DLSポッドキャスト epi560 新!小鬼度チェックテスト

今回は、DLS公認スタンスインストラクターコースに本当に向いている人を見極める

“新・小鬼度チェックテスト”をお届けします。

SNSや口コミだけでは伝わらない、本気で学びたい人へのリアルな視点とメッセージをお伝えしました。

10ヶ月間の挑戦にふさわしいのは、どんな人?

紙とペンを準備して、ぜひ一緒にチェックしてみてください!

Transcript

この前の来日でガッカリしたことの1つに、

宿泊先に一番近いコンビニで買ったアメリカンドッグが湿気ていておいしくなかった事がある、佐藤愛です。

ある程度の長さ、DLSインスタをフォローしてくださっている人ならご存じのように、

私が好きなものの1つにコンビニのアメリカンドッグがあります。

英語ではコーンドッグと言うんですが、オーストラリアではあまり目にするものではないのね。

なので日本に行ったときに、特別イベントとしてアメリカンドッグを買っていました。

すごく楽しみにして買ったのに、なんとなく冷めてて湿気てたもんだから、まー残念で。

2025年3月の来日でも複数回買ったのですが、2回も美味しくないのにあたって残念でした。

そうは言っても、とっても美味しいのもあったので、また次回チャレンジします。

さて、今日は新!小鬼度チェックテストをお送りしたいと思っています。

小鬼というのは、インストラクターコース生、卒業生たちのあだ名で、

私、鬼の愛が育てたということで、小鬼だよね、という1期生がつけてくれた名称で、

簡単に言うと内輪ジョークみたいなものです。

誰にでも、小鬼になろうよー!と声をかけることはできません。

アメリカンドッグのように、楽しみにしていたのに中身が思ったのと違う…って結構残念じゃないですか。

しかも、DLS公認スタンスインストラクターコースは約10か月、そう半端な気持ちではうまくいかない内容になっています。

そのため、口コミとか、実際に参加した人の声というのも役に立つと思うので、

申込時期にはアップするようにしているのですが、口コミとは結局その人の感想でしょう?

今までの話で、

アメリカンドッグはあれば食べるけど、飛行機に乗って行った先の国で食べたいと思うレベルじゃないな、と思う人もいれば

加工肉は体に悪いし、コンビニ食は健康に悪いと思っている人もいるかもしれません。

私の他の好物、カステラは理解が出来るけど、アメリカンドッグは別に…

という人もいるでしょうね。

だからネット上の誰かが「おいしかったよ!」「メルボルンから楽しみにしてた!」と言っていたとしても、

そしてそれに興味があったとしても、

自分の口に合っているかを知っておきたいじゃない?

そのため、毎年インストラクターコースの申し込みシーズンには、

無料説明会をやったり、コースに向かない人について明記したりしているんです。

私も、100%コミットしてくれる人と一緒に10か月を過ごしたいから、

コースに向いていないな、と思ったらちゃんと伝えられるよう、努力をしています。

せっかく見つけた美味しいアメリカンドッグ、

どうせなら、アメリカンドッグ好きの人たちと分かち合いたいじゃないですか。

そんな感じ。

さ、今週のポッドキャストでアメリカンドッグと私は何回繰り返すのかも興味深いですが、

テストをしてみましょう。

もし紙があったら、一緒に点数をつけながらやってみてくださいね。

Q1 DLSセミナーやボディコンサークル、教師のためのライブラリなど、DLS有料クラスは受けたことある?

A YES!大好きだし、毎回目からウロコです

B タイミングが合わず参加が叶っていないのですが、ポッドキャストは全エピソード制覇済み、インスタやYouTubeも見て、DLSのミッションや愛さんの投稿内容に慣れています

C …実はインスタをちらほら見た程度で、最近愛さんが本を出しているって知りました

Aの人は3、Bの人は2、Cの人は0の点数をつけましょう。

既にDLSの有料クラスを受講したことがあると、贔屓しますよ!というわけではありませんが、

既に私の提供しているクラスの様子やスピード、雰囲気が分かっていて、

それに追加して10か月続くコースに興味があると言ってくれているなら、

コースが向いている可能性が大きいですよね。

逆に、私のことをあまり知らない人ならば

SNSで見ている姿と、指導中の姿のギャップがあるかもしれません。

ギャップ萌えみたいなポジティブな方ではなく、ガッカリする方のギャップです。

Q2 オーバーストレッチやダイエット、12歳以下のポワントはダンサーにとってケガの原因である、生徒にやらせるべきではないと知っている?

A YES! DLSで勉強して、スタジオでは廃止しました!

