをしていても、生徒たち全員違う角度から見ているから、

「なんで覚えてないの!」ではなく、

「何を覚えている?」という目線で指導してあげられたらいいかもしれませんよね。

 

ということで今日のポッドキャストはここまで。

セミナーは終わってしまいましたが、

DLSではオンラインエクササイズクラスライブラリで引き続きダンサーや先生をサポートしています。

同じ注意を自分に必要な角度から理解するために、ダンサーはボディコンサークルエクスプレスを、

独りよがりにならないためにも、先生はライブラリで勉強してくださいね。

 

DLS公認スタンスインストラクター4期生の募集要項やスケジュールについての詳細を知りたい方は、

こちらからどうぞ

 

Happy Dancing!

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