ピルエットのスポットをしっかりとつける練習方法

ピルエットのスポットがつけられません。

という質問をフィードバックシートでもらったので今日はこちらをタックルしてみようと思います。

 

ちなみに、

ピルエットのスポットをつけなくても回れちゃう場合はどう指導したらいいですか?

という質問もあったので、記事の最後に答えています。

それだけ知りたい人は、下にスクロールしてください。

スポットをつけなさい!と言われても…

センターで、回転の時だけいきなり

「スポットを付けなさい」

と言われても無理だという事実をまずは頭にいれておきましょう。

 

スポットに限った話ではないですが、変な癖をつけず、確実に基礎を身につけるためには1つ1つを積み重ねる必要があります。

 

例えば、パキータのコーダのように、安定したグランジュッテからアチチュードでの着地がゴールだとしたら

その前にアチチュード オン フォンジュだけでも止まれなければいけないし、

その前にアチチュードデリエールのポジションが正しくできないといけないし、

その前にタンジュやジュッテのデリエールを低いポジションで練習する必要があります

 

グランジュッテ→アチチュードで止まる!「だけ」を何度も何度も練習していると、

グランジュッテという大きな衝撃を吸収するための軸足の強さがないままなので、ケガに繋がりますよね。

 

目につきやすい、出来ないもの「だけ」を繰り返していても、正しくやる方法を知らないんだからさ。

テクニックが出来ない「根源」がどこから来ているのか?を見分けて練習をする必要があるよね。

 

 

という事は、バレエの先生がレッスンプランを作るとき、発表会の6か月前からは

  • バーでも、センターでもデリエールポジションを徐々に増やしていき、
  • プチアレグロやフォンジュなどでも、アチチュードデリエール(たとえ脚が低くても!)で止まる練習をし、
  • ジャンプが多いパキータに耐えられるだけの下半身の強さを作っていく

という事を考えないといけないわけだよね。

 

→レッスンプランって何?と思った人はこちら

スポットは回転の「前」に練習しなきゃいけない

スポットもバレエの基礎。

だから、回転で「初めて」スポットが出てきた、ではなく、

回転の「前に」スポットをつける練習しなければいけないのね。

 

正しくエポールマンに顔をつけ、脚の動きや、ポーデブラに影響されない。

という事が出来なければ、

顔を素早く動かし(エポールマンを通る!)、回転の遠心力と、回転テクニックの難易度の中でできるわけがない。

 

  • 横をしっかりと向く
  • バーで方向を変えるデトールネなど両足半回転の時にスポットをつける事
  • ルティレのバランス練習をする時に、真っ正面(en face)だけで練習しない
  • プロムナードで体の方向が変わっても、見ている場所が変わらない感覚を勉強

 

これらをやってからピルエットの練習、ってなると理論的だと思いませんか?

(Again、ちゃんとレッスンプランを立てていると、こういうものが足りているか?を確認することが出来るはず)

回転への恐怖があったら首は固まる

この記事にも書いたし、あと少しで行われる教師講座のモジュール3でもお話しているけど

首のリキミって心理的なものが影響します。

 

ピルエットに行く前に、回転系に徐々にならしていく、という事をやっていないレッスンを受けてきたら、

いきなりセンターでやれ!って怖いでしょ。

しかも、その時初めてスポットつけるって言われたら、パニックですよ。

 

回転系で首が固まる理由の2つ目として、背骨がしっかりとしていない、というのもあります。

教師講座でも勉強したけど、頸椎1番2番でスポットをしたいわけで、

それより下は1本の棒、軸としてホールドされていなければいけないわけじゃん?

 

骨盤がグラグラ、背骨がぐにゃぐにゃ、だったら

首を力ませないとスポットすら使えない事になるよね。

なんでピルエットでスポットをつけないといけないのか?

この質問もされた事があります。

OOバレエ団のXXさんはスポット付けないで踊ってるよ、と。

 

スポット付けなくても回れるんですよ。

フィギュアスケートの人達を見たら、すぐに分かるでしょ?

 

でも、バレエで求められるもの、バレエの基礎というのがあります。

  • 5番にいれなくてもタンジュできます。
  • 1番を通らなくてもロンデジャンプアテールできます。
  • スポットをつけなくてもピルエットできますし、
  • かかとをつけなくても、プチアレグロできます。

 

だけど、バレエレッスンで世界共通で求められる形というのがあるんですよ。

基礎が完璧だったら全員がダンサーになれるわけではないけれど、

基礎、いらないよーって言っているバレエ学校あると思う?

 

同じように回転していて、シャープにスポットついている子と、どこ見てるか分からん子。

オーディションでどっちが選ばれると思います?

 

残念ながら、コンクールの審査などでは回転数、脚の高さ、踊りの難易度などで点数がつくことがあります。

基礎が大事だよ、と口を酸っぱく言っていても、そういったコンクールの順位「だけ」を気にしていたら、

子供達はバレエはそういうものだ、と思ってしまいます。

言葉だけでなく、行動で示さないとね。

まとめ:スポットをつける練習してますか?

まとめとして、ピルエットのスポットは気合でできるもんでも、意識でできるものでもなく、

コツコツと練習、下積みが必要なんですよ、って分かってもらえたでしょうか?

 

回転系は感覚や、慣れ、で上達する部分が大きいです。

なので、その前に!!

スポットをつけないで回る、というへんな癖をつけないように、クラス構成をしっかりと考えて下さいね。

 

 

Happy Dancing!

  • <お知らせ>

    体の声を聞く練習と共に、弱点を克服し踊り続ける事、長く指導し続ける事が出来る体を育てるボディコンサークルは毎週日曜日にZoomにて行われています。

    スケジュールやトピックの詳細はこちら

  • <お知らせ>

    DLS教師のためのバレエ解剖学講座モジュール1&2を受講された方々向けに、毎月ダンサーに見られやすいケガ予防とレッスンの作り方についてを勉強する「教師のための月一勉強会」があります。

    モジュール受講者は毎月のテーマとスケジュールをこちらからご確認くださいね。

  • 佐藤愛著シリーズ



  • Follow Us!

  • お知らせメールを受け取ろう!(無料)

    最新情報、メルマガ限定コンテンツ、セミナー早期申込などのお得情報が満載!
  • Categories