B 正直まだ100%理解出来ているとは言えないけれど、「分からないことは指導出来ない」と習ったので、辞めました(&そういうスタジオでは働いていません)

C そうなの?でも早くからポワント履いて、細くて体の柔らかい人がバレエ向きでしょう?

Aの人、Bの人は2点追加、Cの人は-1です。

このポッドキャストを聞いてくれていたら、すでに知っているとは思うけれど、

知っているのとやっているのは違います

危険だと分かっているけど、辞められない…という人はこのコースには向きません。

同じく、そういうことを指導している大先生の下でアシスタントをしている人も、このコースには向きません。

これは4期生募集の時も多くの問い合わせを受けました。

でもね、子供たちにとって、アシスタントだろうが、大先生だろうが、

先生であることには変わりないのです。

そして知識も経験もない子供たちが、あなたも怖いと思っている大先生に言い出せないなら

大人であり、理解があるあなたが盾になって守ってあげないといけないでしょう?

そのため、「そうは言ってもお世話になっている先生だから」と言っている方は

コースに来ないでくださいね、ってお伝えしているんですね。

自分が主宰者だったら、言い訳はありません。

色々なところでお伝えしていますが、「そうは言っても、生徒が辞めてしまうから」と言っているとしたら、

スタジオの経営の方が生徒の将来や安全よりも大切だと言っているのと同義語だと私は思います。

そして、そういう人には、このコースは向きません。

Q3 エクササイズの指導法を学ぶコースです。上手に出来なくてもいいですが、エクササイズの効果が分からない人は指導に説得力がなくなってしまいます。

A コース受講を視野に入れてから、エクササイズ経験を増やすようクラスを受けています

B エビデンスベースのエクササイズを提供出来る先生、ダンサーに寄り添える治療家・トレーナーを目指しているので、今からコース中はエクササイズ受講経験を増やしていく予定です

C エクササイズに苦手意識があり、避けています

Aの人、Bの人共に+1点、Cの人は0点です。

この話は、先週のエピソードでお話しましたよね。

A,B共に、エクササイズが好きですとか、エクササイズが上手ですとかは聞いていません。

50m走8秒で走れる、って言うのも聞いていないです。

そこは関係ないので。

そうではなく、自分で体験したことがないことは、指導することが出来ないから

という意味で、この質問を入れました。

ちなみに、卒業生たちが口を揃えて言うのは、

このコース中が、大人になってから一番強くなり、慢性の痛みも減り、動けるようになったという声。

中には、曲がっていた指が元に戻った人や、50肩が改善して、腕が上がるようになったという人までいます。

自分の体が変わったら、教えるときに自信につながると思います。

たとえ1回で結果が出なかったとしても、

「先生もね、毎週やるようになったらここまでできたよ!」と言ってあげることが出来る。

それって指導の強みになると思いませんか?

Q4 コース信条の1つにFirst, No Harm(絶対にケガさせない)があります。危険な行動、言葉を発しないという意味です。

A 絶対に生徒をケガさせないよう、自分で出来る努力をしてきました。この先もしっかりと学びたいと思っています!

B 今の指導で100%ケガさせないと言い切れないのが悔しいです。このコースで変わります!

C プロを目指すなら無理して頑張らないと結果はついてこないし、どこか痛くても好きなことなら、我慢するべきでは?

点数は、Aが3点、Bが2点、Cがマイナス1点です。

Aの回答にある「自分で出来る努力をしてきました」というのは、

今までの生徒がケガしませんでした、という意味ではありません。

ケガした生徒がいたら、それ以上ひどくならないように勉強したとか

出来る限りケガを減らせるように、発表会の準備をしたとか、

定期的に勉強して、ケガを減らせるように努力してきたとか。

こういった自分に出来る100%をしてきたか?という意味です。

もちろん、人間ですもの、完璧は出来ないですが、

ネガティブな経験から学び、次を予防するための努力は、

誰でも、どんなスタジオサイズでも出来ます。

ケガを怖がらなくてもいいし、

痛みがあったら必ずしも悪いことではないのですが、

指導者としての理解って意味で、この質問を入れてみました。

Q5 このコースは自分で勉強するところ、クラス仲間と協力して練習するところ、Zoomを使って試験やクラスに参加したり、パソコンを使って提出物を作ります。

A 学校の勉強は苦手だったかもしれませんが、生徒たちのために&自分が変わるために、自発的に勉強時間を作っていきます

B パソコンに苦手意識があったり、自分から声をかける自信がありませんが、指導者としてだけでなく、人として一回り成長したいと思っているので、苦手なことも初めてなことも挑戦し続けます

C …そんなに勉強時間が必要なコースですか?

