教師のためのマスタークラスについて

教師のためのマスタークラス

教師のためのバレエ解剖学講座っていうのは

名前通り

「ダンサーを指導する人」

向けの

「バレエで必要」

「解剖学」

を勉強する講座です。

 

だから教師以外にも、ダンサーをトレーニングしている

トレーナーさんで、もっとクラシックバレエに特化したトレーニングを考えたい、

だとか

バレエの言葉や特殊なケガ、動きを理解したい

治療家さんだとかも参加可能です。

 

過去に受講してくださった方々には

  • トレーナー
  • 将来指導を考えているダンサー
  • 治療家、そして治療家を目指している人
  • ピラティスなどのインストラクター

などがいらっしゃいます。

 

バレエの世界で求められてるものが分かると、

より効率的なトレーニングができたり、

正確なリハビリができたり、

舞台前の治療ができるわけです。

 

また、コネクションが生まれるので、より大きなグループで

ダンサーをサポートできるシステムが生まれます。

結局、これを作りたくてDLSをやっているので。

 

それはいいけど、題名である

「教師のためのマスタークラス」

ってなんだよ?

って感じでしょう?

 

これね、2016年が初めての企画なんです。

 

政府認定専門学校で働く、ということは

教育方法や、公正な試験方法などを勉強し、資格を取らなくてはいけないんですよ。

なので私もそれ、一応持ってます。

 

そこでキーとなるものは、

人間は

  • 見て覚える人
  • 聞いて覚える人
  • 体験して覚える人

がいる。

 

ということで、それに合わせた指導をしなくてはいけない。

と言われています。

 

バレエにこれを当てはめると、

アンシェヌマンを覚えるときに

  • 先生の動きを見て振り付けを覚える
  • 先生の言葉を聞いて覚える
  • 先生と一緒に動いて覚える

 

となります。

 

多くの人は1つの勉強法だけでなく

60%見て覚えて、35%動いて覚えて、5%くらい注意を聞いてる、

なんて感じで3つの分野が混じっているし、

 

勉強する内容によって違うこともあります。

私の場合、日本語は繰り返し文章を読むと頭に入るけれど(見て覚える)

英語の場合、聞いて覚える方が非常に強いです。

 

職業によっては

トレーニングで特殊な勉強法を会得する必要もあります。

例えば、海外のオーディションでは先生がデモンストレーションをすることが少ないので、

聞いて覚える、という作業を強くしなければいけないこともあります。

(日本の先生くらい、レッスン中に踊ってくれる教師は少ないです!)

 

 

なんで勉強法とマスタークラスがつながってるのって?

それはね、バレエ解剖学講座の参加者の皆さんから

「頭では理解ができたと思うんですけど、

実際に踊ってみたいです」

って言われることが多かったからです。

 

実際に踊ってみること=体験してみる

ということで頭に入りやすい人も多いですし、

 

理想と現実にぶつかることもあります。

例えば講座ではデヴァンに脚を上げるとき60度までは骨盤が移動しません。

とお話しします。

が、正しい訓練をしてこなかった人には、これがとっても難しいの。

なのでいきなり生徒に

「骨盤を動かさないで!」

って言ってもダメなわけですよね。

その前のタンジュやジュッテでしっかりと訓練してこなきゃ。

 

また、生徒の立場で解剖学レッスンを受けることで、

模擬体験ができるわけです。

あーこの言葉、すんなりと理解できるな。

とか、あーこの感覚が、骨盤をまっすぐにしておくことなのね。

など。

 

だから今回マスタークラス、と題して教師の皆さんに

体験してみる。

という解剖学講座を作ったわけです。

 

マスタークラスではないのですが、以前解剖学レッスンを行ったとき、

教師の方が

「出産後、ずっとデリエールに蹴り上げる動きが痛くて

仕方ないのかな?と思っていたら、正しいレッスンをしたら

最後のグランバットマンで痛みがなく、脚が上がった!」

という声をいただきました。

 

いつもの痛みや、生徒のケガなども

こうやって解決していけたらいいなって思っています。

 

 

マスタークラスはバレエ教師の方のみご案内しています

あのね、私たち教師は踊っているところ人に見られたくないんですよ笑

 

だから、トレーナーさんや治療家の皆さんは、

バレエ発表会の方を見学しに来てくださいね。

こっちは1月7日です。

 

バレエ学校の試験のようにレッスン内容を公開します。

動作分析はもちろん、ダンサーの生活を垣間見たり、

最初から最後までを見る中で弱い部分が出てきたり、

集中力が欠けたり。

 

または、緊張がほぐれて大きく踊れるようになったりと、

ダンサーの真の姿が見られます。

 

ダンサーは見られて成長します。

そのサポートに皆さんが駆けつけてくれたら本当にうれしいです。

 

ダウンロードできる資料はこちら

2016年冬期バレエ講習会資料

2016年冬期教師のためのバレエ解剖学講座スケジュール表

 

マスタークラスは過去に「教師のためのバレエ解剖学講座」を受講した方、

今回(2016年1月)に受講する方のみをご招待しています。

今回受講をご希望の方は、講座も合わせてお申し込みください。

申し込みは10月1日朝7時から。

質問はhello@dancerslifesupport.comへどうぞ。

 

 

Happy Dancing!

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