A、B共に+2点、Cは0点です。

「大人になって、こんなに勉強したのは初めて!」という人たちが多いのには理由があります。

それは勉強が必要だから。

といっても、すべて指導に直結する勉強「しか」ありません。

  • 教科1で バレエ解剖学やダンサーに特化したエクササイズ
  • 教科2で ダンサーに必要なエクササイズクラスの構成、ダンサーに響く言葉や、逆に害になる説明
  • 教科3で ダンサーに見られやすいケガや症状
  • 教科4で ダンサーからよく聞かれる悩み

というように、このコースは「ダンサーに特化」した授業が展開されます。

それだけではなく、オンライン、オフラインのハイブリッドコースなので、

パソコンを使った学びやアセスメント提出が必要になります。

エクセルの計算式を入れるとか、ChatGPTを使いこなすなどは不要ですが、タイピングは必要になってきます。

今まで、そういう勉強をしてきていないなら時間がかかって当たり前です。

だから、パソコン得意とか、タイピングが早い必要はないですが、

オープンマインドで、やったことがないことに挑戦できる心は大切。

でもそれって、学びのすべてで言えますよね?

知らないことを勉強するから、学びというんだもの。

Q6 このコースは約10か月のコミットメントが必要です。

A コース期間に発表会、舞台などはありません。少し発表会の練習が始まる時期と重なりますが、問題はありません

B 発表会、イベントが1つだけありますが、それを乗り越えられるようスタッフや家族と事前に準備しています

C コース期間中発表会、コンクール引率、自分の舞台があります。

Aの人は3、Bの人は1、Cの人は0点を追加してください。

Cを選んだ人でも、コースが出来ないわけではありませんが、

努力と無茶は違うと私は思っています。

コース中、毎回の試験の後に反省会というのが行われます。

試験結果よりも、試験までの過程を振り返り、この先より良くする必要があるので

試験結果を手渡して終わりではなく、フィードバックや総評、次に気を付けるところなどをお話するんですね。

コース生の1人が「勉強が足りなかった」という反省をしたことがあります。

でも、その人はこの先は舞台が2つあり、リハーサルが増えてくると言っていました。

なので私は

「では、どうやってもっと勉強するつもり?」

と聞きました。

少し考えた後、その人の答えは

「朝早起きすることと、夜もっと頑張ること」

この考え方は多くの皆さんがすると思うのね、特に頑張り屋さんだったら。

でも、これは意味がありません。

既に自分のキャパいっぱい勉強しているんだったら、

これ以上時間を延ばすことは出来ないのです。

早起きや夜遅くまでの勉強では、これから増えていくリハーサルに必要な体の回復時間がとれないでしょう。

生徒の健康を守るためのコースで、自分の健康を犠牲にする行動は無意味です。

だから、コースでは「酸素マスクは自分から」という言葉を多く使います。

飛行機と同じ。

生徒をサポートしたいなら、自分が最初に酸素マスクをつけなければいけないのです。

だからね、コース中に舞台があったらダメ、と言っているわけではないけれど、

勉強に必要な時間、練習時間を捻出できないような

すごく忙しいシーズンが来るのなら、今年参加しない方がいいかもしれません。

とはいえ、コースの最初はタイムマネジメントから始まり、

勉強のヒントや、自分に必要な部分や練習内容のアドバイスは、コース中ふんだんに届きますので、

時間を増やさなくても、勉強内容の質、集中力、マネジメントを行うことで

問題なくコースを行うことが出来る人も多いですけどね。

例えば、教科ゼロ、タイムマネジメントを徹底した人は、

コース中だったのにも関わらず、今までで一番発表会の準備が早く終わり、

生徒たちのケガはゼロで、全員舞台に上がることが出来て、

あまりにも暇だから、クラスメイトのみんな約40個の手作りお面を作っているだけ時間の余裕があったそうです。

Q7 このコースはダンサーをサポートするインストラクターを育成します。

A 私は現在指導者(バレエ、ダンス)、もしくは指導者を目指して勉強中の現役ダンサーで、生徒たちをよりよくサポートしたいと思っています

B 私は今治療家・トレーナーで、ダンサーのクライアントに寄り添えるような勉強を続けたいです

C 私は体やエクササイズに興味がある大人バレエトレーニーです

A、B共に+1点、Cの人はゼロ点を追加します。

ゼロ点を追加って変だね、そのままの数字です。

今回の来日セミナーでも聞かれたのですが、このコースは大人バレエトレーニーさん、

つまり、自分自身がよりよく踊りたい人達には向きません

自分のために勉強するのは楽しいと思うんです。

もしかしたら、この経験から指導者を目指すって思う人も出てくるかも。

でも、そういう人たちは、ボディコンサークルで毎週一緒にエクササイズを学びましょう。

大人でも参加できる来日セミナーもあるし、

教師のためのライブラリは先生用ではありますが、自分で勉強したい人たちも参加できます。

ちなみに、子供のために勉強したい保護者の皆さんも参加はお断りしています。

これも今年のセミナーで言いました。

子供たちにとって、お母さんは1人しかいない。でも先生は何人もいる。

お家でも先生の顔をしないために、お家ではバレエの先生の文句が言えるくらい息抜き出来る場所にするために、

指導者と保護者は役割を分ける必要があると私は考えています。

保護者のためのセミナーは、今年力を入れている部分で、

既に1つクラスがアップされていますから、子供を応援したい保護者は、そちらをご利用くださいね。

Q8 このコースを受講したいと思っている理由に一番近いものはどれですか?

A 自分もたくさんケガをしてきたのに、昔からの習慣や感覚で指導している部分があります。エビデンスベースのエクササイズをスタジオに取り入れて、よりよい指導者を目指しています

B 今は治療やリハビリを行っていますが、ダンサーやパフォーマーに寄り添える治療家・トレーナーになりたいと夢見ています。そのためにダンスに特化したコースでの勉強の必要性を強く感じています。

C 自分が上達するために、体のことを知りたいです。興味が大きいエリアです。

これが最後の質問になりますが、点数はさっき同じ。

A、B共に+1点、Cの人はプラマイZEROです。

さっきの質問とほとんど同じような内容になりますが、

勉強のモチベーションのベクトルが、

自分から外に向いている人と、自分の中に向いている人、と表現した場合、

自分から外にベクトルが向いている人が、このコースに適しています。

自分のために勉強することは、無駄ではないし、人生を豊かにする1つだと思います。

コース生も、自分と向き合ったとか、自分のことがよりよくわかった、

過去の過ちを浄化できるような気持になった、と表現する人もいました。

だけど、それらは副産物であって、メインのゴールではない。

そのため、最後の質問では自分の興味のベクトルを考えてもらいたいなと思いました。

点数はどうだった?

すべての点数の合計が計算出来ましたか?

12~16点だった人

小鬼ポテンシャル高!生徒の安全と将来の健康を第一に考える世界が当たり前になるように、一緒に勉強していけるのを楽しみにしています👹

8~11点

小鬼ポテンシャル有り 残りはどれだけ 1)古い、凝り固まった考えを捨て、2)オープンマインドで 3)努力できるか?にかかっています。必死についていくぞ!と心を決めることができ、今から行動を取り始められるなら、申込してみましょう♡

10点以下

現時点でコースを受けるのは難しそう。まずはボディコンサークルや教師のためのライブラリで勉強を1年続けてみましょう。それが出来たら来年再度考えてみて。

最初にお話したように、コースが向いてるか、向いていないかというのは、

アメリカンドッグが好きか、嫌いかみたいなもの。

点数が低かったからといって、指導者として悪い人!というわけではありません。

でも、食べる前に好みに合っているか、は知っておきたいでしょう?

なので、このテストが味見のようになっていたら嬉しいです。

コースに興味はなかったけど、テストの結果が小鬼ポテンシャル激有だった!という人は

いらっしゃいませ。

もしかしたら、鏡に映る自分には、小さなツノが生えているのかもしれませんよ?

エビデンスベース、科学的根拠や解剖学、運動生理学というドライな側面と

10年以上バレエ学校でダンサーを診てきた経験、

数々の舞台裏で、様々なバレエカンパニーダンサーと仕事をしてきた側面の両方を混ぜ合わせた

DLS公認スタンスインストラクターコース 5期生は、

あなたの指導スタイル、スタジオ、生徒さんを大きく変えるイベントとなること間違いありません。

副作用として、

  • 今までで一番動ける体
  • 自分への理解や、心とからだの健康という理解
  • 大人の青春を過ごせる仲間や、一生ものの友情、
  • 新しい知識、新しいスキル

が手に入ります。

そうそう、お子さんがいるご家庭の小鬼たちは、

  • 受験勉強中の子供と一緒に頑張った
  • 小学生の娘の方が解剖学が覚えられていてびっくり
  • 成人している息子がパソコンのサポートしてくれている
  • 練習に付き合ってもらった旦那の運動不足が解消した

などの、家族へ広がる波紋もあるようです。

親の背中を見て育つというのはこういうことなのかもしれませんね。

生徒たちも、先生の背中を見て学ぶのでしょう。

5期生の資料請求はDLSサイトより。

もしくは、hello@dancerslifesupport.comへご連絡ください。

無料説明会、お申込みスタートは来週5月13日より行われます。

お早めにどうぞ。

Happy Dancing!

佐藤愛

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